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森羅万象 ~ 歩く印象派

韓国ソウルの旅(その10)2日目、戦争記念館(前編)

2005年12月21日 23時59分22秒 | 韓国 ソウルの旅
 独立公園を後にした我々はタクシーにて
三角地(サンガクチー)にある「戦争記念館」を目指した。
途中、ソウル駅舎を右に見る。確かに上野駅に似ている。
約10分で記念館入り口に立った。
すぐ目に入るのが、巨大な二人の兵士の抱き合う姿の像だ。

これは“兄弟の像”と呼ばれるもので、パンフの解説によれば
「韓国戦争(朝鮮戦争のことを韓国ではこう呼ぶ。)を象徴
する造形物で」韓国軍の兄と北朝鮮軍の弟が「戦場で劇的に
出会った実話」に基づいているそうだ。
 日本では「戦後』といえば1945年の敗戦以降を指すが、韓
国では「戦後」はない。北朝鮮とは「休戦」状態だからだ。
韓国の人々の中で韓国戦争の占める比重の高さというか、背
負った歴史の重みのようなものをひしひしと感じた。
展示されている戦車や戦闘機などの兵器も第2次大戦という
より韓国戦争当時の物がほとんどだ。北朝鮮軍からの鹵獲品
も多い。戦った敵側の兵器類もちゃんと展示されているのが
ちょっと不思議な気持ちにさせられる。


北朝鮮から脱北してきたミグ。(韓国戦争当時の物ではない)

ミグの前では形無しだったF51。

なぜかB52も展示されていた。

潜水艦の模型もあった。よくわからなかったが兵士が池の中
を清掃していた。

ミサイル類も堂々と展示されている。

イラク派遣軍の戦闘車両もあった。