映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

365日のシンプルライフ

2014-11-15 | ドキュメンタリー
断捨離停滞期に入ってストレスを感じている今日この頃。
今年中にもうちょっとなんとかした~い!と気持ちだけは焦ってます。

8月半ばに渋谷で公開が始まって以来、ずっと気になっていた本作。
やっと横浜で公開になったのに…気が付いたら最終日で一日一回しか無いじゃない!
滑り込みで見てきました@横浜ジャック&ベティ。

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          365日 の シ ン プ ル ラ イ フ

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3年前、フィンランド人の青年ペトリは、彼女と別れた反動でカードを使って買い物をしまくった。
物に囲まれても満たされないと感じ、自分にとって本当に必要なものは何か?と見極める為に
1年間の実験生活を開始する。
決めたルールは次の4つ。
 ・ 持ち物はすべて倉庫に預ける
 ・1日に持ち出せるのは一個だけ
 ・1年間何も購入しない
 ・1年間続けること

映画の冒頭、何も無い部屋で彼は素っ裸です。雪降る冬のフィンランドで!
初日、ゴミ捨て場で拾った新聞紙で前を隠し、深夜誰もいない通りを裸足・裸で通りを走り
荷物をあずけた倉庫に直行。取り出したのは…コートでした。
そりゃ要るわ。
当分の間、パンツも靴下もなし!

1日一個だけっとなると、何にするか?を熟考します。
      
             どちらにするか? 倉庫の前で思案中。

やっと倉庫から洗濯物を戻したら…配管がおかしくて流し台から溢れたり、
自転車を盗まれ、実家のママチャリをもらったり。
何も買わないと決めたのに、修理するより買った方が安いことに困惑したり。

                
                  冷蔵庫もないので要冷蔵は窓の外で保管。

そんな生活の中、彼女ができてデート前にシャツやアイロンなどを倉庫から順次回収。
やっぱりデートの前は小奇麗にしないとねっと、今どきの若者です(26歳だっけ?)。
ちゃんと仕事もしています。

弟に食料を差し入れてもらったり、友人たちに荷物運びを手伝ってもらったりしつつ
頑張り通した365日。よくまぁこんな面白いことを思いついて実行に移したよねぇ。
彼の相談相手のおばあちゃんの言葉が秀逸、説得力がありました。
       
悲壮な感じのスタートから、一つ一つ必要!っとおもわれる物を取り戻し、
後半は彼女もできてエコなデートを楽しんだりしています。
一つ思ったのは、この方、危機に陥ってもキレたりしないんです。淡々と対処していく姿勢がいいです。

龍安寺の知足のつくばい「吾唯知足…吾、ただ足るを知る」
足りないことを不安に思わず、満足する心を持てという教えを思い出しました。

物って、いつの間にか増えています。(買っているのは私ですが…)
増えてしまうと、何が必要か?が見えなくなってしまいます。
何年も使っていない物って一杯ありますよね?
置き場所が無ければ減らすしかないのですが、なまじ場所があると増やしてしまうんですよね。
こんな風に、何も無い状態から(素っ裸からというのは無理ですが)本当に必要な物は何か?を
吟味して暮らすって、ちょっとやってみたい気もしました。
今の私は、必要のない物を溜めこんで、ストレスまで溜めているという悪循環に落ち入って
いる気がします。

エンドロールに彼が戻した365個の一覧がでてきます。
何をどんな順番で戻していったか非常に興味があったのですが、フィンランド語!
残念ながら、全くわかりませんでした(最初の方だけ日本語字幕が出ました)。

11月も半ばに差し掛かり、2015年がすぐそこに。
積年の不要なもの、洗い出して減らさなくっちゃ~とモチベーションが上がりました。



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 ***** 見た 映画 *****
 
 11月12日 「マダム・マロリーの魔法のスパイス」@横浜ブルク13

 11月14日 「365日のシンプルライフ」@横浜ジャック&ベティ


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