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国際女性デー

2022年03月14日 | 現代の病理

共同通信(共同通信 | 2022.03月08日 05:26

 

女性の働きやすさ、ワースト2位

英誌ランキングで日本

 

 6日、北九州市の公園で見頃を迎えた国際女性デーのシンボル、ミモザの花

 【ロンドン共同】英誌エコノミストは7日、先進国を中心とした29カ国を対象に、女性の働きやすさを指標化した2021年のランキングを発表した。首位は2年連続でスウェーデン。上位4カ国を北欧諸国が占めた。日本は下から2番目の28位、最下位は韓国で、両国は少なくとも16年から6年連続で同じ順位となっている。

 同誌は日韓両国について「女性がいまだに家庭と仕事のどちらかを選ばなければならない」という状況にあり、最下位の2国のままであることを余儀なくされていると指摘した。

 2位以下はアイスランド、フィンランド、ノルウェー。主な国では英国が17位、米国が20位だった。(以上)

 

3月8日は国際女性デー。日本のジェンダーギャップを改めて数字で考える

2022.3.7

 

 

毎年3月8日は国際女性デーだ。20世紀初頭の3月8日に起こったニューヨークでの婦人参政権を求めるデモを起源としている。このときに掲げられたスローガンが「パンとバラ」、つまりパン=賃金とバラ=参政権(尊厳)を女性たちにも渡せというものだった。このデモをきっかけに世界各地で3月8日に女性の地位向上を求めるデモが行われるようになった。その後、1975年には国連が定める記念日の1つとなり、今では国際女性デーは世界的にも有名だ。近年では日本でもこの日に合わせた企業のキャンペーンなども見受けられる。

この記念日、イタリアでは「ミモザの日」として男性から女性へとミモザの花を贈る日とされている。それも相まって、現代ではミモザの花や黄色が国際女性デーのシンボルとして認識されている。

この記念日の動きを含め、近年再び盛り上がりを見せるフェミニズム運動だが、未だ日本国内において女性たちが置かれている状況は決して望ましいものではない。今回の記事では直近の日本におけるジェンダーギャップをいくつかの視点から数字で可視化してみたい。

ジェンダーギャップ指数の変化

ジェンダーギャップというと、おなじみになりつつあるのが「ジェンダーギャップ指数」だろう。毎年、世界経済フォーラムが2006年より毎年発表している数値で、教育、経済、保健、政治の4つの分野において国ごとに性別に基づく格差を数値化して表す。政治は3、経済は5、教育は4、健康は2と合計14項目を設け、それぞれ女性÷男性で指数を出す。指数は0が完全不平等、1が完全平等を表し、順位では1位に近づくほどジェンダーギャップが少ないことを示す。2021年の1位はアイスランドであった。 対して2021年時点で日本の総合順位は156か国中120位だった(※1)。詳しくは後述するが日本は特に政治や経済の分野における差が大きいことからこのような順位になっている。

ジェンダーギャップ指数は毎年変化しているが、調査が始まった2006年時点でも日本は調査対象国115か国中80カ国と比較的ジェンダーギャップの多い国であった。

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