私の直方の風景

私の住んでいる直方の好きな風景を紹介します。

直方石炭記念館の館長講座に参加しました(^^)/

2020年12月20日 00時03分56秒 | 郷土の歴史

直方石炭記念館の館長講座に参加しました(^^)/

直方市報に、直方石炭記念館で次の館長講座が掲載されていましたので、
早速応募して受講することにしました。


建物の左が「石炭記念館新館」、右が明治43年建築の「石炭記念館本館」つまり
「旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所」です。






1.講座の主題『ー知っとお のおがたー第1回「遠賀川と筑豊炭田」~水と火と人の物語~』
(1)開催日;12月19日
(2)場所;直方市石炭記念館本館2階、明治43年建築の「旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所」
 そして、この部屋は実際に各炭鉱の経営者達が石炭産業に関する問題点を話し合った場所です。 

今回、講師の直方石炭記念館の八尋館長は、いつも元気印・情熱、勉強家で、尚且つ謙虚な
雰囲気の方で、幼稚園児や小学生の社会科見学や一般見学で、来館の皆さんに感動を与える人気者です。

そして、この雰囲気は、直方市石炭記念館のホームページをクリックすると館長さん登場の
「燃ゆる石燃ゆる人 石と人のものがたり」のダイジェスト版(6分余り)で拝見出来ます。
なお、このDVD本編(24分)は、石炭記念館その他にて購入出来ます。~もちろん、私も購入済です。
[直方市石炭記念館のホームページ]
http://yumenity.jp/sekitan/index.html

2.いよいよ八尋館長の講座の始まりです。
八尋館長が、右手スクリーンにプロジェクターで投影して説明されます。


今回の講座の内容は、盛り沢山ですが、項目は、以下の通りです。
(1)筑豊炭田遺跡群(2018年10月15日 国指定史跡)
 ①「旧筑豊石炭鉱業組合直方会議所」(現石炭記念館)及び「救護練習所模擬坑道」(直方市)
 ②「三井田川鉱業所伊田坑跡」(田川市)
 ③目尾炭坑跡(飯塚市)
(2)遠賀川水系
(3)「川ひらた」と「ごんぞう」~特に石炭の水運の大きな特徴です
(4)筑豊の炭鉱経営者
八尋館長の背後の写真は、右手より・・・貝島太助、麻生太吉、安川敬一郎、
(伊藤伝右衛門)そして、左端に堀三太郎・・・とそうそうたる炭坑主が並んでいます。


(5)石炭の発見
(6) 福岡(黒田)藩と石炭
(7)遠賀川流域の神社に残る石炭の歴史
(8)「筑豊石炭鉱業組合直方会議所」と「救護練習所模擬坑道」
(9)石炭の輸送~水運と陸運
(10)1950年(昭和25年)の鉄道路線と炭坑位置図
遠賀川とその支流~飯塚からの嘉麻川、田川からの彦山川これらが直方で合流して
遠賀川の本流になりますが、それに沿って石炭採掘の鉱山がずらりと並んで圧巻です。





(11)明治維新~近代国家建設
(12)風雨龍吟
(13)最後に(館長の締めの言葉)

八尋館長は、元々、蒸気機関車の運転や運行といった鉄道畑の専門家です。、
筑豊地区石炭の大集積地である直方駅の広大な敷地、直方機関区車庫・転車台、
網の目のような線路群の説明には、鉄道ファンには、きっと大喝采の内容でした。

館長の『明治維新から早や150年の時が過ぎました。この間、日本近代化の支えとなったのが
筑豊の石炭であり、母なる遠賀川でした。それが、水と火と人のハーモニーを奏でた筑豊であり、
直方なのです。ありがとうございました。』
という誇りに満ちた締めの言葉に、私も皆さんも大いに感動と元気を頂戴し、勉強になりました。
そして、改めて講座内容の奥深さを感じました。

こちらもどうぞ
◎直方市石炭記念館~その1「燃ゆる石 燃ゆる人 石と人のものがたり」DVD2017年6月


講座受講の満足感を味わいながら、石炭記念館を遠望します。


また、改めて、石炭記念館の裏手にある3本のメタセコイアを眺めながら
数千万年前の地質時代(古第3紀)、石炭の原木の一つ、メタセコイアが生い茂る有様など、
我が故郷、遠賀川流域の地質時代の歴史に想いを馳せます。






こちらもどうぞ
♥筑豊地区のメタセコイアについて♥  2017年04月02日


◎直方市石炭記念館~その2「外からの風景」2017年07月01日

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