今週末公開の本作。
久々に試写会に当選し、先週金曜日、有楽町のよみうりホールで見てきました。
18時開場、18時半開演で、18時過ぎに到着した時は7階のホールに上がる階段の
4階から、列ができていました。
会場は満席。
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック共演や、
「9・11で父を亡くした少年の、喪失と再生の物語」というキャッチフレーズ、
そしてこの不思議な長いタイトルに映画への期待が感じられました。
そして・・・泣きました
映画が終わった後、目の周りと鼻が赤くなっていて恥ずかしかったです。
でも・・・アカデミー賞では、作品賞と助演男優賞のみ、ノミネート。
アメリカでの評判はいま一つのようです。
*******************************
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE
*******************************
< ストーリー >
9・11アメリカ同時多発テロで父(トム・ハンクス)を亡くした9歳の少年オスカーは、1年が過ぎても
父の突然の死を受け入れることができない。ある日、そのままになっていた父のクローゼットで
棚の上の花瓶を落とし、「ブラック」と書かれた封筒に入ったカギを見つける。
それが父からのメッセージであると信じ、カギに合う「カギ穴」を探す旅を始める。
人と関わることが苦手なオスカーだったが、父との思い出を勇気に変え、ニューヨークに住む
472人の「ブラックさん」をひとりずつ訪ねていく。
果たして、オスカーはカギ穴を見つけ、父からのメッセージにたどり着くことができるのか?
この年頃の男の子って落ち着きが無かったり、言葉で表現することができなくて乱暴になったりと
扱いにくかったりすることがあります。
オスカーもアスペルガーの可能性が疑われたりしていますが非常に利発な少年です。
そんな繊細で不器用なオスカーを優しく見守り、テコンドーや天文学、調査探検ゲームへと誘う父。
息子とこんなにいい関係を築けるお父さんって素晴らしい。
そんな固い絆で結ばれていた父を、突然失ってしまったオスカー。
今の時代、TVのライブ中継や携帯電話で、死の間際まで繋がっていられるってショックが大きい。
通話終了のツーという音は、まるで心電図の心肺停止音のそれと同じようです。
突然父を亡くし、怒り、悲しみ、喪失、孤独など・・・こころの中で渦巻くやり場のない感情を
じっとこらえたり、時としてこらえきれなくなって早口で爆発させるオスカー。
時として怒りの矛先は母へ向かい、心にもないことを口走る。
大人でも辛く苦しいのに・・・9歳の子供にはこの状況はキツイ。
偶然見つけた鍵が父との探検ゲームの手がかりであると信じ、母には内緒で週末に
鍵穴をを探しまわる。
悲しみが深い時、辛い時、苦しい時は何でもいい、無心でまず体を動かすことが大事です。
この「ブラックさん探し」の手順のまぁスゴイこと。
一人であちこちの家庭を訪ねて行って大丈夫?
母(サンドラ・ブロック)の影が薄いなぁ~、どないなってんの?と気になっていたのですが…
ちゃんと理由がありました。
「親」という字・・・「親は木の上に立って見ている」だけじゃなくて、見えない所で奔走していた
お母さんの行動力も素晴らしい。
この鍵探しを通して、様々な人に会い、苦手なことを克服し、オスカーは成長していく。
御年82歳のマックス・フォン・シドーはアカデミー助演男優賞候補です。
「ロビン・フッド」「シャッター・アイランド」など話題作に次々出演
監督のスティーブン・ダルドリーは「リトル・ダンサー」の監督さんなんですね。
「リトル・ダンサー」は大好きな映画です。
「ジャンパー」でも書きましたが、
13歳の時に「リトル・ダンサー」で鮮烈なデビューをかざったジェイミー・ベル。
不安や怒り、孤独など言葉にならない感情をぶつけた彼のダンス、踊っている時の表情は素晴らしく
「この子は、いったい何者?~」と驚きましたが、今回のオスカー役トーマス・ホーン君も
抱えきれないほどの悲しみと、どこにぶつけてよいかわからない苛立ち、孤独などの感情がスクリーンから
伝わってくるようでした。
この二人の少年たちの元々の才能なのか?
