新しい言葉を二つ知ることが出来た。焼き物に関する言葉、「曜変天目」。ETV特集にチャンネルを合わせたら出てきた。まるでハッブル宇宙望遠鏡で撮った写真のような星の世界が焼きだされた器。世界で完全なる形で残っているのは、日本で国宝となってる3つ、しかない。どうやって作るのか、だいぶ解明されたようであるが、結論まだとか。それは、それは美しい。土と焼き目の共演のようなシンプルなものと対極をなすような世界。でも、共通することがあって、「偶然」という「自然の力」が支配してる気がする。ちなみに、この「星」の輝きから「曜(耀)」の字が当てられるようになったそうだ。
現代社会を表現する言葉、「不寛容社会」。NHKスペシャルでやっていた。番組のキャッチ『(前略)相いれない主張がエスカレートし、対立構造が先鋭化する社会に、息苦しさを感じるという声が多く聞かれるようになった。専門家は、このままでは日本社会全体が萎縮してしまうと警鐘を鳴らす。なぜ、いま“不寛容な空気”が広がっているのか−?(後略)』。不寛容という言葉にひかれてみたのだが、何を言いたかったのかよくわからなかった。が、これだけはわかった。価値観が多様になっている一方、自分の価値観以外寛容でない社会になったということ。
ブリ、ブリの刺身は独特の匂いがあり脂がのって、そこがうまい。この脂、サーモンに匹敵すという。ノルウエー・サーモン、タスマニア・サーモンなど美味いのが沢山ある。ただ、サーモンのように世界に打って出るには、この匂い=フィッシュ・スメルがあって難しいんだとか。ところが、ブリは日本だけで取ったり養殖されてる。なんとか世界へと生み出されたのが「におわないブリ」、餌の配合など工夫して生み出したそうだ。日本的な魚の特徴を消して世界で売るためにねぇ、とつぶやいてしまう。もっと地産地消でいいと思うんだが・・・。あれ、不寛容になってる?
どういうわけか、静か。ホトトギスの声も幽か。ウグイスも他の鳥たちの声もどこいったんだろう。朝霧が雪のように音を吸収してしまった? どうしてか知りたい。昨日も思う、トンビが全く圃場の上を回らない。なぜ? 風がほとんどなかった。それだけ? 新しいことに気付くことは楽しい。新しいことを知るのも、また楽しい。でも、人間は知ることが出来ないということを言う方もいる。「知る」って、一体どういうことなんだろう。
今日の一枚:10日16時過ぎ、圃場から。輝点がある、それは雨粒が光ってる。レンズのゴーストもあるが。
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