◆平成筑豊鉄道のこと◆~◆その6;赤村へ◆
さる10月に開催された『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』 に参加した際のメモです。
「筑豊の近代化遺産講座」シリーズとしては、第7回目で、今回の主催は、
赤村教育委員会、田川市石炭歴史博物館です。
赤村教育委員会ご担当の学芸員の松浦さんには、直方駅から乗車され、用意周到な手配や
資料準備をされて、平成筑豊鉄道の見どころ、特に自然豊かな赤村での種々産業遺産の
ご案内をして頂き、楽しい学習の旅となり、大変お世話になりました。
*****
さて、このシリーズ「その6」では、列車は、「田川伊田駅」から「田川線」になり、行橋行きになります。
*1.平成ちくほう鉄道の路線図です。
*2.①②③田川伊田駅での「炭都物語号」です。楽しい絵が一杯です。
炭坑節の盆踊り、子どもたちの駆けっこ、山本作兵衛絵画のモチーフである川ひらた船頭と鉄道、
ぼた山も描かれています。
*3①「源じいの森駅」到着です。
「源じいの森温泉」があります。温泉にも入りたいですが、今回はパスです。
②③
*4①九州で一番古い「石坂トンネル」の見学です。
古い昔にさかのぼれば、筑豊地方の石炭輸送ルート拡充の為に、豊州鉄道㈱が、伊田~行橋間に
鉄道を建設し、石坂トンネルは明治28年(1895年)に築造されています。
トンネルの内部は、アーチ状の赤煉瓦積みトンネルで、115年の歴史を持っています。
②「源じいの森温泉」のそばを降りて行くと、右手奥に「石坂(第2)トンネル」が見えます。
③「石坂トンネル」の歴史を語る煉瓦壁には、「登録有形文化財」のプレートが貼られています。
*5①②
「油須原駅」の見学
「油須原駅」も、屋根などは改修されているようですが、明治28年(1895年)開業という100年を
越す重みを持つ木造駅舎です。
*6①②③④「内田三連橋梁」の見学
明治28年(1895)にできた三連アーチ式の橋梁です。
さて、この「内田三連橋梁(みつあんきょ)」は、中央を約2m幅の内田川が流れており、両脇は農道に
なっています。赤煉瓦造りですが、橋梁の下部と上流側部分は石積みで強化されています。
下流側部分は、将来の複線化が計画され、赤煉瓦が凸凹の組合せになった珍しいもの、とのことで、
当時の技術が偲ばれます。なお、登録文化財、近代化産業遺産に指定されています。
*7①②赤村トロッコ油須原線乗車
油須原線は、炭坑用の輸送路線として作られたものの、完成間近にして筑豊の炭坑は衰退期を迎え、
接続する予定の路線は次々と廃線となり、実際に使われること無く終わったという幻の鉄路です。
しかし、半世紀近くを経て、この幻の鉄路には、観光線として「赤村トロッコ油須原線のトロッコ列車」が
走っています。現在、「赤村トロッコの会」にて、村独自での運営が行なわれています。
「赤駅」から伊田駅方面に向け、「旧油須原線跡」に敷設された約2kmの距離を走る
「赤村トロッコ油須原線のトロッコ列車」に乗車しました。
①「トロッコ列車」に乗ります。運行経路のトンネル内では、コウモリが沢山いました。
②走行中、先ほどの「内田三連橋梁」の姿が、遠くに見られました。(次の写真の真ん中の奥)
「トロッコ列車」に同乗した『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』出席の皆さんの平均年齢は、
かなり高いのですが、それぞれに子どもの頃に帰ったような、ワイワイガヤガヤの雰囲気でした。
*8「油須原駅弁当」のこと
盛りだくさんの『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』の現地遺産実地見学に、大満足して
昼食は、「油須原駅弁当」を美味しく頂きました。弁当の包み紙もお気に入りだったので、
その画像を添付します。
*9「筑豊の近代化遺産講座」;於 「赤村住民センター 大ホール」
いよいよ、当日の『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』です。
テーマは、次の通りで、
①赤村教育委員会松浦さんの「筑豊の石炭輸送に活躍した筑豊興業・豊州鉄道」
②田川市石炭歴史博物館安蘇館長の「旧蔵内住宅、あをぎり、炭坑住宅の変遷」
③同じく、福本さんの「日本の産炭地からみた筑豊炭田の特徴」
それぞれ密度の濃い興味深い講義でした。大変勉強になり、新たな知識をインプットし、
我が筑豊地区の積み重ねて来た歴史を再認識することが出来て、本当に有難い次第です。
