夕暮れが近づいてきた。
戦死者が静かに眠る国立墓地を後にした我々は今一度
タクシーの人となり、一路ハンギョレ新聞社を 目指した。
(下の写真はハンギョレ社にTELをするNI氏)
ところで、何故ハンギョレ社を訪ねることとなったのか?
つぎのような事情からである。(少し長くなります。)
今年の5月、日本・中国・韓国=共同編集で「未来をひ
らく歴史 東アジア三国の近現代史」(下の写真)が刊行
された。
その日本での出版元がNI氏の勤務する高文研である。
高文研は「金八先生」シリーズが有名だが、日本やアジア
の近現代史に関する出版も多い。
小泉さんの靖国参拝などで何かとぎくしゃくする関係が
続く日中韓三国だが、文化・経済の交流はむしろ密接にな
って来ている。人々の往来も活発だ。しかし、その交流を
心からの友好親善に高めて行くには「韓流ブーム」だけで
はこころもとない。
もっと広い視点で三国の関係を眺めてみることが大切と
考える。とりわけ60年前に日本が中国・韓国に今なお癒
しがたい苦痛や悲しみを与えることとなった侵略・植民地
支配の事実を知り、そのことを踏まえながら、三国の新し
い関係を築く、これは切実な問題である。間違った認識の
ままではちょっとしたことで「反日」「反中」「反韓」な
どのキャンペーンが起こってしまう。このことを心配する
日中韓の研究者、教師、市民の手によって生み出されたの
が本書である。
前置きが、長くなってしまったがこの本の韓国での出版
を行っているのがハンギョレ(新聞)社なのである。
(下の写真)
戦死者が静かに眠る国立墓地を後にした我々は今一度
タクシーの人となり、一路ハンギョレ新聞社を 目指した。
(下の写真はハンギョレ社にTELをするNI氏)
ところで、何故ハンギョレ社を訪ねることとなったのか?
つぎのような事情からである。(少し長くなります。)
今年の5月、日本・中国・韓国=共同編集で「未来をひ
らく歴史 東アジア三国の近現代史」(下の写真)が刊行
された。
その日本での出版元がNI氏の勤務する高文研である。
高文研は「金八先生」シリーズが有名だが、日本やアジア
の近現代史に関する出版も多い。
小泉さんの靖国参拝などで何かとぎくしゃくする関係が
続く日中韓三国だが、文化・経済の交流はむしろ密接にな
って来ている。人々の往来も活発だ。しかし、その交流を
心からの友好親善に高めて行くには「韓流ブーム」だけで
はこころもとない。
もっと広い視点で三国の関係を眺めてみることが大切と
考える。とりわけ60年前に日本が中国・韓国に今なお癒
しがたい苦痛や悲しみを与えることとなった侵略・植民地
支配の事実を知り、そのことを踏まえながら、三国の新し
い関係を築く、これは切実な問題である。間違った認識の
ままではちょっとしたことで「反日」「反中」「反韓」な
どのキャンペーンが起こってしまう。このことを心配する
日中韓の研究者、教師、市民の手によって生み出されたの
が本書である。
前置きが、長くなってしまったがこの本の韓国での出版
を行っているのがハンギョレ(新聞)社なのである。
(下の写真)