二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

大好きな時間

2009-12-13 09:32:12 | 徒然に想う
日の出まであと30分。大地と空の間が濃い橙色。今朝は雲があって、このショーには舞台が狭そうに見える。ちょっと待て。この隙間が、まことにいい塩梅に設定されているのではないだろうか。東の方角には雲が多い。西の空や頭の上ではキラリと星が瞬く。

頭の上の星が見えなくなると、おそらく太陽がころあいの高さ。その隙間から、雲を下から染め始めた。赤でもなく、たぶん韓紅とか薔薇色という色合い、そんな色に輝やいている。またそれがベッタリではなく毛糸をほぐしたようにホワホワとだ。

そして、狭間から見える空が、その赤味がかった系統から徐々に、金茶色、萱草色、杏色、玉蜀黍色、黄檗色、おみなえしと黄色系に移りゆく。ああ、それからが早い。あっという間に、染める役割を辞めて、そのものを見せることへと変化する。

日の出をはさむ一時間二時間の光のドラマ。大好きな時間。



今日の一枚:そんな時間の風景。ちなみに今朝も明け切ったあと彩雲が出た。


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