大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療をしようと思っているDRへ思う事

2008年11月28日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
始めに宣言して置きます。
私は真摯にインプラント治療を学ぼう、患者さんの役に立とうと思うDRの方々への協力は惜しむつもりは全くありません。

しかし、安直にインプラントが最近流行って来ていて、周りもやり出しているし、患者さんも希望者が出て来ているし、始めてみようかなと言う方々への協力には相当に腰は引けてしまいます。

まず始めに、生意気なようですが、私がしている手技はそうそう短期で修得出来るようなものではない事、その基礎として口腔外科の物凄く修練と知識、経験が必要な事、歯周外科含め歯周病治療も再生治療まで充分に出来る事、更にこれが一番大きな関門になりますが、総義歯始め義歯補綴に通じている事が必要だからです。

パッと見には私のしている事の真価は全く理解する事はとても難しいでしょうから。
嫌味な言い方になってしまうので嫌なのですが、テレビ等で料理の鉄人が調理しているのを見ていると、全て事も無げにしているように見え、簡単そうに見えてしまうでしょう。

しかしそれはとんでもない勘違いで、同じような材料を用いて、同じ調理器具を用いても、鉄人と同じ料理が絶対に出来ないのと同じです。

最近インプラントが安全で安心出来ると言う風に紹介されていますが、インプラントの成功如何は95%以上DRの腕に左右する事が分っています。
つまり、DR選びが殆ど全てを決めてしまうのです。

どうも、最近インプラントを志向するDRの方々は、重さを自覚していないのでは、と思う傾向が強いと感じてしまいます。
私は学生時代から本とかで勉強して来ていて、恥ずかしながらブレードインプラントやサファイアインプラントもして来たDRです。
その上で現在のオッセオインテグレーションインプラントを学び、色々と出来るように成って来た者です。

年齢的に47歳で、恐らくは似たような経験を持っている方は同世代でも相当に少ないだろう、と言うよりも、経験とか知識では、多分自分よりも10とか20とか上のDRと同じ位のDRです。
似たような知識、経験を持っているDRの中では異様に若い、と言い切れます。

一朝一夕でここまで来たものではない、見た目は若いですが、中身は60代のDRと変わらない経験値を持っているDRなのです。
それは総義歯の世界でも全く同様ですし、歯周病の世界でも知っているDRは知っている事ですが、歯周病だってここ20年少々でやっとここまで来ているのが実情ですから、その方面でも私は引けを取りません。

失礼な言い方をしてしまいますが、虫歯だけ削って来た、根管治療ばかりして来たDRでは全くありません。
反対にそう言う経験が同年齢よりも少ない位でしょう。

そう言う意味では、標準からずれているDRとも言えるでしょう。
絶対感覚で元々からが違い過ぎているのです。

即時荷重インプラント治療は、その流れの延長でようやく出来るようになった治療にしか過ぎません。
時代が流れたから、誰でも出来るようになった、と言うものではないのです。


失礼ながら、勉強を暫く休んでいて、最近の流れでインプラントらしいから、で勉強始めようという方が安直に見えてしまいます。

今のインプラント患者さんは要求水準も高く、かつてのようなシンプルなパターン化した患者さんは殆どいません。
今のインプラント患者さんは、かつての歯科治療の最果てになってインプラントと言う方ですから、骨もない、歯もない、歯肉もない、でも早く綺麗に、安く治せという方ばかりです。

が、現実にはそうそう、患者さんが望む夢物語は叶えられません。
なのに、DR側までが安直では、ドンドン悪い方向へ進んでしまう事でしょう。

インプラントを学ぶのに真摯な気持ちで取り組んで行こうとしているんだろうか?と感じるようなDRが増えているのがとても心配です。

少なくとも、今は100時間コースとか、IPOIとかの本格的にインプラントを学べるセミナーが開催されているのですから、そう言うのには参加すべきでしょう。
そうしないと、今までの歴史も知らないし、重みも理解出来ないでしょう。

そして歯周病治療も再生療法までちゃんと出来るようになって、インプラントに取り組むべきと信じます。

自分の医院にインプラント希望の患者さんが出て来たら、教えて下さるDRの所へ紹介し、自分の診療を休んででも手術の日には見学に行き、その後の治療のつぶさに見学して学んで、修得するべきでしょう。

自分は休みたくない、患者さんは取られたくない、でも技術・知識は知り合いなんだから教えて当然は、おかしな考え方であると悟って下さい。
勉学の道は親子でも兄弟でも、師弟となり上下の別を弁えるのが当然の世界なのです。

それを経てあるレベルの到達してからこそ、競争相手、ライバルとして切磋琢磨出来るのです。
ただ美味しい所だけ私に教えて下さい、で修得出来る世界では全くない事を理解して下さい。

繰り返しますが、私は真摯に学ぼうとする方には門戸を開放していますが、アマチュアの相手までは出来ませんので、ご了承下さい。










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