私の直方の風景

私の住んでいる直方の好きな風景を紹介します。

★★木造駅舎のこと~折尾、門司港、そして直方駅★★

2012年09月26日 23時37分43秒 | 郷土の歴史
私が仕事で通勤している北九州地区のお気に入り風景の木造駅舎、
折尾駅、門司港駅の最近の話題です。

1.折尾駅並びにその周辺が再開発中です。
折尾駅は、1891年(明治24年)に開業し、私も勤務で毎日眺めながら
通っている木造駅舎ですが、「折尾駅前地区市街地再開発事業」で
周辺地区を含めて工事中です。
1-1 昼間の折尾駅です


1-2 夜の折尾駅です。


1-3 「折尾駅ありがとう96年」のレトロな素敵なポスターの一部です。


1-4 折尾駅の立体交差です。左右の2階部分は鹿児島本線で、特急列車停車中です。
下位左線路手前方向は筑豊本線の若松行きのディーゼルカーです。
右線路は直方方面です。立体交差のトンネル部分の壁は、赤レンガが見えます。


2.門司港駅も9月下旬から改修します。現在の木造駅舎は1914年に完成。
しておりますが、老朽化などのため、2018年3月までの5年半かけて大規模改修
されます。
2-1 昼間の門司港駅です。


2-2 駅前広場はくつろぎ空間でもあります。


2-3 夕方のやや幻想的な噴水のある風景です。


2-4 門司港駅前広場の噴水と関門海峡に沈む夕陽とが、マッチしました。
これも幻想的な風景になりました。


2-5 夜の門司港駅です。


2-6 おとぎの国のような門司港駅の光景です。


3.折尾駅、門司港駅の風景を見るとどうしても昨年まであった101歳の
木造直方駅舎のことも、取り上げたくなりますね。
新直方駅は、昨年4月29日9に開業し、順調に1年半になろうとしています。
現在、駅前開発工事が行われていますが、今は姿を消してしまった木造駅舎の
ことが懐かしく思い出されます。
3-1 昨年平成11年4月、新駅と旧木造駅舎が並んでいます。
手前のロータリーは、現在工事中で、JRバス発着場は筑豊病院が新築移転し、
大きな新「直方病院」になっています。


3-2 正月用門松の見える旧直方駅舎です。


3-3 旧直方駅舎 101歳 の幕が見えます。


3-4 旧直方駅舎にもお世話になりました。今は新駅舎で毎日通勤しております。


このような馴れ親しんだ風景は、長い時の流れとともに移り変わって行きますが
私たちが生きて来た時代に想いを馳せると、単なるノスタルジャーの世界ではなく、
次のステップへの新たな活力源にもなりますね。

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◎龍王峡の夏の想い出◎

2012年09月18日 00時28分03秒 | 日記

龍王峡の夏の想い出

夏休みのある日、龍王峡に行って来ました。






龍王峡の夏の日の風景です。
龍王峡は、尺岳が源流の渓谷で、キャンプ村があり良く整備されています。
当日は、多くの人たちがバーベーキューなど思い思いに楽しんでいました。


龍王峡の滝は、小規模ではありますが、一、二、三と3つあり、最初の一の滝は、
落差10m程度で、良い形をしています。滝ツボで子どもたちが遊んでいました。
水は冷たく、私も子どもの頃に滝ツボに入り、唇が青くなった記憶があります。





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**「旧住友忠隈ぼた山”筑豊富士”」について**

2012年09月14日 23時08分20秒 | 郷土の歴史
「旧住友忠隈ぼた山”筑豊富士”」について

筑豊地区の真ん中にそびえる旧住友忠隈炭鉱の「ボタ山」について述べます。
旧住友忠隈ぼた山は、「筑豊富士」とも別称されるように、周囲の平野部から
3連の重なり合ったピラミッドのように優美な姿をみせてくれます。
ぼた(ボタ)は、石炭採掘の際に掘り出され、石炭層の周辺部の燃えない
岩石の部分です。石炭採掘の全盛期には、筑豊地区のあちこちに、ピラミッド型の
黒いぼた山が見られ、中には自然発火をして煙を出していた風景がありました。

かっては、数多くの大小の炭坑がひしめき合っていた筑豊炭田のぼた山も今では、
往時のぼた山はほとんどなくなり、残っていても草木が生い茂り、ぼた山を知る人も
少なくなりました。そういった中で、この住友忠隈ぼた山は、筑豊炭田の象徴とも
言うべき姿で残り、大正初期から半世紀近く営々と堆積され、1000万トン近くが
ピラミッド状に積み上げられ、遠目に見ると普通の山に見えます。
開発の歴史は紆余曲折がありますが、昭和40年にこの忠隈炭鉱は完全に閉山
しております。

