映画の話でコーヒーブレイク

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私が靴を愛するワケ God Save My Shoes

2015-01-20 | ドキュメンタリー
久しぶりのアップです。
以前は、頻繁に映画館に足を運び、家ではレンタルしたDVDやひかりTVのオンデマンドで映画やドラマを
楽しんでいたというのに・・・。
昨年末から何やかやとバタバタしたせいで、すっかり生活リズムを崩しています。
そうなると、元々の筆不精が顔を出し、書くこと自体が億劫になってしまってました
いかんなぁ~。
何やかやも一段落。少しずつ元のペースに戻していきます。

そこで久々に見たDVDが本作、ドキュメンタリーです。
靴をこよなく愛する有名人の方々がたくさん登場、靴への思いを篤く語られます。
また、ルネッサンスの時代から現代のハイヒールに至るまでの靴の歴史を心理学・社会学的分析を
交え、実際に靴をデザイン・製作している有名ブランドのデサイナーたちへのインタビューも加え、
靴の魅力、何故女性は靴に魅了されるのか?を解きほぐしていきます。

女性は素敵な靴を履くだけで心が浮立ちます。いや痛くて履けなくても所有することで快感~
感じることができるのです。

私は靴を沢山持っているわけではないし、強い思い入れもありませんが、
たま~にトキメクことがあります。やっぱりおしゃれな靴は履きたい!です。
左足が外反母趾なので、もう先の尖った靴やヒールの高い靴など、痛い靴は履けません
これがトキメイタ靴です。
           
 左のはかかとがピアノの足、紐を結ぶS字の部分はト音記号を表してます。
 右の靴は白い襟にネクタイで、かかとが都会のビルをイメージしたそうです。
 長時間は履けないのでなかなか出番がないのですが、お気に入りです。
 どちらも「チョケチョケ」という日本の若いデザイナーの靴だそうで、ヒールがユニークです。
 トキメキませんか? まぁ、私のトキメキのポイントは本作に登場する女性たちとずれてるようです。
 彼女たちはヒールの高いセクシーな靴にトキメイテいますから。

アメリカ女性は年に7~8足の靴を購入するそうです。
フランスヴォーグ誌の読者の80%は靴中毒で、所有する靴の総額は平均9000ドル。
アメリカの靴業界の市場規模は400億ドルでその60%は婦人靴。
靴がファッションの要になったきっかけは、何と!ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」。
ドラマの中で、セックス、キャリア、結婚、子育てなど語ることをタブーとされていたものが
解放され、靴に夢中になることも肯定されたというのです。放映後靴がバカ売れしたらしいです。
そういえばこのドラマで、クリスチャン・ルブタン、マノロ・ブラニク、ジミー・チュウなんて
靴デザイナーの名前を知りました。

本作を見ると靴が奥深いものだという事がわかります。
歴史的に社会的地位の象徴であったこと、昔は男性もハイヒールを履いていたとか、
シンデレラ願望から女性の社会進出、変身願望に、崇拝・欲望の対象。
建築学との共通点やフェティズム、秘めた性的な意味などなど、興味深いです。

実用品なのに、実用からかけ離れたヒールの高さ。
女性にパワーを与え自立の象徴でありながら、男性にアピールするセクシュアルな面も併せ持つ。
やはり靴は一筋縄ではいかないファッションアイテムですね。

まぁ何だかんだ言っても、登場する女性たちが靴中毒であることは間違いなく、
お気に入りの靴を手に語る彼女たちの目は輝き、靴ラブが溢れてます。
まあ、あれだけたくさんの靴を収納できるスペースに、一体家のサイズはどんだけぇ~?
っと思ったのは私だけではないでしょう。
    


気になったのは、登場する靴デザイナーさんたちは皆な男性で
「女性は痛みに強いから痛みに耐えられるはず」とか「その少しの痛みに女性は快感を感じる」
なんてふざけたことをニヤッと笑顔で語ったこと。靴の痛みは耐えられません!
最寄駅から裸足で帰りたいと真面目に思ったことありますもの。
ヒールが高くても足が痛くならない靴を作ってください!お願いしま~す。
        
      ルブタンさん





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 ***** 見た 映画 *****
 
 1月 16日 「私が靴を愛するワケ」 DVD


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