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抜歯即時植立即時荷重を成功させるには、病巣除去が鍵!

2012年04月11日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話


抜歯即時インプラント植立手術が、1回の手術で済むから、と言う理由で好まれ、行われているようです。

しかし、その成功率は必ずしも高くはなく、どうやら70%台にしかならない、通常のインプラント治療の成功率97%以上と比較してかなり低い、と言うのが実態のようです。

しかし、私自身は通常のインプラント治療の成功率と全く変わらない成績を上げているので、よくセミナーとかでマツゲン先生はどうしてそんなに高い成功率を維持出来ているんですか?と質問をされます。

なので、今日はその質問に対してお答えしたいと思います。

シンプルに言うと、病巣の除去を徹底的に行う、と言うことに尽きます。

今回証拠症例として出している患者さんの治療も、抜歯即時植立即時荷重です。

その後ろにも1本インプラントを植立していますが、そちらの方は私の通常行う低侵襲インプラント手術の1例で、こちらは骨の状態が柔らかかったので即時植立は出来ませんでした。

抜歯即時植立は、まず抜歯を超丁寧に行う必要があります。

骨は勿論、歯茎を傷付けないで抜歯する訳です。

その上で、抜歯した次の処置、病巣の除去を徹底的に行います。

ここが一番の鍵です。

成功率が低い先生方は、ここの処置が甘いのです。

特に直言しますが、口腔外科出身とか補綴科出身の先生方が甘い、と思います。

大学教育が間違っている、と思うのですが、抜歯してしまえば原因はなくなるからそこまで追及しないでも自然に治癒する、と今だに信じているのではないでしょうか。

これは、私の過去の経験で、そこまで意地になって病巣除去しないでも良い、と反論されたことが何度もあることからの推測です。

具体的な病巣除去の手技ですが、私自身は海外で入手して来た特殊な器具を駆使して取っていますが、今は国内でも色々な便利な器具が入手出来るようになっていますので、それで充分だと思います。

ポイントは器具の先端の大きさで、出来れば1mm以下の良く切れるモノが良いでしょう。

時には非常に深い所まで追求しないといけないので、長い器具も必要でしょう。

一般的な先生方が持っている器具の中では、グレーシーキュレットが非常に有効です。

私も出張オペの時とかには、出張先の先生の所に必ずあるので、それを貸していただいて追求しています。

出張オペで私のオペを始めて見る先生は、必ず驚かれるのですが、私は病巣除去を半端じゃなく追及して行っています。

強拡大鏡(5倍以上)ライト付きで徹底的に病巣のある部位を見て、必ず骨の面を全部こそげ取るようにして除去します。

それだけでは飽き足らず、骨髄の中、病巣には所々小さな穴が開いているのですが、その中にまで極小さい器具を突っ込んでまで病巣を取ろうとします。

その為に、私が病巣除去をしている時間は時にかなり掛かります。

しかし、患者さんの体の中に病巣、病原菌を残す訳には絶対に行きません。

本来、医師のすべき仕事は、患者さんの体から病巣、病原体を取り切ることです。

実は抜歯即時植立と呼んでいても、インプラント植立することは2次的なことなのです。

医学的に正しい医療行為は、患者さんの体から悪いものを取り切ること、そして治癒させることです。

そして、現代では出来る限り低侵襲で行うことが求められています。

そう言う考え方からすれば、抜歯即時植立でインプラントの方に意識が行ってしまって、病巣除去が疎かになることは医学的に完全に間違っている、と言うことなのです。

昔はインプラントなんてものはありませんでしたし、抜歯さえすればそこは自然と歯茎が盛り上がり治癒しているように見えていたのでしょう。

しかし、骨の中は病巣にしてみれば血液豊富で栄養もある所ですから、歯がなくなったとしても存在を維持することが出来るのです。

それが今までは分からなかった、インプラント時代を迎えて初めて直面した、と言うことだと思います。

 

私はかなり難しい症例でも、患者さんが抜歯即時植立で1回で治して欲しい、と望まれれば99%以上希望を叶えて来ました。

その為には、くどい位何度でも言いますが、徹底的に病巣除去をします。

更に言えば、それでも不安感が残ることがあるので、抗生物質の生理食塩水で溶かして病巣内に満々と満たして菌を叩くようにしています。

シャネリック先生はドキシサイクリン、と言う薬を溶かして6分間作用させるそうです。

私は考えがあってミノサイクリンでしていますが。

徹底的に除去し、抗生物質で滅菌する、ここまで徹底的に行うことで、私は抜歯即時植立を99%以上と言う高率で成功させているのです。

これ以上の具体的な手技については、申し訳ないのですが、説明のしようがありません。

何をどうしているのか、説明して差し上げたいのですが、骨の面を完璧にこそげ取っている、としか話せないのです。

本当にそれだけしかしてないからなんです。

それをどれだけ徹底出来るのか、です。

患者さんの体に対する責任として、頑張って取って下さい、としか言えません。

その事を心からお願いします。

 

 


4月10日(火)のつぶやき

2012年04月11日 | Weblog
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