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インプラント臨床医が考える歯周病治療、最後まで歯を大事にする臨床①

2007年10月10日 | Weblog
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今日から、インプラント治療の根幹に関わる歯周病治療のお話を書き込んで行く。
いまだにネット内では、歯周病治療を徹底する事をしてからでないとインプラント出来ないと言う常識が浸透し切っておらず、某所ネット内で炎症を徹底的に抑えてからインプラント治療すべきと言う、私の主張書き込みに疑問が出ているくらいだからだ。

恐ろしい事に、今でも飛び込みで来た患者さんに、平気で行き成りインプラント植立オペをしてしまうクリニックが存在しているらしい。
それもかなり有名な所でも、そう言う所があるらしい。

当院ではそんな事は考えられない。
初診で来られた患者さんが、インプラント治療の適応の患者さんであっても、インプラント治療を要すると言う事は、何かしら歯牙とかに問題があり、歯のない所があると言う事である。
残念ながら、そう言う患者さんが行き成り来て物凄く綺麗な歯牙清掃状態な経験は、私は積んだ事がない。
口腔内になにがしかの問題を起こしていると言う事は、やはり口腔清掃とかにも問題を抱えており、何処かしこに炎症症状がない等まず有り得ない筈だからだ。

これはこう言う患者さんだけの問題ではない。
すべからく日本人は口腔清掃意識が低目であり、プラークコントロールが出来ていないのが普通だからだ。
成人の90%近くが歯周病の程度の差こそあれ有していると言う事は、普通なのであり、データとして国も出しているくらいだ。

残り10%くらいいるじゃなかと言う声に対しては、そう言う方は平均の方々と違い口腔清掃が出来ている筈なのでそう言う状態なのであろうし、当然インプラント治療適応患者さんであるとは、非常に考え難いと申し上げよう。
事実、私はインプラントして20年に成るが、初診時にインプラントした患者さんは、たった2人しかいない。

この方々は紹介で来て、珍しい事に口腔清掃も良い状態であったが、歯が割れてて即対応した方が良いだろうと判断出来たから、患者さんの納得の上、と言うか求めに応じて行ったまでである。
レントゲン上での病巣も小さかったし、疼痛も少なかった為炎症が重くないと診断の上で行った。
これらは、例外中の例外である。

要するに、インプラント治療を必要とされる患者さんは、口腔内に何らかの問題を抱えている可能性がほぼ100%であると言う事実を知って欲しい。
そう言う患者さん達だから、成功させる為にもまず徹底的な初期治療、炎症を可及的に取り去る治療が、絶対的に私は必要だと考えている。

又更に言えば、患者さんはインプラント治療する部位のみに意識が行っていて、総合的に口腔内を考えていない事も指摘したい。
患者さんだから、素人で仕方がないといえば、真にその通りだが、中には幾ら説明しても、自分が考える所以外の所を弄られる事を、許容して下さらない方もいる。

非常に残念な事だが、こう言う方は治療が出来ない。
私は基本的にお断りしている。
患者さん自身が考えているだけの治療で、キチンとした治療は100%出来ないからである。

インプラント治療は総合治療である。
歯茎、骨は歯を支える基礎の基礎。
ここで言う歯とは、天然歯上のもののみでなくインプラント上の被せている歯も含む。
そこが疎かなら、何をどうしても治せる筈がない。

高いセラミックの歯を入れようが、良い結果は出ないであろう。
患者さんの中には、高い綺麗な被せものをすれば長持ちして治療効果も良いと信じている方がいるようだが、それよりも基礎の土台部分、支えている部分の方が物凄く重要なのだと知って欲しい。

そこをどう治せるのか、インプラント治療だけでは全く対応出来ない。
必ず歯周病治療、歯周外科、歯周形成外科が必要になるのだ。
これは、簡単には修得出来ない。
私自身がいまだに修行中のみだ。

どうしても外科が伴い、痛み、腫れが付き纏って悩みの種であった。
それを如何に克服するか、そこが現在も尚大きなテーマである。

今日は、大きな問題を総論的に書いた。
次回からは、細かい話をして行こうと思う。

*参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
何度も公言しているが、有志にはオペ見を幾らでもして頂いている。
是非お越し頂きたい。
全ては患者さんの為、1発全治をお見せしよう。


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