演技経験のない少年にここまで感情の発露を演じさせた監督の力なのか?
主人公の名前が「オスカー」なのに・・・アカデミー賞が取れそうにないのはちょっと痛い。
***** 見た 映画 *****
2月15日「マイティー・ソー THOR」DVD マーヴェルコミックス原作
「恋は3000マイルを超えて Every Jack has a Jill 」DVD メラニー・ロラン主演
久々に試写会に当選し、先週金曜日、有楽町のよみうりホールで見てきました。
18時開場、18時半開演で、18時過ぎに到着した時は7階のホールに上がる階段の
4階から、列ができていました。
会場は満席。
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック共演や、
「9・11で父を亡くした少年の、喪失と再生の物語」というキャッチフレーズ、
そしてこの不思議な長いタイトルに映画への期待が感じられました。
そして・・・泣きました
映画が終わった後、目の周りと鼻が赤くなっていて恥ずかしかったです。
でも・・・アカデミー賞では、作品賞と助演男優賞のみ、ノミネート。
アメリカでの評判はいま一つのようです。
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE
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< ストーリー >
9・11アメリカ同時多発テロで父(トム・ハンクス)を亡くした9歳の少年オスカーは、1年が過ぎても
父の突然の死を受け入れることができない。ある日、そのままになっていた父のクローゼットで
棚の上の花瓶を落とし、「ブラック」と書かれた封筒に入ったカギを見つける。
それが父からのメッセージであると信じ、カギに合う「カギ穴」を探す旅を始める。
人と関わることが苦手なオスカーだったが、父との思い出を勇気に変え、ニューヨークに住む
472人の「ブラックさん」をひとりずつ訪ねていく。
果たして、オスカーはカギ穴を見つけ、父からのメッセージにたどり着くことができるのか?
この年頃の男の子って落ち着きが無かったり、言葉で表現することができなくて乱暴になったりと
扱いにくかったりすることがあります。
オスカーもアスペルガーの可能性が疑われたりしていますが非常に利発な少年です。
そんな繊細で不器用なオスカーを優しく見守り、テコンドーや天文学、調査探検ゲームへと誘う父。
息子とこんなにいい関係を築けるお父さんって素晴らしい。
そんな固い絆で結ばれていた父を、突然失ってしまったオスカー。
今の時代、TVのライブ中継や携帯電話で、死の間際まで繋がっていられるってショックが大きい。
通話終了のツーという音は、まるで心電図の心肺停止音のそれと同じようです。
突然父を亡くし、怒り、悲しみ、喪失、孤独など・・・こころの中で渦巻くやり場のない感情を
じっとこらえたり、時としてこらえきれなくなって早口で爆発させるオスカー。
時として怒りの矛先は母へ向かい、心にもないことを口走る。
大人でも辛く苦しいのに・・・9歳の子供にはこの状況はキツイ。
偶然見つけた鍵が父との探検ゲームの手がかりであると信じ、母には内緒で週末に
鍵穴をを探しまわる。
悲しみが深い時、辛い時、苦しい時は何でもいい、無心でまず体を動かすことが大事です。
この「ブラックさん探し」の手順のまぁスゴイこと。
一人であちこちの家庭を訪ねて行って大丈夫?
母(サンドラ・ブロック)の影が薄いなぁ~、どないなってんの?と気になっていたのですが…
ちゃんと理由がありました。
「親」という字・・・「親は木の上に立って見ている」だけじゃなくて、見えない所で奔走していた
お母さんの行動力も素晴らしい。
この鍵探しを通して、様々な人に会い、苦手なことを克服し、オスカーは成長していく。
御年82歳のマックス・フォン・シドーはアカデミー助演男優賞候補です。
「ロビン・フッド」「シャッター・アイランド」など話題作に次々出演
監督のスティーブン・ダルドリーは「リトル・ダンサー」の監督さんなんですね。
「リトル・ダンサー」は大好きな映画です。
「ジャンパー」でも書きましたが、
13歳の時に「リトル・ダンサー」で鮮烈なデビューをかざったジェイミー・ベル。
不安や怒り、孤独など言葉にならない感情をぶつけた彼のダンス、踊っている時の表情は素晴らしく
「この子は、いったい何者?~」と驚きましたが、今回のオスカー役トーマス・ホーン君も
抱えきれないほどの悲しみと、どこにぶつけてよいかわからない苛立ち、孤独などの感情がスクリーンから
伝わってくるようでした。
この二人の少年たちの元々の才能なのか?
