この頃本当に「RCA箱システム」を良く聴くのです。SPだけの「性能」を見るならばこのシステムが最右翼です。
今日は若杉弘さん指揮の「ブルックナー交響曲2番」の聴き比べをしました。ブルックナー特有のトレモロ前奏に始まり彼の世界に入って行きます。聴き比べをしたのは主に3楽章と4楽章の部分です。
コントラバスの数とこの楽器の「弾いている動き」がRCA箱システムでは出てくるのです。とにかく「弦楽器群」の数の多さと動きが判る「低音」が惹き付けます。
これに対して「オリンパス」は明快に「モニター」見たいに答えます。使っている機器のグレードも一段上ですので「磨かれた音」と云うのがすぐに感じます。ウーハーを交換してから少しバランスを壊していますので、この状態ではRCAシステムには「表現力で少し及ばない」と云う感想です。#1000番台のLE15Aにしてから#375が「音圧」や「音数」で負けている様な気がしてならないのです。先週常連のお客さんも云っておられました、「#375を負かすウーハーだ!!」
このLE15Aが本当にオリンパスの中で「馴染めば」更なる音質アップにつながるでしょう。
話を元に戻しますと、「RCA箱システム」は「音楽を表現する」と云う点で抜きんでたSPだと感じています。前にも云ったと思いますが「最後はこのSPを自宅に持って行きたい」と本気で考えています。その為には少なくとも20畳以上の部屋を準備しなくてはなりません。そして今所有するJBL3大ホーンシステムの全機器の中で一番すぐれた機器を、このRCAシステムに集めたら直ぐに最高のシステムが出来上がるのではないかと思います。