半年ぶりの舳倉島です。
風も穏やかで、波も静かです。
ニューへぐらのデッキの上は台湾から来たグループと、イギリス?から来たグループで満員盛況です。日本人は二人だけ。肩身が狭い。
1時間半の船旅では1羽のヒメウと数羽のオオミズナギドリと70羽ほどのアカエリヒレアシシギの群れを3つ見ました。でも遠い。
さて、宿に荷物を置いて歩き出すと、目の前に1羽の鳥が。ええと、逆光で良く分かりません。キビタキの雌ではないかと言う事で落着させます。幸先は悪くはない。
歩いている間中、アオジがやたら目につきます。いやいや、耳につきますと言いたいくらい良く鳴いています。
林に入ると低い草陰にムシクイがウロウロしています。
そしてマツの木にマミチャジナイが現れます。今年の舳倉は悪くはないようです。
林の中に不意に現れた鳥が良く分かりません。とりあえず撮って、後で考えましょうか。
マミジロの雌で良いですか?
ムギマキが撮り放題という話と、マミジロキビタキが出ているという話を聞きつけます。どっちかと言えば、マミジロキビタキですね。だから、ムギマキを撮っている人を横目で見ながら先を急ぎます。
林を抜けたところで、数人のカメラマンがウロウロしています。竹藪の脇にいるのはマミジロキビタキです。いいぞいいぞ。
地面の枯れ草の上にいるのはオオジュリンの夏羽です。ほとんど地面の上で餌を探していますが、たまに枯れ草の茎に飛び上がったりして。普段オオジュリンの夏羽は見ることがありません。夏羽になりかけなら見ているのですけど。夏羽って綺麗ですね。
ノビタキもすっかり夏羽です。ま、これはよく見られますけどね。
柵の上に飛んできたのはツツドリの赤色型。結構良い色をしています。
次の目標はチフチャフです。初日はとにかく先陣の人達が見つけてくれた鳥を追いかけます。そう言う意味では楽なのですが、はて、私にチフチャフが分かるだろうか。少し首をかしげながら、とにかく向かいます。
良かった、カメラマンが3人ほどいました。
カメラを構えてほどなく、遠くに小さい鳥が出てきました。ムジセッカのような姿、黒い足、間違いなさそうです。でも、小さいし遠いし、動きは速いし、これは証拠写真で終わりですね。
ここで秋ヶ瀬の先輩達と遭遇。ヒメコウテンシの場所などを教えてもらいます。ありがたいですね。
残念なことにヒメコウテンシは今は見つかりませんでしたが、後でもう一度探してみましょう。
そろそろムギマキを撮りに戻ります。その途中、行きがけの駄賃でイカルを撮ります。
ほかにもハチジョウツグミ、コサメビタキ、キビタキ、アトリ、カシラダカ…なかなか賑やかです。
ムギマキのポイントでは数人のカメラマンが待ちの状態ですが、あまり待つこともなくムギマキが現れます。
と、そこにオオルリも現れます。なんか盛り沢山になりそうです。ま、初日ですから。
へ~、結構綺麗な個体ですね。
ハチジョウツグミは全く人を恐れません。おかげで撮れる写真が近すぎて。
でも綺麗な個体です。もう1羽のハチジョウツグミは近づくとすぐに逃げます。
さて、そろそろ宿に戻りがてらヒメコウテンシを探してみます。いつも3羽で行動していると言う事ですので、たぶん見つかるでしょう。
ヒメコウテンシのポイントのあたりで、空に3羽の鳥が飛んでいます。おや?もう見つけてしまったのかな。
3羽が降りたあたりを探してみます。いました。カワラヒワも群れから少し離れた砂利地で3羽で餌探しです。
今日は充分盛り沢山でした。なんたって初日は人の見つけてくれた鳥をなぞるだけですから。
そろそろ今日の鳥見を終えようかと思ったところにコホオアカが入ります。
これで本当に今日の鳥見は終わりです。
最後の最後にシャッターを押したのは月と金星の程よい関係です。