ALTECの604系のSPユニットのサウンドは好きな音だった。重低音は出ないけれど「楽音」は十分に出ていた。能率が100db近くあるので1W/chのアンプでもドライブできた。
604系のBOXには、#612,#614、620A系、クレッシェンド等あるが。その中でも620Aの箱が最も良いと感じた。612/614系では低域の量感に不満を持つ。その点620Aは良いバランスだと思った。他に620B系やクレッシェンド箱も有るが、ご縁が無かった。と云うか、620Aがルックスとサウンドが良かったので敢えて求めなかった。
シングルコーンの様な音の出方は素晴らしく、定位の不安が無い。タンノイのユニットと双璧と云われるが、タンノイのユニットのネットワークが気に入らなかった。また、コーン紙をホーンに見立てて拡散させる方式には限界があると感じた。