Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

床面の強度が弱いと・・・

2017年04月26日 | ピュアオーディオ


オリンパスシステムは、旧事務所で作り上げました。床面は「直打ちコンクリート」にラバーを貼ったものでした。広さは約8畳でほぼ真四角の部屋でした。壁面はペラペラの5㎜厚ぐらいのモルタル。指で壁の真ん中を押すと軽くへこみます。決して恵まれた環境では有りませんでしたが、床面の「直打ちコンクリート」は決定的に効いていました。

アキュフェーズC-290プリのボリュームは9時の方向から急激に音量が立ち上がって来ます。通常は9時の方向で使っていましたが、10時の方向まで上げれば100db以上のサウンドになります。更に11時の方向で使ってもビビり一つせずに音量が上がりました。その時の音は身体中から汗が噴出す様なサウンドです。でも会話が出来る様な「質」の音の出方をしていました。



現在は家庭の事情で「家のお守り」をしなければならず、無理やり7.5畳の和室の部屋にオリンパスシステムを押し込みました。その関係で、オリンパスシステムの性能を十分引き出せない状況になっています。

和室に引っ越してからも「音質アップ」は続けていますが、その成果をまだ十分に確かめられないのが残念な処です。床面が弱いと「音のキレ・ヌケ・ノビ」を感じられません。ナローな音になってしまいますね。音のバランスも低域と高域が弱くなり、中域が強くなって来ます。

旧事務所と現在の和室でサウンドはどのように変わったか?と云うと、床面の強度不足の為にボリューム位置が9時の方向以上に上げられないと云う事。上げれば部屋中が「ガタガタ」と共鳴してしまいます。

またSPを置く面の狭さの関係で、HL88(ハチの巣ホーン)と壁との距離が十分取れません。その為に、SPの外側にワッと広がる音が出ません。

おまけにSP間に背の高いラックが有り、おまけにCDPを木製台にセットしている為に更に高くなり、音の交差が出来なくなっています。(左右分断されている) 「クライバー指揮:魔弾の射手」を以前は眼をつむって聴くと前面に「ステージ」が出来ていたのに、ステージがまったく出来ません。

しっかりした床面だけでも手に入れば、音の「キレ・ヌケ・ノビ」を感じることが出来るでしょう。かなり全体のサウンドに効いてきます。



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