超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ちはやふる 第25話(最終回)「もれいづるつきのかげのさやけさ」 感想

2012-03-28 04:31:00 | アニメ






壊せない僕らのストーリー。





ぶっちゃけ、これまでが良かったので別に「俺たちはこれからだ」的な締めでも十分良いと
むしろ無難にまとめた方がいいんだろうな、とか思っちゃってたんですよね。
そしたら、これめっちゃ綺麗な締めくくりじゃねえか!って、
個人的にビックリしちゃったんですけど。
これただ単なる「俺たちはこれからだ」ENDじゃなくてそれぞれが夢や目標を見つけて
確かな気持ちや想いを温めた上で締まってるといいますか、気持ち良くみんなを送り出してる感覚っていうか
それでいて第一話に繋がる演出とかも個人的には不意を突かれた感じですし
最後にOPをほぼフルで持ってくる演出もベタだけど分かってるなあ、って印象で。

別に主人公勝たなくても、勝って終わりじゃなくても
全然きれいにまとめられるじゃん!締めれるじゃん!って個人的に感心してしまったんですけど。
要するに、ちゃんと物語として、アニメとして完結した感覚
最終回を観た感覚が自分の中にあったんですよね。
諦めない限り、想いを止めない限り、夢や想像はずっと続いていく
そんないかにも王道の少年漫画的なテーマで締めくくられるのも実に「ちはやふる」らしいなって思えてね。


総評なんですが、最初は無難に纏めた物語なんじゃ・・・って疑念もあったんですけど
蓋を開けてみれば結構燃えられたなっていうか
思ったよりも全然良かったなと自分的にはそう感じることが出来たアニメで
最近スポ根的作品を全然観てなかったのもあって、懐かしい感覚と共に何気に夢中になってずっと観てられて。
最初は微妙に垢抜けしすぎてる?と感じた千早のキャラデザも終わる頃には、ラストシーンの頃には
普通に可愛いとか思えたのも大きかった、かもですね。キュートさが宿ってたよ。
何にせよ、意外ときっちりテーマを纏めてくれたのも含めて自分にとっては秀逸な最終回でしたね。

そのテーマとは?一言で表すのは色々難しいんですけど
競技を通した人との繋がり、人を知る事、仲間との友情、ですかね。
最初は半ばぼっちだった千早も
仲間との色々な出来事があって真に信頼出来る、約束も誓える仲間が出来て
自分の熱中出来るもの=かるたを見つけて選んでやり続けて幾つもの好きな人々、
尊敬出来る人々に出会えて、本気の真剣勝負も交わせて、そんな日々は確かに彼女の糧になってて。
決して自分が自分が、だけでも勝ち進めないのがかるた。それは相手を知る事だったり
或いは自分自身を知る事だったり・・・
何もかるたに限った話でもないのかもしれないですけど
そういう王道で普遍的な話をこの題材で説得力を通して描かれた、それによって新鮮な感触を貰えた
それだけでもう十二分に価値があるように思えた
そんなやった甲斐ありまくりの出色の競技アニメだったな、と掛け値なしに思います。
その中でストイックに打ち込む事の大切さだったりと
無視出来ない幾つものテーマ性も垣間見る事が出来て、奥深いアニメ作品でもあったかなあ、と。





「ちはやふるらしい」って言葉を使いましたけど、
何よりも負けて悔しくて、そこから必死に這い上がる、抗い続ける姿で締めたのが
最もこのアニメらしいかなあって改めて観ていて強く思いましたね。
格好の悪い事(諦めの悪い姿勢、敗者の頑張り)は何よりも格好の良い事なんだ!っていう。
王道を真っ直ぐに真っ直ぐに丁寧に描き上げた、素晴らしいアニメだったと思います。

そして、2期も個人的には待ってます!



ばのてん! 4巻/河添太一

2012-03-27 20:35:24 | 漫画(新作)





河添太一「ばのてん!」4巻。





あらかじめ「終わってます」って情報だけは伝わってたんですけど、
それにしても随分突飛に終わったなっていうか、それまで楽しくダベってたのに
急に真面目なモノローグが入って即座に終了っていう相当トリッキーな手法を使っての終わり・・・
というかこういう終わり方をするならばその後の真エンディングは必要なかったんじゃ?とも思うけど(笑)。
微妙に蛇足感が強かったというか、むしろ本誌のEDでブツ切れにした方が
ネタとしては威力が高かったと思うんだけど。
でも、やっぱり、本誌のEDで半ばブツ切れで終わったのは申し訳ないって気持ちがあったのか
むしろそれをネタにする事で二度美味しい効果を狙ったのか。
まあ冒険が過ぎると言えばそうだし
冷静に考えてみればこっちのが全然良いは良いんでしょうね。普通に面白かったしね。最後の最後で新キャラとか。
しかも微妙に扱いづらいキャラっていうのも実にこの漫画らしいですね。

