Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ALTEC 604E+612箱 VS 604-8G+614箱

2024年06月16日 | ピュアオーディオ

1960~1970年代、「モニタースピーカー」と云えば、ALTEC#612箱(銀箱)が有名でした。SPの能率が100㏈有るSPで爆音みたいな音量で「モニタリング」されていたと雑誌に書いて有るのを記憶している。外側が612箱、内側が614箱。箱のサイズが随分と違いますが、中身のユニットは38cmクラスです。


ALTEC #604Eユニット。(低域38cmコーン型・高域1インチスロートコンプレッションドライバーの2ウェイ構造)


#612箱は極シンプルなバスレフ型になっている。ユニットとネットワークを取り付けた処。内部配線は「特殊な銀線」で配線して使っていました。


612箱と614箱の違いは内部容量の違いで「低域」に出て来ます。612箱では軽い低音がします。米松合板製の良く枯れた材料で作って有るので、響きも悪くありません。614箱は少し低音不足を感じます。604-8Gを620A箱で使うと、低音不足は感じません。614箱は当方のモニタースピーカーとして2セット作りましたが、2セットとも、聴きに来られた方に持って行かれました。6畳間辺りでは614箱の方が収まりが良いと思います。ユニットは折り紙付きの高性能ユニットですので、組み合わせるソース機器・アンプでかなり大きく変化します。

604系のユニットを鳴らすのは、2ウェイマルチアンプをお勧めします。低域は50W/chクラスのTr型アンプと高域は5W/chクラスの管球アンプの組み合わせが、扱いやすいと思います。音色を揃える為にケーブル類は同じ線材で揃える事が大事です。

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