大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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欧米では寝たきり老人がいない、と言う事実の裏にある真実 口から食べられることの意義 インプラントの意義

2017年05月06日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

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この本、私は不勉強で最近漸く知って、即アマゾン買いで本日届き、読ませていただきました。


とても良くまとめられています。


薄いブックレット本で、540円ですから、全国民、全医療人で読んで欲しい、と思いました。


ここに書いてあることは、とても重いです。


しかし、リビングウィルをキチンと残し、その意志に添うようにしてして貰うには、この本の内容が広く知られないといけない、と思います。


本の中身に関しては、読んでいただくとして、私が感じたのは、高齢者のへの医療の在り方でした。


辛いことを強いない、と言うスタンス。


それが重要である、と言う考え方に、とても共感しました。


我々のような仕事していると、どうしても患者さんに辛いことを我慢していただかないといけない、と言う場面が少なくありません。


だから、歯科医は必ず嫌われる。


それが、当然のことです。


我々は仕事として噛めるように、見た目を綺麗にして差し上げないといけない、と言うお題目の元に、辛いことを強いていないか?と振り返らされました。


虫歯一本治療するのでも、患者さんにはかなりの苦痛が伴います。


ましてや、歯がなくなった後でのインプラント治療や歯周病再生手術等は、手術が伴いますから、辛いことを強いている、と言う認識が改めて必要なのではないでしょうか?


如何に楽に治して差し上げられるのか?


そこの答えを本当に良く良く考えないと、と思います。


又、この本の中でも触れられているのですが、口から食べられることが生きること、と言うのも我々に深く関わって来る、と感じました。


高齢者になって、お口の機能が入歯が使えないこと、満足な入歯がないこと、は正しく生きること、高齢時代のQOLに直結する、と言うことです。


ところが、私自身の個人的感想ですが、インプラントとか歯周病とかの先端医療に関わるDRは、その患者さんのターミナルまでどう看取るのか?のグランドデザインが乏しいんじゃないか、と感じて仕方がないのです。


インプラントを入れることは、上手く治せれば痛くも何ともなく噛むことが出来、幾つになってもお口から栄養取ること、好きなモノを食べられることが出来るようになります。


でも、介護の現場ではインプラントは殆どの場合敵視されています。


それは何故かと言うと、殆ど顎に刺さった棘と化して、患者さんのお口の中を傷付けるモノにしかならないし、その後のメインテナンスが全く出来なくて、困り果てているモノだからです。


これでは何の為にしたのか?と大きな問題になっているんです。


口から食べられる、を守るにはインプラントとか入歯を上手に使う、のが勿論一番良いことと言えます。


しかし、昔為されているインプラント治療には、高齢者になった時にはどうするのか?上手く活用して口から食べられるに活かせるようにするには?が配慮されてなかった、と言うことです。


更に付け加えると、実は天然歯も高齢者になると生え際の所が大きな虫歯になって折れてしまって、困り果てる、と言うことも起きて来ます。


じゃあ総入れ歯が良いのか?と言うと、そうそう総入歯でバッチリ、と言う幸運に巡り会うことも難しいのが現実です。


高齢者になると、辛いことは駄目、メインテナンスも楽で、口の機能も保って、誤嚥とかも防止出来るようにしなければならない。


人生90年100年時代になって、どうするのか?と我々な突き付けられている、と言えるでしょう。


患者さんは生き続けられます。


歯科治療後の人生が長い、と言うことは、良く噛めて長生き出来て幸せ、と言う意味でなくなって来ているんです。


その患者さんの人生のグランドデザイン。


寝たきりにしないこと、は実は我々のそう言う仕事、グランドデザインに深く関わって来る、と私は明言します。


実際に、当院の患者さん拝見していると、インプラントとかでお口守り続けた患者さんは、寝たきりの期間が1年とない、と言うのを経験し続けて来ています。


今日本の平均では男性で7~8年、女性では10年以上介護状態で亡くなっている、と言うデータがあります。


この半分の期間が寝たきりと仮定しても、相当の期間である、と分かります。


胃ろうをしたり、チューブで命繋ぐのが問題ではなく、口の機能を我々は守れているんだろうか?と言う大きな大きな課題が突き付けられている、と感じて仕方がないんです。


そして、機能回復のお題目の元、辛い手術伴う治療を強いていること、も考えないといけない大問題だ、と思うんです。


本音で書くと、楽です直ぐに噛めるように治します、と言う美名の裏で起こっている、顎骨の一気な削合による平坦化での術後の腫れ痛みとか、ガイドサージェリーの装着による大開口の大変さとか、手術何回もする噛めない期間が続くことの辛さとか、等々実態を隠していることが我が業界は多過ぎないですか?と明言します。


この本の中に出て来る90年代の医療観、マスゴミの報道と似ていて、美名の陰で何が起きているのか、隠されているのか、を知らしめないと、全てが後手後手に陥り何故あんなことして来たのか、と厳しく責められる時代が来るのでは、と危惧してしまいます。


全ては、本当のことをチャンと見ない、広報しない。


似非ヒューマニズムの美名に押し流される風潮。


大きな大きな問題だ、と指摘します。


そんな中、私は事実、真実を逆風に立ち向かってでも、書き続けよう、と思います。


似非ヒューマニズムに流されないで、本当はどうなのか?と自己責任で皆さんにお知らせし続けます。



5月5日(金)のつぶやき

2017年05月06日 | Weblog