Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球プリ2号の変化

2013年10月24日 | ピュアオーディオ

昼間はオリンパスシステムの鳴らし込みに付きっきりですが、夜は自宅のSP-707Jシステムも鳴らしています。今年の6月から9月まではオリンパスの鳴らし込みで疲れて、自宅のシステムの使用頻度が極端に落ちました。その関係でCDPのランプが点かなくなったりと不具合が出てくるようになりました。

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オリンパスの方も一時期のひどい音も出なくなり、ようやく自宅のシステムでも聴けるような心持ちになりました。

自宅のシステムの不具合は、「管球プリ2号のボリューム」です。ボリュームにはマランツ#7に使われているクラロスタットの500KΩを使っています。SPシステムの能率が良いため、ボリューム位置は8時の方向以下です。この為「不具合」が出てきます。この手のボリュームは「抵抗体を馬蹄型に塗布」してある為、原理的に12時方向を中心に使うように設計されています。9時から3時の方向で付けえれば設計通りでしょう。

自宅では大きな音量が出せないので、現在では8時の方向までです。こうなると不具合が出てきます。左右の音量の違いが出てきます。「定位」がボリューム位置で変わってきますし、初めから左chに寄っています。・・・これが管球プリ2号の導入時の不具合でした。

ここ1ヶ月ほど3回/週以上の頻度で鳴らすようになりました。その性か?ボリュームの左右のバランスが取れてくるようになりました。まだ完全ではありませんのでもうしばらくかかると思います。

元々管球プリ2号のボリュームは100KΩでした。それを250KΩにし、500KΩにして来ました。「音量対策」でこうして来たのです。ボリュームもA&B(アーレン・ブラッドリー)とクラロスタットではその特性が違うようで、A&Bの500KΩではちょうど良い音量になりますが、クラロスタットの500KΩでは音量が大きすぎて、コントロールし難い面が出てきます。またそのボリュームカーブ特性も違います。蔵ロスタットでは或処から急激に立ち上がる様な所があります。これに対してA&Bはリニアな感じです。

問題は「音質」も絡んできます。A&Bも音質も非常に好ましいものですが、クラロスタットはもっと好ましいと思えます。みずみずしさが出てくるような所が有り是非使いたいのです。

クラロスタットにしろA&Bにしろ60年以上前のボリュームです。なかなか思うように手に入りません。出てきても高価な価格でちょっと手を出せなくなります。