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歯科治療の総合的組み合わせの中でインプラントを活かす!

2012年09月04日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

患者さん達が抱いている誤解に、インプラントだけの特別な治療と言うのがあるようです。

しかし、これではインプラントも長持ちするのかどうか怪しくなってしまいます。

お口の中にインプラントを長く安定して安心して使える状況に治すことを目指すには、歯周病、被せもの、歯列の歯並び、そして、その1本1本の歯の治療まで考えて大丈夫な状態に治すようにするのが正しいのです。

インプラントだけしかしない、後は他の先生でと言うスタンスでは、全体的なお口の長期安定の中でのインプラント治療なのかが不安になります。

特に、近年欧米ではインプラント周囲炎、インプラントの歯茎に起きる歯周病の発生が大きな問題と化しています。

一説には、ちゃんとしたメインテナンスを出来ないと、半数近くが歯周病の症状を呈してしまう、と言うのですから。

被せものの治療も、インプラントと天然歯が混じると非常に繊細にメインテナンスして追い続けないと、インプラントの隣とか噛み合わせの歯が割れる、と言うトラブルが起きてしまう、と報告され出しています。

歯並びの問題でも、動いて来てインプラントがあることでさてどうしよう、と言う問題が生じることもあります。

インプラント治療を受ける状態に至った患者さんですから、どうしても歯磨きが苦手でプラークが残ってしまうとか、そう言うことで色々と問題が予測されることも心配な点なのです。

ですから、インプラント治療を受ける場合にはそれを特別視して考えるのではなく、総合的な組み合わせの中で考える、と言うことが非常に重要なのです。

そう言う視点からの説明、長期的な予後の見通しまで教えてくれる先生を選ぶべきでしょう。

 



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