二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

処暑の朝

2011-08-23 07:50:25 | 徒然に想う
雨音はない。エイッと家を飛び出る。霧雨にもならないような霧雨、雲の中のよう。

カワセミの川の辺。怖い、いつもの道なのに。ブルーアワーの時間帯だが厚い雲が覆い隠し。真っ暗な雑木林が入ることを拒んでる。怖い…。一歩足を。

木々、草々の敵意に満ちた冷たい視線。それが身体中を貫き、髪の毛の先から足の裏までくまなくスキャン。一切を裸にし、ついには心の中まで入り込んできた!

ダレ? お前は誰! だれだ!!

涼しさからか、恐怖心からか、ブルッと体が震え。足元もよく見えないのに足を早める。


遊水池。木道の続いて行く先に野菜直売所の小さな光。
「おはようございます!!」
「おう。おはよう」

ぽっと小さな炎が灯る。秋めく暗い処暑の朝。




今日の一枚:神社の裏手の家の生け垣。蜘蛛の巣にたっぷりの霧雨。5時10分頃。歩く場所によって虫の音が違う。

《夏と秋 上下に分かれ 歌合戦》

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