基本美少女系日常コミックに見せかけて、
随分と野心のある作品だったなあ、というかつっこみに気合入ってんなあ、というか。
割と漫才云々の影響もあったんじゃないかって思うけど
逆に言えばその野心の所為で一部反応出来ないネタもそこそこあったんですが
個人的にはそこ含めてこの作品らしいっていうか
王道に見せかけて、
実は微妙にそこからズレている独特の世界観が最後まで面白かった作品でしたね。
ただ、もっとあざとく・・・あざとくというか美少女系日常コミックとして分かりやすさを前面に、
それがメインだったならば普通にヒットしてそうな感じもするんですけど
その方向に行かないのがこの作品の良くも悪くも個性だったというか。
感動とかちょっと良い話も絶対に入らないし、
泣かせる気もないし、
過度に萌えを狙った話もないしで、冷静に考えると色気っていう色気がないように思える
そういう部分が割と短期?の終了にも繋がったんでしょうけど、でも個人的には方向性好きだし
型にはまってるようでその実型にはまってるとも言い切れないような、
そんなグレーゾーンの追求は中々にお見事でした。
まったりだけどまったりすぎない、サービスもあるけど入り過ぎない、可愛いけど可愛すぎない
でも泣かせる、良い雰囲気の話は一遍もないっていう事で
何気にこの漫画なりの美学のあった作品なのかなあ、とは最終巻を読み終えて結構に思いましたね。

それと、この4巻ではレギュラーが明確に増えて大体4~5人が基本になってます。
だから今までよりも賑やかな作りにはなってるんですけど
その分3人の時のようなシンプルさには欠けてる、って見方も出来そうで
その辺は何とも言えない感じなんですが
ただ、そのままずっと3人でも、例えば会真なんかはずっと報われないままオチに使われ続けた可能性
不憫キャラのままだったパターンになっちゃってたと仮定すると
少しは報われたって内容の方が、キャラクターの幸せ的には良かったのかもですね。
それにやや強引とはいえ、生徒会が生徒会らしくなって、物語の役目を果たしたって見方も出来そうだし
捉え方次第といえば捉え方次第なんでしょう。
ちなみに私は会真ちゃんの擬似大和撫子っぷりを堪能出来てやや満足ですけどね(笑)。
その他にも千夏なんかも最後まで一切ブレないキャラでそこが素敵でした。
彼女が優遇されるとか、実はモテますとか、そんな話全く出てこなかったですもんね。
そこもまた変に設定を付け加えないこの漫画らしい部分の一つだったかなあ、と。
個人的にはそんな独特の部分の数々で好きになれた作品でした。






余談ですが、流行語のお話は説得力が非常にありましたね。
確かに一般人が「チョー気持ち良い」って言って流行る訳ないですからね(笑)。
要するに知名度とタイミングが重要ってことで、元からあんたにゃ無理なんだよ、っていう。
何気に「いっしょにとれーにんぐ」ネタが出たのも個人的に嬉しかった。
でもあれ多分みんな別の目的で使ってると思われます!



パジャマな彼女。 第5話「そうかな」+ニセコイ 第19話「オミマイ」 感想

2012-03-26 07:02:06 | クロス・マネジ(WJ系)





相変わらずレベル高いなあ。





◆パジャマな彼女。

毎回毎回本当に素晴らしい原稿で溜め息が出てしまう。
同時に、これって凄い大人向けの作品だなあとも思う訳ですよ。
今週の内容だって要するに子供から大人へ、計佑自身の思春期を描いてる訳でしょ。
ずっと単なる幼馴染、友達感覚の相手に動揺するって言うのは一つの事件だと思うんですよ。
それまで気軽に、気楽に接して来た相手に変な感情を持ってしまうって事自体が成長してる証であって
でもそんな事実に計佑はすぐには対応出来なくて、思わず逃げ出してしまって。
その後の展開がまた神懸かってるといいますか
町の変化と心情の変化を重ね合わせて、
例え意識が変わっても、見方が変わっても本当に大切なものは胸の中にある、
楽しかった思い出やその源泉自体は絶対に変わったりしないんだ、ってメッセージにもなってて
そんな丁寧な群青模様に実直に感動してしまったというのが個人的な本音です。
割とお色気方面で反響を読んでる漫画っぽいんですが
個人的にはそんな丁寧な部分を読んで欲しい
単なるサービスコメディでこの作品の評価を終わらせないで欲しい。って気持ちが絶対にあって
だからこそ、こういう文章を必死で書いてる訳なんですけどね。
同時に超久々にアンケなんかも出してるけど(笑)。

