Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

お金をかけずに良く出来る音質その①

2007年07月10日 | ピュアオーディオ

基本的に再生装置(ステレオ)をお持ちの方に通じるお話です。

自分の出されているサウンドに満足されていれば要れば良いのですが、悲しい性かな、オーディオマニアの「音質追及」はとどまる所を知らない。各云う私も相当にハイレベルなサウンドを出しているはずなのに「まだまだ・・・」とあいも変わらず「音質追求」を続けている。

今まで実際に実践してきた事で効果の有った事を書いて行きたいと思います。

まず、SPのセッティングについて。

装置から出てくる「音数」が相当にSPのセッティングで変化します。

案外床にベタ置きの方も多く見受けますが、せいぜい木製のブロックにを敷いてその上にSPをセットされている方が8割以上にいらっしゃる様です。

私から云えばこれは「安直」な行為にして、SPの何たるかが判っていない方のセッティングです。

SPのセッティングをうまくやりますと「音数」が極端に変化します。特に「余韻」や「空気感」の情報が違います。

オーケストラの演奏を聴いて見てください。バイオリン奏者が何人いますか?(聴こえますか?)

普通のステレオでは5人以下でしょう。安物のシスコンでは1人です。

実際のオーケストラでは20人以上のバイオリン奏者がいて、他にビオラ、チェロ、コントラバスと総勢50名以上の方達が演奏しているものです。

この辺の再生が素晴らしいのがタンノイです。JBLと比べると圧倒的に「数」が多く聴こえます。でもJBLで出せない訳では有りません。

それはSPやSPユニットのセッティングによって、つまりタンノイのSPの鳴り方のセッティングをしてやればよいのです。

ホーン型SPは全体の振動を殺さないようにセッティングしますと「空気感」や「余韻」まで再生できます。これをバッフルに取り付けたりボルト締めしたりしますとこのおいしいサウンド(音数)がなくなってしまいます。

メーカー製のSPではスタイリングデザインのためにバッフルに組み込んで「格好よく」されていますが、これが大間違いです。こんな商品からはバイオリン奏者の人数など知れたもので10人以下にしかなりません。

またJBLやアルテック、バイタボックス等のメーカーは「コンプレッションドライバー」を出していますが、これを使っている方の使い方がまたお粗末な使い方の場合がが多いです。

ホーンもしかりですがドライバー部も振動させてあげる事です。

その為、ドライバーの直置きではなく、フランジ受けをおすすめします。

フランジで受けますとホーンもドライバーも自然な振動モードとなり、音数が消える事が有りません。

チョッと過激な発言かも知れませんので今日はこれまで。


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