映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

懐かしのアメリカTVドラマ

2007-11-22 | TVドラマ
大阪生まれの大阪育ち、神奈川で暮らしてはや20数年、
大阪弁と標準語を自由に操る「バイリンガル?」になりました。

以前、某オンライン雑誌に3ヶ月、映画の記事を書いてからあっという間に半年が過ぎてしまいました。

やっと重い腰を上げ、一歩ずつの意味を込め、
「イッチニ、イッチニ」なら12月12日やろが…という横槍を物ともせず、
12月まで待ったら、またまたどっかと腰を下ろしてしまいそうなので、
11月22日(何故か良い夫婦の日?)にスタートすることにしました。

週1回を目標所存です。

映画のブログと言いながら、初回は私の映画好きの原点ともいえるアメリカTVドラマから始めます。

宜しくお付き合い下さいませ。

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もの心がついて最初に見た映画は御多分に洩れずディズニーのアニメ、
「アリス」だったか「バンビ」だったか。
実写ではやはりディズニーの「黒ひげ大旋風」だった。
今でも、いくつかの場面と父に連れられて大阪梅田の映画館で見たことをはっきりと覚えている。

今でもこんなに映画が好きなのは、父の影響だ。
二人でよくアメリカのテレビドラマを見た。

昭和30年代生まれの私は、テレビ世代の走りである。

           
40年代からはアメリカテレビドラマの全盛期、戦争ものから西部劇、ファミリーもの、動物もの、探偵ドラマに青春もの、コメディーにシリアス、様々なドラマを毎週ワクワク心待ちにしていたものだ。

父のお気に入りは、
サンダース軍曹の「コンバット」
若かりしクリント・イーストウッドが出ていた「ローハイドー」
ロバート・フラーの「ララミー牧場」
黒沢良のナレーションで始まる「アンタッチャブル」
片腕の男を追うデビッド・ジャンセンの「逃亡者」
テーマソングが今も記憶に残る「サンセット77」
指令テープが白い煙とともに消滅する「スパイ大作戦」等、
同世代の方なら、記憶にしっかりと刻み込まれているのではないでしょうか?

私はといえば、
コリーの「名犬ラッシー」
当時憧れの地ハワイが舞台の探偵ドラマ「ハワイアン・アイ」
矢島正明吹き替えの「ナポレオンソロ」
フレッド・マクマレーの「パパ大好き」
ウオルト・ディズニー自ら案内役を務めた「ディズニーランド」
ヒッチコックが熊倉一郎の吹き替えで前口上をやる「ヒッチコック劇場」
アルファルファの「ちびっ子ギャング」
いわずと知れた「奥様は魔女」
エドワード空軍基地が舞台で、壷から出てくるセクシーな「かわいい魔女ジニー」
ドクトル・スミスとロボットのフライデーが印象的な「宇宙家族ロビンソン」
サリー・フィールドが尼さんで空を飛ぶ「いたずら天使」
イルカの「わんぱくフリッパー」
毎週土曜日午後の放送時間に間に合うように一目散で家に帰って見た「おかしなモンスター一家」(アダムズファミリーではなく「The Munsters」)
              
高層マンションに執事がいた「ニューヨークパパ」
「愉快なブレディー一家」「タイムトンネル」等など数え上げればきりがない。

今改めて振り返ってみると、当時は全く気にならなかったアメリカの世相が見えてくる。

ほとんどの作品の出演者はすべて白人で、黒人やアジアンはごく稀だった。
「ハワイアンアイ」の運転手に「ちびっこギャング」の男の子ぐらいだった。
公民権運動以前のことで、マイノリティーを優遇する差別是正措置「アファーマティブアクション」などあるわけもなく、白人しか出てこない作られた世界を日本人である私は何故か違和感なく受け入れていた。

久しぶりに再放送を見ていたら、「奥様は魔女」のサマンサはタバサにレンタルオムツを利用していた。
昭和40年代後半のことだ。日本で紙おむつが登場したのは昭和60年頃からだ。

「ブレイディー・バンチ」のタイトルでリメイク映画も造られた「愉快なブレディー一家」は、それぞれ父が男の子3人、母が金髪の女の子3人の子連れで再婚しお手伝いさんのアリスを加え新しい家族を築くホームドラマだった。70年代前半の日本では考えられないようなシチュエーションだ。
当時アメリカではすでに親の離婚・再婚が珍しいことではなかったということか。

これらのドラマを今もう一度見直せば、もっともっと面白いことに出会えそうだ。


*追伸*
先日、日経夕刊のコラム「TVウオッチ」にマンガコラムニストの夏目房之介氏が昔の海外TVドラマについて書いておられるのを読んだ。

「報道ステーション」を見てのコラムだったのだが、 
「これら米国TVドラマは日本の親米化教育のため、タダで放映された」と番組キャスターが言っていたとか。
でもそのおかげで今の日本のアニメの隆盛があるとコラムを結んでいた。

今もって懐かしくこのコラムを書いている私は、アメリカの政策にまんまと乗せられていたってことね。



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39 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クーゲル)
2007-11-23 00:09:58
ブログがいよいよスタートしましたね。
お書きになるものを読みたくて待っておりました。

