Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

OLYMPUSシステムは憧れだった

2021年12月01日 | ピュアオーディオ


50年前にオーディオ雑誌SS誌を読んでいて、高価なシステムに憧れたものだ。「いつかは手に入れたい」と願っていた。その中でも、SS誌のオーディオ評論家のS氏のシステムには憧れた。ご本人のお使いの箱は「パイオニア製」の箱に、サンスイSP-707Jの菱格子をオリンパス風に特注されて、JBL#OLYMPUSシステムの様な雰囲気にされていた。中域はJBL#375+HL88(蜂の巣ホーン)、高域は#075であった。

真似てJBL#OLYMPUS箱(C50)の単発用のエンクロージャーを探し、#375+HL88と#075でスタートしたが、075は#2405との質感の違いを知っていたので、直ぐに#2405に入れ替わった。

#375+HL88の組み合わせは「スッ飛んでくる音」に閉口した。見た目で一般的には「円形放射」されるだろうと思われるが、このショートホーンは使うには「広い部屋」(20畳以上)か「スキル」を要求される。私みたいに2~3mぐらいのニアフィールドで使うには、それなりの「スキル」が要る。現在ではてなづけて楽に使っているが、ここまで来るには相当な時間とスキルを要した。おまけに一度完成させたシステムからプリアンプとチャンデバを手放して再構築し、更にケーブル類のグレードアップをして現在に至る。

OLYMPUSシステムは20年前に入手し、15年程前には手名付けていた。それをさらに狭い部屋に移しての10年間で、オーディオは自分なりにやり尽くした・・・と思っている。今後は、「音楽を楽しむ」事に専念して行こうと思う。余分なシステムは処分して、本当に自分が納得したシステムだけで楽しみたいと思う。