Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ウーハーの音でスピーカーは支配される

2022年04月24日 | ピュアオーディオ

スピーカーシステムで使われるウーハー(低域ユニット)で、そのサウンドが大方決まる。面白い実験を10数年前に実施した事が有る。


オリンパスシステムに使われているLE15Aを他のシステムに入れて見たら?と云う素朴な疑問。LE15のシリアルNo#1000番台を入手した時に交換して、シリアルNo#7000番台(16Ω灰色フレーム)のユニットが1セット余った。


RCA純正Wフロントロード箱システムは、私の「JBL3大ホーンシステム」の一角だ。3セット共にユニットは中・高域は全く同じユニット構成。違うのは中域のホーンと低域のユニットとエンクロージャーくらい。そこで、このRCA箱システムのD130×2発の内の下の1発をLE15Aに交換して見たら、「オリンパスシステムの音」になってしまった。鳴らし込むほどに何時も聴いている「オリンパスシステムの音」である。同じサウンドは2つも要らないので元に戻して、#7000番台のLE15Aは手放した。

3ウェイマルチアンプシステムにして、500Hz以下の帯域で「全体の音の70%」を占有する。エネルギー感は「80%以上」だろう。この事からしてもウーハーがシステム全体のサウンドの方向性を決めてしまう。