Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ステップアップトランスの自宅システムでの効果

2009年10月10日 | ピュアオーディオ

昨夜はようやく「試聴」が終了し、「音楽」を楽しんでいました。「試聴」の時には一度もかけなかった曲を聴きます。前回の状態との比較が簡単に出来ます。
Ebance

昨夜は時間が少なかったので、みなさんご存じのビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デヴィ」にしました。
707j_stepup2

こちらがアンプラックです。下から2段目の「黒い箱」が今回のステップアップトランスです。トランス自体はUL-1500UP(1500W)が中に入っています。

エバンスのCDの最初の1音が出た時に「このサワサワ感は・・・」と「情報量の多さ」に驚きました。また音の1音1音に「張り」が有り、フォーカスのピントが非常にシャープです。会場の「暗騒音」(陶食器の音や話し声・扉の開閉の音等)が非常にリアルです。「目の前にその会場が有り、そこで演奏している」雰囲気がとてもよく出ています。エバンスのピアノの音も濁りがなく良く澄んでいます。「マイ・フーリッシュ・ハート」の出だしではシンバルが出て来ますが、今までは「ブリキ臭い」音だったのが、もっと質の高いシンバルに変わっています。ブリキの音色は消えました。ブラシワークも鮮明に聴こえ、古い録音が最新録音の様に聴こえます。このCDはノーマルのCDですのでSACD化されたものでは有りません。

自宅の分は「うなり」音がちょっと大きいのですが聴取位置では聴こえません。ラックの中に首を突っ込まないと判らないレベルです。次のトランスを発注しています。

今回のサウンドは今までで一番の音質だと思います。でもEMT981がまだ「活眼」していない事が判ります(音のヌケ・キレ・ノビの感覚)のでもっと良くなると思います。活眼しますと「音の張り」や「ヌケ・キレ・ノビ」を意識しなくなります。


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