この「思春期の変遷」ってテーマは非常に読んでて興味深いし
感情移入出来る節もあったりするし
何よりも懐かしさが際立ったりもしてるんですけど、ただWJの読者層は
ノスタルジック云々に直座に反応出来る層だとは限らない訳ですから、その点だと
私の大好きな河下センセよろしく層と合わずに弾かれちゃう可能性もなきにしもあらずですけど
その分この作品にはシチュエーションでグッと来させる力があったりして
それはうどんでも夕日の丘でもそうだし
印象深いシーンを演出する能力は非常に長けてるので、そこをまず見てもらえば
その上でそのシーンやその流れにどんな意味があるのか考えて欲しい
本当のテーマを読み取って欲しいなあ・・・とも強く願ってたりもするんですが、まあそれは
読者それぞれが感じることですし、強要する事でもないんですが
でもやっぱ
個人的にはこの漫画本当に大好きで、この漫画があるからWJ出戻ってきたくらいお気に入りなんですよね。
なんで自分の感想で少しでもその意味やテーマを感じ取って
吐き出せたら、、、とか思います。
今時こんな丁寧にジュブナイル描いてる少年誌のラブコメって絶対にないですからね。
せめて記事書く事で応援してあげたい気持ちもあったりするのもまた本音。


で、内容に関して更に言及すると
これは主人公を可愛がる漫画でもあるんだなあ、と(笑)。
その辺も名作「あねどきっ」の洸太を髣髴とさせて良い感じですよね。
ウブな少年っぷりっていうかいつまで子供のままでっていうモラトリアムっぷりとか
その様子を眺めてるだけで個人的にはニヤニヤしてしまうんですけど
瑞々しい動揺っぷりも、そこからの納得の仕方とかも
良い具合に少年してて、男の子してて、でも女々しくもあって、そこがまた男っぽくてね。
男って女々しいのが実際はデフォルトですから。
うどんプレイ(?)に関して言えば
完全にリップサービスですけど、同時にあそこで大人の階段を一歩昇るのを示唆させていて
単なるサービスシーンと思いきやダブルミーニング的な要素があるのがこの漫画の素晴らしい部分で
前回のまくらのお風呂シーンなんかも必要の無いサービスシーンじゃなくて
結局は計佑から離れられないっていう心情表現でもあった訳さ。
そこを適当に読んでると
ただ単にエロがあるね、とか頼ってるねって意見になっちゃうんだろうけど
よくよく考えて見るとそれって絶対に違くて、単なる固定観念にしか過ぎなくて。
こういうシーンを読む度にこの漫画の奥深さを個人的には感じたりします。
そういうシーンが今週も見事に表現されてて本当に良かったな、と。

後はそうですね、雪姫先輩とのドッキドキラブメール描写は
今週は引きには使われましたが
今後も出てくると思うので、先輩との関係性も注目
あの引きだと来週は先輩とのお話か、それとも三つ巴になったりするのかな?
何にせよ盛り上がりそうで非常に楽しみですね!この漫画を読むのが一週間の大きなワクワクの一つです。
また新しいヒロインとかもありだと思うんだけど、その辺は追々って感じかな。
大きく青春、大きく思春期してて中々に満足度の高いお話でした。
正しく評価されるのを願いつつ、
今後も要応援!ですね。大好きな漫画です。

それにしてもまくらは真面目に嫌味のない表情ばっかりで最高に可愛いですね!