演技経験のない少年にここまで感情の発露を演じさせた監督の力なのか?
主人公の名前が「オスカー」なのに・・・アカデミー賞が取れそうにないのはちょっと痛い。
***** 見た 映画 *****
2月15日「マイティー・ソー THOR」DVD マーヴェルコミックス原作
「恋は3000マイルを超えて Every Jack has a Jill 」DVD メラニー・ロラン主演
サンドラ・ブロックはコメディエンヌとしてもチャーミングな女優さんですが、私は「しあわせの隠れ場所」でのパワフルママの役が大好き。この作品でも、やっぱりサンドラに泣かされました…。
トーマスくんの才能には圧倒されました。
役柄での生意気な話し方が、かわいかったです♪
ご覧になったのですね。
間違いなく今年のベストに選ぶであろう素敵なストーリーでした。
最初にオスカーと母サンドラがぶつかるシーンに泣きました。そして最後「そうだったんだ~」でボロボロでした。「しあわせの隠れ場所」の母リー・アンも胆の据わった素敵なお母さんでした。
アメリカでは何故か評価が低いようです。ストーリーが出来過ぎということのようですが、アメリカの受けた傷は想像以上に深いということなのでしょうか?
自分もこの映画を観終えた後、
目を真っ赤にして泣いてました・・・。
「親」という字!まさにその通りでした!
その場面が一番泣いてしまったところで、
大変なことになってました。
ちょっと話がずれてしまいますが、
「恋は3000マイルを越えて」もご覧になったのですね~。
メラニー・ロランが可愛かったですが、
ちょっとシュールで不思議なラブコメ(?)でしたよね。
お久しぶりです~。コメントありがとうございます。
恥ずかしいほど後半涙が止まりませんでした。
サンドラ・ブロック、後半見せましたねぇ~。
最近数本メラニー・ロラン出演作を見ました。本当にかわいい女優さんですね。「恋は・・・」は不思議なラブストーリーでした。
アメリカでの評判はいまいちなんですねー。
まだこの話題はちょっと生々しいのかな??
母親のエピソード、よかったですよね。
子供が自分の力で乗り越えるのを信じて見守っている姿にじんときました。
自分のことだけでもいっぱいいっぱいなはずなのに。
自分のことを信じてくれる親を持てたというのはオスカーにとっては幸せなことですよね。
コメントありがとうございます。
アメリカでの評価は何故か低いようです。
アカデミー賞でもマックス・フォン・シドーだけだったし・・・。作品賞とかいけそうなストーリーでしたが、やっぱり生々しいんですかね?
前半影の薄かったお母さん、後半グイグイきました。なかなか黙って見守れませんよね~ニューヨークだし、自分のことで精一杯ですから。
見終わって長い奇妙なタイトルにも納得でした。
先日映画館の電光掲示板を見たら「ものすごくうるさくて、ありえない」で切れていて笑っちゃいました。
僕は他の作品を映画館で観た時に
何回か今作品の宣伝を見て
(あ~観たいなあ。)と思ったのですが、
残念ながらソフトにて鑑賞となりました。
(泣く映画は家で思い切り泣いて見たい派です。)
という事ですが
家だといいですよ。夜、真っ暗にして
1人で観るとどんなに泣いても誰に
見られても恥ずかしくありません(笑)
はい、ないことに試写会が当たって有楽町まで行きました。
いやぁ、泣きましたよ。
明るくなった時、恥ずかしかったですが、結構泣いている方が多かったです。
泣く映画はやっぱり家で、まわりを気にすることなく力一杯泣きたいですね。