二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

靄の朝

2010-02-14 10:04:25 | 徒然に想う
昨日の冷たい雨だか雪だか、夜になって雪になって。道に積もるほどでもないが、植え込みやビニールトンネル、大根の葉上などにきちんと残ってる。道は代わりに、ところどころ凍っていて、時折足が空回り。畑の向こうを見れば、朝靄が上がっているよう。

切通しを注意深く下ると県境の川。川面から靄が立ち上っている。もう6時のゴンが鳴っているというのに明るくならない。どうしてと、見上げても雲はない。東に低く雲があるんだろう。キーンと寒さが身にしみてくる。こんな朝は、散歩している人がほとんどいない。

神社の境内わきの展望台。眼下で、黄檗色の光線が靄を彩り、その輝く靄が高架橋や送電線うっすら覆う。幻想的な風景。どうしよう、もう一度川の土手、遊水地に戻ろうか。「おはよう、朝靄か。いいねぇ、いいの撮れたかい」「おはようございます」豆柴を連れた矍鑠爺ちゃん、階段上がってきた。

桜並木の川沿い、何度も足が空転する。こっちは陽の出る方に丘がある。おっ、小五郎。小屋から出てきて伸びしてる。来たのが分かったな。遊んでいたら、やっと陽が当たりはじめた。「暖かいな」




今日の一枚:四本の若木の中でも奥手の木も数輪付け始める。昨夜の雪、大変だろうに。でも、もう直ぐさ。