今朝、ニイニイゼミに混じってヒグラシが鳴いた。夏至も過ぎいよいよ本番なんだぁ、と思う。彼らはほっといてもこうやって季節を知らせてくれる。山々の木々、植物もまた同じ。ところが、野菜の場合、そうはいかない。特に施設内の場合、植物生理をも利用し、手に手をかける。路地栽培を目指す一方で、施設内栽培を学ぶ。一見矛盾するかもしれないが、その手法の中の随所に植物生理を垣間見て、その矛盾は霧散してゆく。おかげで、というのもおかしいが、植物生理のその不思議な世界に引き込まれてしまった。考えてみれば、空気と水から動物が生きるための食物という形あるものを作っているんだから、これ以上不思議なことはあるまい。
《夏ぞ来た 朝の静けさ 破れたり》
今日の一枚:昨日のこと、だいぶ空いてきたハウスの中で、こんなメモ書きが張ってあったのにやっと気が付いた。見えないものでも、こうやってまとめると見やすくなる。土中の水分量だって、きっと同じようなことができる。それで合点がいった。
確か、2年で破綻したらしい。原因は酸素だったと記憶してます。
植物の光合成が人類の生きる鍵な、わけですね。