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森羅万象 ~ 歩く印象派

グルメギャラリーその10 怒涛の韓国編(その3)2日目夕食

2005年12月30日 19時32分39秒 | グルメ
 とうとう最後の晩餐となってしまった。
いや、実はこの寸前にホテルのバイキングをご馳走に
なってきたばかりなのだが、「ぜひにも焼き肉を!」
と朝から願っていたH崎氏のために再度、昨夜の店に
繰り出した。



店の女性がハサミとトングーで器用に肉を切り分けて
くれるのだが今回は動画でお楽しみくだされ。これは
サムギョプサルといい韓国では最もポピュラーな料理と
後から聞いたがたいへん旨かった。
 以前キング父もこれをマッカリでやるとうまいと言
っていたことを思い出した。

突然、地震が・・・。

2005年12月30日 03時33分46秒 | 歩く印象派
 車が車検ということで2日間ほど電車で通勤した。
電車は速いので駅から駅までは20分足らず、まず
文句はない。しかし家から駅までが徒歩で最短20分、
下車後は会社まで徒歩で50分かかる。合計90分とな
る。(往復だと180分。)車だと片道約40分なので
ほぼ倍の時間を要する計算だ。

 エントロピーの低減や健康の視点からみれば、徒
歩&電車はたいへん好ましいものだ。そういう選択
も確かにあるなと思いながら2日目の夕方、ホームで
電車を待っていた。あと3分で電車が3番線に入っ
てくるところで、突然、ぐらっと来た。

最初の揺れが最も大きく、ホームの天井から下がって
いる電光掲示式の行き先表示板が大きく揺れていた。
屋根からミシミシと嫌な軋り音が聞こえ、もしかした
ら天井が崩れてくるのではないかと思った。幸い、数
秒で大きな揺れは収まり次第に穏やかな振幅となった。

 すぐに時計を確認した。6時45分だった。
まだ、高架工事中の駅舎はあちこちに鉄骨や迂回のた
めの柵が置かれ、迷路さながらの複雑な回廊状態だ。
もし、天井が崩れたり柵が倒れたりしたら、足の踏み
場もなくなってしまっただろう。

 そして、たぶん、そうだろうと思った通り、構内ア
ナウンスが列車の運行停止を告げた。「ただいま、地
震がありました。安全確認のため列車は停止していま
す。」同じアナウンスを二度繰り返した。安全確認っ
て、いったい何をどう確認しているのだろう?そいつ
はいつ終わるのだろう?と思っても、そういう答えは
アナウンスされなかった。さらにホームで待つ乗客の
安全確認に誰も来ないことにも気がついた。駅員に真
っ先に問い合わせようと思っても、彼らがホームに現
れないのである。

 5~6分後、運行再開を告げるアナウンスがあった。
しかし、地震の影響で電車の運行にどんな変化が起きて
、今の状況はどうなっているのか(何分遅れているのか)
は放送されなかった。

 遅れて入って来た電車に乗車後、車内アナウンスが、
「ただいま、この列車は8分遅れで発車しました。」と
告げ、ようやく遅れた時間を把握することができた。

 山形の脱線事故ではないが、災害は必ず想定外の思
わぬ形で襲ってくる。今回たまたま電車を利用した日
に地震に遭遇したが、これが、もっと大きい地震で、
さらに遠隔地であったらどうであったろう?不安も
大きかったに違いない。公共交通を預かる方々にお願
いしたいのは、詳細な情報の提供である。