◆ニセコイ

話数が誤植されてる・・・!のは置いといて
こっちはこっちでダブルヒロインにお見舞いされるっていうなんとも羨ましい回。
パッと見「味見しろよ!」ってツッコミが上がりそうですけど、
実際あのおかゆのお陰で熱が引いたみたいな描写もされてるだけに
一概に責める事は出来ない
それにあの描き方じゃどっちのがヤバかったのかはボカされてるしね。
意外に小野寺の方がアレだったりしてな(笑)。

基本的に、自分の好きな相手が誰かと楽しそうに~って、それでイライラするのって
はっきり言ってどう考えてもある程度好きな事は明白だと思うんだけど
それでも千棘は自らの思いには気付いてなくて
そのまま微妙に乙女の争いをかます訳ですけど
所所から実は一条くんの事が好きだから張り合ってるんです!って想起させる描写がたっぷりで
千棘が一番好きな自分にとっては堪らない回でしたね。
別に小野寺さんが嫌って訳ではなくて
単純に自分はちょっとツン気味のキャラのが好きになる確率が高いのかもしれません。
つぐみなんかもめっちゃストライクですしね(笑)。

じゃあなんでそんなツン気味のキャラに惹かれるかって言うと
単純に不器用ながらも頑張ってる姿が微笑ましから。
私自身もこと人付き合いに関して言えば、中々素直になれない性格だったりするので
自分自身の黒い部分と戦いながら素直になろうとしてるキャラにシンパシーを感じちゃうのかも。
今回のお話も「つい反発しちゃう」ってセリフから根っからの意地悪じゃない事が
何気に伝わる作りにもなってますもんね。
そういう何気に努力家な部分含めて自分は千棘ちゃんが好きです!って〆で。
非常に分かりやすいキャラと展開ですけど
今は割とひねった設定の物語が多いから逆に目立つんじゃないかな、と思います。
一度で良いから魔界の沼のようなおかゆは味見してみたい気もするな(笑)。

にしても、千棘のアップで八重歯が見えたのは相当に俺得ですね!八重歯って魅力的だと思うので。




◆オマケ
スケット>「甘夏みかん」って「桃栗みかん」のパロディ?河下さん愛されてるなー。
パッキー>久々にタケル(笑)。やっぱり杉田中とササコの方が似合ってる気がします。オチと卵ネタが良かった。
いぬまる>急にラブコメになってる・・・。元アシの「パジャマな彼女」の影響?色々と強引過ぎ(笑)。

magico一周年はめでたいですね。単行本派なので感想は書きませんが、好きな作品です。



アクエリオンEVOL  第13話「堕ちた巨人」 感想

2012-03-26 03:33:43 | アニメ





君がいない世界。





うわああこれは堪えるな・・・正直虚脱感半端ない。
折角最後の最後で本当の友達に、恋人になれたのにそりゃあんまりでしょ。
何というか報われないなあ。その分グッと来たし感動もしたし、うるうるもしたんだけど
ただ、やっぱりジンくん好きなキャラだったからショックはショックよね。
正直ここまで自分の中でショック受けてるのが意外なんですけど
それだけここ数週の描写が良かったって事や
彼自身輝いてたって裏付けでもあって
何よりもユノハとジンの描写が大好きだったので、これから何を楽しみに観ればいいのか・・・それ位の衝撃。
ユノハの涙は見たくない、って結果的に流さざるを得ない状況になってるし。
その分絆だったり、本当の意味で分かり合えたのは大きくて
最後の最後で救われたっていうのもまた事実
確かに裏切り者をそのまんまにして置くのも不行き届きではあるんだし
ある程度は納得の展開なんですけど、それでもジンとユノハのカップルが自分は好きだったので
残るのは虚脱感、けど・・・好きな女の子を守る為に逝けたっていうのは男としては幸せなのかもね?
何にせよ、最期の時にようやく愛に目覚めた彼に、合掌。

元々彼は敵として登場してた訳なんですけど
最初は悪として登場してたからこそ
どんどん感化されていく様は気持ち良くて、だんだん彼に対する好感度も上がって。
何よりチェリーの匂いを漂わせていた彼が実直に純愛に目覚めていく様は素敵だった
間違った生き方をしてきただけにその更生と成長を眺めるのが微笑ましくて
純粋に応援もしたくなってた訳で。
しかし、それも考えれば罰だったのかなと言いますか
今までの過ちが消える訳ではないですもんね。
そう考えると真っ当に正しい最期だったのかな・・・とも考えちゃうけど
それにしてもこれは随分とやるせない気持ちにはなっちゃいますよね。うーんどう考えても悲しさは拭えず。
でも、女の涙を見たくないから、それが辛いから寝返るって行動原理は
間違ってても凄い素敵だなあって思えたんですよね。
その瞬間が一番輝いてたと思う。
非常にショッキングなお話でしたが、その分傷として深く残ったのも事実。
多分自分以外の視聴者的にも彼の人気って高かったと思うので正にゼロからやり直し
来週以降はまた再びみんなが立ち上がる様子を描くって方向性ですかね。
ユノハは最も辛いだろうけど、失って立ち上がる所を観られれば
個人的にはそれで十分かもしれん。
王道の熱い展開がめいっぱい楽しめるお話でしたが、案外ハンカチも用意しといた方が良いお話でもありました。
唯一つ言える事は、ジンってキャラは最初はともかく最終的には偉大なキャラだったって事。
もう次回予告で正式な死がネタバレされちゃってるんで断言して置きますが
ここまで視聴者にダメージを与えた時点で彼の価値は定まってるかと。