さる10月に開催された『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』 に参加した際のメモです。
「筑豊の近代化遺産講座」シリーズとしては、第7回目で、今回の主催は、
赤村教育委員会、田川市石炭歴史博物館です。
赤村教育委員会ご担当の学芸員の松浦さんには、直方駅から乗車され、用意周到な手配や
資料準備をされて、平成筑豊鉄道の見どころ、特に自然豊かな赤村での種々産業遺産の
ご案内をして頂き、楽しい学習の旅となり、大変お世話になりました。
*****
さて、このシリーズ「その6」では、列車は、「田川伊田駅」から「田川線」になり、行橋行きになります。
*1.平成ちくほう鉄道の路線図です。
*2.①②③田川伊田駅での「炭都物語号」です。楽しい絵が一杯です。
炭坑節の盆踊り、子どもたちの駆けっこ、山本作兵衛絵画のモチーフである川ひらた船頭と鉄道、
ぼた山も描かれています。
*3①「源じいの森駅」到着です。
「源じいの森温泉」があります。温泉にも入りたいですが、今回はパスです。
②③
*4①九州で一番古い「石坂トンネル」の見学です。
古い昔にさかのぼれば、筑豊地方の石炭輸送ルート拡充の為に、豊州鉄道㈱が、伊田~行橋間に
鉄道を建設し、石坂トンネルは明治28年(1895年)に築造されています。
トンネルの内部は、アーチ状の赤煉瓦積みトンネルで、115年の歴史を持っています。
②「源じいの森温泉」のそばを降りて行くと、右手奥に「石坂(第2)トンネル」が見えます。
③「石坂トンネル」の歴史を語る煉瓦壁には、「登録有形文化財」のプレートが貼られています。
*5①②
「油須原駅」の見学
「油須原駅」も、屋根などは改修されているようですが、明治28年(1895年)開業という100年を
越す重みを持つ木造駅舎です。
*6①②③④「内田三連橋梁」の見学
明治28年(1895)にできた三連アーチ式の橋梁です。
さて、この「内田三連橋梁(みつあんきょ)」は、中央を約2m幅の内田川が流れており、両脇は農道に
なっています。赤煉瓦造りですが、橋梁の下部と上流側部分は石積みで強化されています。
下流側部分は、将来の複線化が計画され、赤煉瓦が凸凹の組合せになった珍しいもの、とのことで、
当時の技術が偲ばれます。なお、登録文化財、近代化産業遺産に指定されています。
*7①②赤村トロッコ油須原線乗車
油須原線は、炭坑用の輸送路線として作られたものの、完成間近にして筑豊の炭坑は衰退期を迎え、
接続する予定の路線は次々と廃線となり、実際に使われること無く終わったという幻の鉄路です。
しかし、半世紀近くを経て、この幻の鉄路には、観光線として「赤村トロッコ油須原線のトロッコ列車」が
走っています。現在、「赤村トロッコの会」にて、村独自での運営が行なわれています。
「赤駅」から伊田駅方面に向け、「旧油須原線跡」に敷設された約2kmの距離を走る
「赤村トロッコ油須原線のトロッコ列車」に乗車しました。
①「トロッコ列車」に乗ります。運行経路のトンネル内では、コウモリが沢山いました。
②走行中、先ほどの「内田三連橋梁」の姿が、遠くに見られました。(次の写真の真ん中の奥)
「トロッコ列車」に同乗した『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』出席の皆さんの平均年齢は、
かなり高いのですが、それぞれに子どもの頃に帰ったような、ワイワイガヤガヤの雰囲気でした。
*8「油須原駅弁当」のこと
盛りだくさんの『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』の現地遺産実地見学に、大満足して
昼食は、「油須原駅弁当」を美味しく頂きました。弁当の包み紙もお気に入りだったので、
その画像を添付します。
*9「筑豊の近代化遺産講座」;於 「赤村住民センター 大ホール」
いよいよ、当日の『「筑豊の近代化遺産」講座in赤村』です。
テーマは、次の通りで、
①赤村教育委員会松浦さんの「筑豊の石炭輸送に活躍した筑豊興業・豊州鉄道」
②田川市石炭歴史博物館安蘇館長の「旧蔵内住宅、あをぎり、炭坑住宅の変遷」
③同じく、福本さんの「日本の産炭地からみた筑豊炭田の特徴」
それぞれ密度の濃い興味深い講義でした。大変勉強になり、新たな知識をインプットし、
我が筑豊地区の積み重ねて来た歴史を再認識することが出来て、本当に有難い次第です。
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