リズムにのるまで億劫な時もあるかもしれませんが、
どうか書き続けてください。

毎週かかさず立ち寄らせていただきます!
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Unknown (Unknown)
2007-11-23 22:19:25
懐かしいタイトルばかりで次が楽しみです。
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懐かしのTVドラマ (w)
2007-11-27 06:25:31
 アメリカのテレビドラマ60年代70年代を探そうとして、このページにたどり着きました。
 おそらく同世代であり、私も大阪生まれ大阪育ちで横浜に住んだあと、現在はカナダに住んでおります。大阪弁と標準語を見事にあやつるバイリンガルでもあります。

 夫はこちらの人ですが、その夫ともよくこの時代のテレビショーは良かったねー。あれ覚えてる? などと話すことがあります。
万国共通(?)に話せる話題なのかもしれません。
 鍵はどこに置いたかすぐに忘れるのに、今でもどの番組も覚えている自分に驚いています。

 次回を楽しみにさせていただきます。
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kugel さんへ (nryoko1220)
2007-11-28 00:38:26
隔週って言ったのに…毎週アップできるように頑張ります
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W さんへ  (nryoko1220)
2007-11-28 00:46:50
遥か♪「カナダからの手紙」♪~
ありがとうございます。
大阪出身で横浜にお住まいだったなんて!
なっ、何たる偶然!
始めたばかりですが、お付き合いの程よろしゅうお願いいたします。
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Unknown (ももこ)
2008-06-15 11:16:43
私の 母親も 大阪生まれ 弟達は 横浜 鶴見区
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Unknown (ももこさんへ(ryoko))
2008-06-15 20:46:23
コメントありがとうございます。
ももこさんはいづこでしょう?
返信する
おひさしぶりです! (W)
2008-08-25 12:31:35
懐かしのアメリカTVドラマの回で、コメントさせていただきました。カナダからです!
最近忙しく、毎回拝見はできなかったのですが、本日どかーんと未読の部分を読ませていただきました。

映画って本当に面白いですねえ ですね!

最近、CGを使った映画より、昔の映画を好み、
子供のころ、あれほど嫌いだった(ピアノのレッスンでは毎回、何年も習ったのがバッハでしたので)バッハを好んでいます。 

コメントしないまでも、拝見していますので、
アップお願いしますね!
お体にお気をつけて。

ps、最近魔法使いジニーの全DVD揃いました。
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Wow!!お久しぶりです~! (Wさんへ(ryoko))
2008-08-25 21:24:25
カナダからの第2弾!嬉しいです!
読んで下さっていたんですね
Wさんは、コメント下さった第1号さん、それもカナダからということで感激でした。
地球は狭くなったもんだ・・・とつくづく思うと共に、同世代で大阪生まれ、横浜にもゆかりがあるとの事、度重なる共通項に驚きました。
懐かしのTVはずっと書いていなかったのでもうご連絡はないかな?と寂しく思っておりました。
先週「ヒッチコック劇場」書きましたが、昔ご覧になりませんでしたか?
えぇ~!「魔法使いジニー」全DVDですか!いいなぁ~。

最近のアメリカTV番組も面白いですね。
バッハは聴いていると心穏やかになり、何故か元気が出ます。

励ましのメッセージ、とても嬉しくありがとうございます。夏休みで最近ちょっとボケボケでしたが、元気を頂きました

カナダの夏は涼しいでしょうが、Wさんもお体に気をつけて下さい。
今後とも、宜しくお願いいたします。
  
  nryoko1220@mail.goo.ne.jp もオッケーです。 
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懐かしのTVも、懐かしの映画も大好きです!! (W)
2008-08-26 03:23:01

 日本は残暑とのことですので、どうぞご自愛くださいね。こちらは予報では今夜摂氏9度になるそうで、いきなり晩秋? のような気温ですが、また戻ると思います。

 「ヒッチコック劇場」もちろん見ました、見ました。熊倉さんの声でしたよね。熊倉さんは「ひょっこりひょうたん島」のトラヒゲの声もされていましたよね。
ヒッチコックの声とトラヒゲの声、同じ人が出しているのに、双方ともキャラにぴったりだなあと感心したものです。

ヒッチコックと言えば、今度のはヒッチコックさんどこに出てるのかなあと、ウォーリーを探せではありませんが、ヒッチコックを探しをしたものですよね。(「鳥」のおかげですっかり鳥が嫌いになってしまった私です。)

 こちらカナダはアメリカ映画が時差なし同時封切りなので、何かお役に立てることがあったらお知らせくださいね。

 バッハいいですねえ。
ブランデンブルグを聴いていて、涙がじんわり出てきました。 完璧だー!って。
あんなにめっちゃロックが好きだったのに、年ですね。
私もボサノバ好きですよ。 ジョビンだけにとどまらず、結構聴いています。
時々シャンソンもいいかなあと思うのですが、長く聴けないのです。(仏語のせい?)

長くなってしまうので、またメールさせて下さいね。

こちらこそ、よろしくよろしくお願い致します。
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