「メインシステム」と「サブシステム」を所有している方は少なくないと思います。私も今まで必ず「メイン」と「サブ」を持っていました。
JBL L100がメインSPの時はサンスイ SP-100を、JBL#4343の時は#4425を・・・。最近でもSP707JシステムににBC-Ⅱシステムを使っていました。
メインSP は「本格的に音楽と対峙して聴く時」に必要であり、BGM的にさりげなく音楽を楽しみたい時はサブで・・・また、メインシステムが故障の時にサブシステムで・・・、音色の異なるサウンドを持っていたい(聴きたい)・・・等、色々なニーズが有ってサブシステムを持っていると思います。
メインシステムを追い込んで行くと「サブシステムが使えない・聴くのが辛い」と思うようになりました。私の場合、自宅で聴く時間帯が22時~1時ぐらいの「真夜中」ですので、本来は20cmクラスのSPシステムでないと使えないと思われると思います。私もそう思っていました。だからBC-ⅡのシステムをメインSPの横に並べていました。
「伝送ロスの極小化」でロスを段々極小化して行くと、(サブシステムも同じ対策・同じグレードにして)メインシステムの「ボリュームコントロール」だけで今までサブシステムの独壇場で有った「深夜オーディオ」がメインシステムで可能になるのです。私の場合、D130を低域に使っているからかもしれませんが・・・。
情報量や音場感・表現力がメインSPとサブのSPでは違いすぎるのが原因と思います。SPの「性能差」が歴然としてしまいした。この為自宅からBC-Ⅱが締め出されたのです。
事務所の方でもRCAシステム(メイン)を聴いてからはEC-138システムでは物足りなくなります。オリンパスとBC-Ⅱシステムでも同じ事が云えます。メインシステムは大音量でも小音量でもサブシステムを寄せ付けなくなってしまいました。その為、次に購入予定だったSP達が陳腐に思えてまだ手を出せずにいます。もっとも置き場所の問題も有りますので、よほどインパクトの有るSPでないと購入できない理由も有ります。
SPユニットの「潜在能力」を引き出すと云う事は、良いSPユニットほど計り知れない「潜在力」を見せつけてくれるものだと思います。
私は25年くらい前からBCⅡを愛用していますが、オリジナルの吸音材(ブ厚いスポンジとグロテクスなアスファルト)を苦労して撤去。バッフルや側板、裏板などを適度に補強し、新たに和紙を筒状にした吸音材を入れ、サランネットは極薄い布に張替えています。音はオリジナルとは別物、鮮度のある英国の音を聴かせてくれますので飽きません。アンプはサンバレのSV-310Ⅱ、SV-91BⅡなどです。
アンプもTrail仕様のスペシャルアンプを用意しています。
ケーブル、電源も最高級のものを使っています。SPから再生されるサウンドはシステムの総合力です。