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私は補綴が嫌いです。人任せで入らないと地獄だから

2021年08月27日 | Weblog


本日入らなかったインプラントのセラミック冠のブリッジです。

入れば患者さんは幸せに帰られますが、入らず再度の型取りを強いることになり、又待たなければなりませんから、本当に嫌になります。

私はこう言うのが本当に嫌い。

入るように作るのが技工物の筈なのに、全然入らないで浮いてます。

セラミック冠を作るには、型取り、模型作り、咬合器付着、設計、作製、仕上げ、納品とステップを踏みます。

で、このどこかで、何時でも誤差が入る可能性がある訳です。

しかも、やる技工士さんが変われば全て全然変わります。

ある方がしていたらスポスポ入るのに、人が変わるだけで全然入りません。

つまり、技工には誤差が入る所がもの凄く沢山あるんです。

一般の人、患者さんは知らないでしょうが、その誤差を如何に少なくして綺麗に入るようにするのか?が腕は見せ所なんです。

で、私はだから補綴が大嫌いなんです。

入らないことが起きると、とてもストレスを感じます。

入って当たり前、と私は信じてるので、入らないと何故?何処で誤差が出たの?の無限ループの疑問を解決していかなければならないから。

上に書いたように、技工物作るのってとても誤差が入る所が沢山あるんです。

ほぼ無限大になるくらいの可能性が考えられるくらいです。

例えば模型作り一つにしても、石膏模型の作り方、水の混ぜ方、その量、温度管理、固まるまでの管理、等々それぞれに誤差が入り込む所が沢山あるんです。

そんな無限ループに嵌りたくない、が私の本音。

だから、補綴が嫌いなんです。

綺麗に入れば全てOKになりますが、入らなければ何処に誤差出たの?になるのがとても嫌なんです。

私が学生時代に患者さんの技工してて、技工物、被せ物、入れ歯とか実際に作りましたが、私は再製が嫌だったので、一つ一つ検証して誤差を補正して、入ると言う最終目的果たすように作ってました。

ただ綺麗に作るだけではダメなんです。

入るように作らないと。

それには検証が要ります。

私は私が作るものに関しては、全ステップで検証してました。

お陰で私の作ったモノはとても評価が高く、綺麗に入るモノばかりでした。

その時にした努力、模型作りに拘り、咬合器付着に拘り、作成のステップに拘り、まあそれはそれは頑張りました。

ちゃんとやると入る。

入ると言うことを目指しながらすること、の大事さを身を持って持って知りました。

で、現在ですが、入らないことがあるから補綴が嫌いです。

訳が分からないんです。

入って当たり前、入らないと不評ですから。

入る為にはどうするのか?をもっと詰めて考えないと、と思います。

このレントゲン写真では、明らかに浮いてますから、分かることは模型と実際の支台の大きさが全然違う、と言うことです。

つまり、小さくなってる模型で作ったら、実際よりも小さいから最後まで入らない、と言うことです。  

そこら辺の検証がなされてない、と断言します。

私なら、あらかじめ他の模型とかでどれぐらい差があるのかを検証して、それを実際の患者さんの模型に活かします。

検証もしないで綺麗にだけ作っても意味がない。

検証なんて簡単にできます。

模型で型取りして石膏流して、複製した模型を作り、その複製模型で技工物作って、それを最初の模型に入るかどうか試せば良いだけです。

ちなみに私は学生時代それをやりました。

で、誤差がどれくらいあるのかを知り、入る為には?を考えました。

だから、良い技工物作れたのです。

残念ながら、今回のレントゲン写真のケースでは、その検証はなされてない、と思います。

メーカー指定通りにしたから、その通りにできてる筈、の仕事だと思います。

そこで問題になるのは、本当にメーカーの指定通りに厳密に条件揃えてできてるのか?です。

ここが甘いことが本当に多い。

私はそこまでちゃんとしてました。

重さをしっかり測り、湿度計も気にして、温度を考え、水と石膏の混ぜ方にも拘りました。

勿論、固め方も拘りました。

そして、メーカーの指定通りにして、これぐらい誤差がある、を肌で知りました。

ハッキリ書きますが、メーカーは実際の技工現場でやるのと違う条件の実験データ出してくるので、そのまま信じない方が良いです。

入る技工物作るには、一つ一つしらみ潰しで根気良くやるしかないんです。

それがたった一つの成功への道です。

それが信じられないことがあるので、補綴が嫌いです。



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