Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サンスイ SP-70 SuperTrail化完了

2014年11月12日 | ピュアオーディオ
一昨日から始めていたサンスイの40年前のSP-70の内部配線交換及び全ての半田の総チェック(鉛レス銀入り半田化)が完了しました。



まずはユニットの取り外し。シンプルな2ウェイです。



裏面のSP端子を外した処。穴が小さいですね。



取り出したネットワーク。INは直付けになっていますが、ツィーターとウーハー用の配線が出ています。この年代の配線は、ホームセンターで30円/mで売っている様なショボイ配線です。扇風機みたいに回れば良い(音が出れば良い)ぐらいの配線です。これで音楽の躍動感や音数を出そうとしても無理ですね。



SPターミナルはスペンドールBC‐Ⅱ用のモノを使いました。これ以上大きいサイズはこの状態では使えません。このSP端子を取り付ける為に、穴径を大きくし、サイドの板をやすりで削ってやっと入る様にしました。



ユニットにもそれぞれ「音質対策」が有ります。モール線が繋がる端子部の半田の入れ替えは必須です。これだけで「電気が流れ出した」と感じる位、ユニットが生き生きして来ます。ツィーターも同じ様に対策します。



ネットワークとSPユニットの対策を終えていよいよ組み上げです。先にツィーターを取り付けます。このままでは半田付け出来ませんので、高さを稼ぐ為ガムテープの芯の上に置いて半田付けしました。



ウーハーの接続です。半田付けは原理さえ判って居ればそう難しいものでは有りません。良い道具を揃えておけば安心でしょう。



元どうりに組み上げ、何処を触ったのか判らない様にします。

早速試聴をして見ました。音圧がかなりアップしています。音数も大幅に増えています。低域のエネルギー感もJBLと間違えるほど出ています。音の雰囲気が対策前とはまるで違いますね。この状態で5時間以上鳴らせばほぼ判断出来る状況になるでしょう。



SP端子にバナナプラグを使える様にしています。これは追加ツィーターを載せる為のモノです。EV T-35系のツィーターを持っていますので、コンデンサーで低域をカットして使っています。



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