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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

コンプレッシャードライバー及びホーンの使い方

2011年10月04日 | ピュアオーディオ

JBLやALTECでおなじみの「ホーン型」のドライバーとホーンについて述べてみたいと思います。

Hl903

上の写真はJBL#375ドライバーとHL90ホーンのセッティング状態です。ドライバーは専用脚で「フランジ部」で接続され、ドライバーは宙に浮いているセッティングです。

Hl881

こちらの#375+HL88(蜂の巣)も、ドライバーとHL88のセッティングは先に紹介した#375+HL90とまったく同じ要領(原理)でセッティングしています。

Sp707jhyl

こちらは自宅で使っている#375+HL89(ゴールドウィング)です。こちらのホーンは「音の響きの良い旧型」を使っています。一般にこのHL89は「ハーツフィールド」の中音用に使われていて有名になりました。バッフルに取り付けて鳴らす様にJBLでは推奨されていましたので、自分でバッフルを作り、取り付けて鳴らしていた時期が有ります。しかし「音の響きがなくなり」バッフルは撤去して、HL88やHL90と同じ原理でセッティングして使っています。

ホーン開口部のフランジをSPキャビネット(バッフル)に取り付けて鳴らすのは、ホーン型のSPの「おいしい部分」を殺してしまう様だと個人的に習得しました。

「おいしい部分」と表現しましたが、これは「響き」であり「間接音」でも有るのです。ホーンが震えて発生します。「鳴き」とは違うと思います。この響きが例えば弦楽器の「胴鳴り」の音を上手く再現してくれるのです。ストレートに出てくる(飛んでくる)音では表現できない部分を出して来ます。

最近のSPではホーンがSPキャビネット内に納められて見た目は良くなっていますが、サウンドについては後退している様に思います。またホーン自体も加工が簡単な「ストレートホーン」になって来ている様で、HL88,89,90の様な手の込んだディフィーザーがなくなっています。ディフィーザーも音を「拡散」させる事と「響き」を出す事に大いに貢献しています。当時のJBLの技術者たちは本当に良い物を目指して試行錯誤していた様に思います。コスト低減とは言え、ディフィーザーの無いストレートホーンでは「出ない音」が有ると思います。


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