ところで、前作のアポロが善と悪に分かれたのがカグラとアマタなのかなあ。
その辺も追々・・・っていうか来週は葬式モードですけど。
暗そうだけど、楽しみでもあるかな。期待。




輪廻のラグランジェ 第12話(最終回)「またいつか、鴨川で」 感想

2012-03-25 23:10:21 | アニメ





さよならラフィンティ。





ヴィラジュリオの目的はやっぱり大鬼、元凶であるウォクスそのものを破壊する事
その目論見を阻止したのがランの兄って事で
一時休戦といいますか
取り敢えずはヴィラジュリオとのいさかいは決着したという事で良いのかな。割と綺麗・・・っていうか
普通に最終回っぽい最終回だったもんでそれが自分にとっては意外だったというか
ここまでちゃんと締めて来たか!って事で
単純にブツ切りにされるよりはよっぽどいいわな。
まだ肝心な謎こそ明かされてはいないんですが、それはもう分割2クールって時点で全部は描かない
っていうのは情報が出た時点で分かってたのでそこに対しての不満は一切無いですね。
それはもう夏に描けば良い事なんですから。
そこで今期示唆されて来た色々な複線、謎が描かれるんだと思うと多少ワクワクもしますけど
今度はランの兄やモイドが中心に関わって来そうでその辺もまた楽しみです。
このクールは割と溜めっていうか
説明だったり、友情の深化だったりが中心なので
本当の核の部分は夏の2クール目だったり日常中心?のOVAでこそ描かれるんだと個人的には思ってる
だからある程度地味さも目立つ作りだったと言えばそうだったんだけど
不思議と常に面白かったっていうか
3人が3人で一緒にいるべき所以や目的を作るのが今期の肝だった気がするので
その観点から考えると大満足の1クール目だったんじゃないですかね。
ランともムギナミとも完璧に打ち解けた感覚はやっぱりあって
最後ら辺のいっつも3人一緒~って流れも結局はその絆の象徴の為に描いたんだと今は思える。

その過程でデメトリオのコンビが正式に感化されて仲間になったり、
例のユリカノの幻影?とまどかが対面したり
取り敢えずはウォクス破壊騒動も収まったりで割とお話も順調に続いていたイメージ
まどかは思ってた以上に思春期っぽい女の子でしたが
最後はきちんと大輪を咲かせて
みんなを救う事が出来て良かった。おおよそ1クール目でやるべき事柄は一通りこなしたかな、って印象で
2クール目では更にキャラの絡みだったり、アステリアやランの兄の事だったり
その辺の全貌が描かれればいいなあ、という期待も込めて。
ジャージ部=人を救うって意味合いでしたが
そこから考えると最後の最後で自分の肉親を救う事が出来たっていうのは
本当にまどかの行動理念に尽きるようなラストだったかな、と。まだ隠し玉も用意されてそうなので
その辺含め夏の2クール目も期待しています!ってオチで。面白かった!最後まですっごい爽やかな作品でした。





それにしても冒頭のランとまどかの百合ドラマは本当に良かったです(笑)。
本当に恋人って言われても違和感無かったもんなあ。
そんなランもムギナミを絶対に探し出すと宣言したり、一回微妙な空気感にもなったからこそ
再び強まった絆を感じる事が出来てやっぱり練り込まれた構成の妙を感じたりも。
色々と突き抜けた面白さのある作品で
今期ではトップクラスに「好きな」作品でした。
総括に関しては分割2クールっていうのが元々示唆されてた作品なので夏の2クール目が終わったら書きます
その前にOVAが劇場上映されるらしいんでその記事で再びこの作品に触れる事になるかな。
個人的には大好きなアニメでした。1クール目お疲れ様、2クール目も頑張って下さい!