二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ヒグラシ、鳴く

2015-06-25 06:17:55 | 徒然に想う

今朝、ニイニイゼミに混じってヒグラシが鳴いた。夏至も過ぎいよいよ本番なんだぁ、と思う。彼らはほっといてもこうやって季節を知らせてくれる。山々の木々、植物もまた同じ。ところが、野菜の場合、そうはいかない。特に施設内の場合、植物生理をも利用し、手に手をかける。路地栽培を目指す一方で、施設内栽培を学ぶ。一見矛盾するかもしれないが、その手法の中の随所に植物生理を垣間見て、その矛盾は霧散してゆく。おかげで、というのもおかしいが、植物生理のその不思議な世界に引き込まれてしまった。考えてみれば、空気と水から動物が生きるための食物という形あるものを作っているんだから、これ以上不思議なことはあるまい。

 《夏ぞ来た 朝の静けさ 破れたり》

 

 

今日の一枚:昨日のこと、だいぶ空いてきたハウスの中で、こんなメモ書きが張ってあったのにやっと気が付いた。見えないものでも、こうやってまとめると見やすくなる。土中の水分量だって、きっと同じようなことができる。それで合点がいった。

 


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-06-29 19:17:29
庵主もその話は聞いたことがあります。不思議なのは、地球という閉鎖的な空間では破綻するのにヒトの寿命以上に長い時間がかかる。ところが、巨大なドームなどヒトが切り出してしまうと複雑すぎるのでしょうか、必ずと言っていいくらい破綻します。ヒトが自然のまねをしようと手を出すと、自然はそれを許さないのでしょう。農を目指すことは、切り出した空間を作ろうとすることだと思います。が、できる限り、庵主は切り出さず、できるだけそのままでやっていこうと。その時、最高のパートーナーである植物たちの声が聴けるよう、しっかり見ていきたいと思う今日この頃ごろ。
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ノアの箱舟 (joe)
2015-06-27 15:00:06
地球も一つの大きな施設だとしたら、大気圏という屋根に守られて、循環しているわけですね。90年の初頭アリゾナの砂漠にバイオスフィアという、巨大なドームに地球環境を再現して数人の学者がどれくらい暮らせるか?の実験をしました。水も空気も外部からの補給なしで。
確か、2年で破綻したらしい。原因は酸素だったと記憶してます。
植物の光合成が人類の生きる鍵な、わけですね。
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