抜歯即時植立即時荷重インプラント治療は、近年のインプラント治療の本流になり始めているものです。
歯を抜いて、直ぐにインプラントで綺麗に固定された歯が入ることで、患者さんの歯がないことへの不満、不安は解消出来ます。
しかも、植立時の初期固定がしっかりと取れれば、3~4週間と言う短期間でインプラントと骨との結合が達成され、安心出来る状態になります。
そして、セラミック冠の装着となって、わずか4~6週間と言う信じられないほどの速さで綺麗に治ってしまいます。
私はこう言う治し方を13年前2003年当時からしていて、以下の写真のような綺麗な成果、結果を上げています。
こちらの症例2つとも10年になろうとしているモノです。
10年と言う時間経過の中で、綺麗な状態を保つことは、インプラントの場合には非常に難しい、ハイレベルな仕事、とされています。
で、歯科医療の連載も持たせていただいて8年になります。
その中で、預言的に書き続けて来たことが、こうしたキチンとした成果、結果を伴ってご報告出来ていることに本当にホッとしています。
今回の記事も、審美的抜歯即時植立即時荷重インプラント治療の解説を書かせていただいていますが、自分自身の治し方、治療方法としては、基本的に変化はしていません。
10年の経過の中、上記のような成果を出せるインプラント治療をご紹介しております。
専門家向けの一言なのですが、テッシュレベルインプラントを用いていることが、安定させ続けられている一つの大きな理由ではないだろうか、と私は考えております。
従来の考えだと、審美インプラント治療ではテッシュレベルでは出来ない、と言うモノが支配的でしたが、そんなことはない、使い方をチャンとしているなら、こう言う成果、結果が出せる、と私は考えています。
そして、こうして10年以上経ち始めて、私の症例の安定していることに、多分同業者の皆さんこそ驚かれているのではないでしょうか。
その理由は、アバットメントとインプラント体の結合部分が骨縁から離れていること、だろうと思います。
テッシュレベルインプラントの良さは、使い方さえちゃんと心得ているなら、長期的安定を保つことが出来ること、と私は明言します。
是非、今一度テッシュレベルインプラントを考えていただけないでしょうか。
審美部位に不向きである、と言うご批判は、百も承知の上で、そうでもないと言う実例、症例をご報告し続けたい、と思います。
その先にある私の野望は、今は明かせませんが・・・
と言うことで、今回も私自身の考え方、治し方を出来る限り詳細に書かせていただきました。
10年を望めるインプラント治療、勿論これから先も早々変わるとは思えません、安定しているからですが、とはどう言うものなのか,私見を書かせていただきました。
皆さんのご拝読賜れれば幸いです。