1 位置図
旧住友忠隈ぼた山は、穂波町東部、JR飯塚駅と天道駅の東側に位置し、
JRの車窓からも見えます。


2 遠賀川(嘉麻川鉄橋)と背景の住友忠隈ぼた山です。直方行きの電車です。


3 住友忠隈ぼた山の見える風景(飯塚市の遠賀川合流地点付近)
3-1 3-2 3-3

沈下橋や水鳥がのどかな風景を演出します。




4 少し前の風景
その美しさから「筑豊富士」とも呼ばれていますが、標高140~110メートルの
ぼた山が並んで立ち、周囲2キロの裾野があります。


5 飯塚駅から見る旧住友忠隈ぼた山
火野正平の「日本縦断こころ旅」の小倉~直方~飯塚の中でも紹介されています。
5-1 5-2

飯塚駅前の火野正平のバック右手にぼた山が見えます。


6 そこで、私も「日本縦断こころ旅」と同じ視点からの写真を撮ってみました。


7 飯塚駅の袴線橋から見た旧住友忠隈ぼた山、
筑豊本線の博多発~直方行きの電車が入ります。
かっては石炭を満載したSLが走っていたことでしょう。


8 筑豊本線JR飯塚駅と天道駅間を走る博多行き電車です。
8-1 8-2




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*筑豊の石炭王「伊藤伝右衛門邸」に行って来ました*

2012年09月05日 21時15分36秒 | 郷土の歴史
*飯塚市幸袋の伊藤伝右衛門邸*
飯塚市幸袋の伊藤伝右衛門邸に行って来ました。
伊藤伝右衛門と言えば、白蓮との結婚~破局の話題、白蓮の生きざまが
前面に出る傾向にありますが、
伊藤伝右衛門自身は、若い頃の貧乏生活・無学問から身を起こし、
炭坑実業家として大きく成功し、筑豊の御三家である、貝島太助、
麻生太吉、安川敬一郎に次ぐ石炭王となっています。
また、地元に対しても種々の業績を残しており、良い仕事をしています。

①飯塚市幸袋の邸宅は、敷地面積2300坪、建物面積300坪の豪華で広大な邸宅です。
②伊藤伝右衛門は万延元年(1860年)に現在の飯塚市幸袋に生まれ、
昭和22年(1947年)に88歳で没し、炭坑王として波乱の生涯を閉じています。
明治44年(1911年)には、伯爵令嬢の柳原燁子(あきこ、白蓮)と再婚、10年後の
大正10年(1921年)には燁子(白蓮)の家出にて破たんし、白蓮は、若き宮崎龍介の
もとに走り、白蓮の絶縁状が大阪朝日新聞に掲載され、時の世論を騒がす
センセーショナルな話題となっております。

③伊藤伝右衛門は、才覚を活かし、時代の波に乗り、炭坑事業を手掛けて、
資産家となって行きます。
牟田炭坑、泉水炭坑、中鶴炭坑、新手炭坑、宝珠山炭坑、幸袋工作所等
設立しています。
これらの経営の他に、6年間の衆議院議員生活、銀行の取締役、筑豊石炭鉱業組合
常議員等にも就任しています。
また、現在の福岡県立嘉穂東高校設立にも寄与しています。すなわち
明治43年に伊藤傳右衛門により、嘉穂郡立技芸女学校が設立され、これが、
昭和24年に福岡県立嘉穂東高等学校と改称され、現在に至っています。

④以上のように、伊藤伝右衛門は多くの炭坑を経営していますが、近代的な設備が
設置され、労働環境にも配慮された事故のない優良炭坑であった宝珠山炭鉱は
伊藤伝右衛門が創業者でもあります。宝珠山炭鉱は日田市にほど近い山間部の
炭坑で昭和10年(1935年)に創業されています。
また、宝珠山炭鉱は、俳優高倉健の父親が幹部職員として単身勤務
していたので、健さんも、宝珠山村を訪ねていたそうです。

1 伊藤伝右衛門邸の位置図です。


2 空から見た伊藤伝右衛門です。(邸内の掲示看板より)


3 伊藤伝右衛門邸正門入口です。
(1)

(2)左手の「旧伊藤伝右衛門邸」表札は元内閣総理大臣麻生太郎氏による揮ごうです。


(3)


4 伊藤伝右衛門邸正門入口の説明文です。


5 庭園側から邸宅を見ました。左手の2階が、白蓮さんの部屋です。
(1)


(2)


6 2階の白蓮さんの部屋から庭園を見ました。
池を配置した回遊式庭園です。
(1)


(2)


7 白蓮さんと伝右衛門です。


8 白蓮さんです。


9 伊藤伝右衛門は、白蓮さんを迎え、大正5年に別府市山の手(青山町)に
「あかがね御殿」と称された豪奢な別邸を造営しています。ここが大正9年にその後の
伴侶となる宮崎龍介との出会いの場所になります。
この別邸は、昭和29年~54年まで「ホテル赤銅御殿」として運営され、現在は、
住宅団地になっているそうです。


***************(以上、お疲れ様でした)*************************
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