超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

2012年 春のアニメ新番組チェック!

2012-03-31 22:38:40 | アニメ(情報・その他)





毎回恒例の新番組チェックです!去年の春も豊作でしたが今年の春はどうでしょうかね。
今回もじっくり吟味して感想書く作品を決めて行きたいと思います。
来期もまたよろしくお願いします、って訳で以下。

今回も新作アニメ・特撮情報(空想科学災害対策本部)さんで調べたラインナップです。
関東放送情報オンリーなので南関東にお住まいの方は是非、
基本的に関東最速基準でかつケーブルテレビ加入前提のこの記事ですので
本当に詳しい最速情報は公式等で調べてみて下さいね。割と数多目ですね、来期は。





4月1日(日) 宇宙兄弟 7時~ 日本テレビ
       緋色の欠片 10時~ 東京MX

4月2日(月) 君と僕。2 1時半~ テレビ東京

4月4日(水) これはゾンビですか?OF THE DEAD 1時~ 東京MX
       めだかボックス 1時50分~ テレビ東京

4月5日(木) あっちこっち 1時25分~ TBS
       さんかれあ 1時55分~ TBS

4月6日(金) アクセルワールド 12時半~ 東京MX
       夏色キセキ 2時25分~ TBS

4月7日(土) 謎の彼女X 1時半~ 東京MX

4月8日(日) 黄昏乙女×アムネジア 12時半~ チバテレビ
       咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 1時5分~ テレビ東京

4月9日(月) 這いよれ!ニャル子さん 2時~ テレビ東京

4月10日(火) 黒子のバスケ 11時~ 東京MX
        ヨルムンガルド 12時半~ 東京MX

4月12日(木) クイーンズブレイド リベリオン 12時~ BS11
        坂道のアポロン 12時45分~ フジテレビ
        つり球 1時15分~ フジテレビ

4月13日(金) エウレカセブンAo 1時55分~ TBS

4月14日(土) シャイニングハーツ 10時半~ 東京MX

4月22日(日) 氷菓 12時~ チバテレビ

4月29日(日) AKB0048 11時~ tvk 





一応これらが私的チェック作品ですかね。全部で22作品?多いねえ。
でも昔に比べると少ないですよね(笑)。
多分そこまでガッツリ感想書きまくる事もないとは思いますが、その日その時の気分次第で。
来期は色々な意味で未知数な作品が多いので、割と鉄板の多かった今期と比べると
結構手探り状態で観ていくことになるかもしれないですね。
だから、どれが期待かどうかは分かんないです。
でもその分フラットに視聴して行けたらなあ・・・と現時点では思っとります。
来期は他にも色々企画記事も頑張る予定なんで、微妙に忙しいクールになりそうな予感です。

ちょっと触れてみる。


>あっちこっち、さんかれあ、めだかボックス、黒子のバスケ
どれも原作読んだ事あるんですが、どれも途中で止まってるんですよね。
だから中途半端な原作読者って立ち位置ですけど
取り合えず内容は掴めてる。
あっちこっちはイチャラブ作品でさんかれあは割とシリアスなゾンビもので
めだかは途中から完全なバトル作品になってましたね(笑)。今はどうなのか分からないですが、
アニメだとどうなるんでしょうね。そして黒子のバスケは基本超人ものですよね。能力スポーツ作品です。

ちなみに「さんかれあ」のはっとりみつるは、
女子高生がオ○ニーしなきゃいけなくなる漫画だったり
完全な百合漫画書いてたり
割とフリーダムな作家さんってイメージですね。学生の頃は「れな」で色々楽しませてもらったなあ。


>これゾン2期、エウレカ、咲、君僕
これらは続編シリーズですね。咲は外伝のアニメ化って事で本編のキャラはあんまり出ないと思う。
そんな中でどれだけ魅せれるのかに期待ってところでしょうかね。
これゾンは、久々に公式にアクセスしたらやっぱキャラに華があるなあって思いましたね。
個人的にはセラフィムが好きなので彼女のデレが見れたら嬉しいですね(笑)。
君僕はもう1クールとほぼ同じ流れでしょう。
でも聞いたところによると恋愛のお話も絡んでくるらしい。
そしてエウレカは非常に懐かしいタイトルですが、前のシリーズは傑作だったので
それを越えられるかどうか、ですよね。アクエリオンなんかは上手い事やってますけどね。
朝7時っていうめっちゃ早い時間帯に1年もやってたもんだから
もうキツくてキツくて仕方なかったけど
最終話付近のアネモネのエピソードで思わず泣いた思い出もあったりする印象深い作品ですね。
主題歌ではNIRGILISの「sakura」が一番好きでした。名曲だよねえ。


>夏色キセキ、つり球
オリジナル枠、かな。どっちもPVや公式見る限りでは面白そうですね。
夏色キセキなんかはもう番宣が鬼のようにバンバン流れてるので少なくとも大きく外す事は無さそうです。
両方とも結構癒し型の作品なんだろうか?でも夏色キセキは関西最速なのよね。
オリジナルじゃないけど京アニの氷菓もまた期待作の一つであるのは間違いないかな、と。


他にも、ダークホース的作品の到来にも期待しています。
ダークホースって言っても最近は何がダークホースなのかよく分かんない感じですけどね(笑)。
去年で言えば「アスタロッテのおもちゃ!」みたいな感じの作品ね。
そんな訳で最終的にどういうラインナップになるにせよ
一作一作期待を込めて観ていきましょう、って事で。少しでも閲覧者の皆さんと重なれば幸いです。





で、来期はもうちょっと根気強く視聴しようと思ってまして。
大人になって働くようになってから大体一話か二話でそそくさと切っちゃう事も多くなって
最近なんて本当に切るまでのスピードがどんどん速くなってて、
でもそれじゃちょっとイカんな、と。
昔はもっと純粋に観てたんじゃね?ってふと思ってしまって、だから来期は時間削ってまでも
結構どの番組も真剣に観ていきたいって気持ちが何気に強いんですよね。
普通に途中から感想書くのもありかもなあ、って。

なんで、結構ブログ作業の時間も削られる可能性が高いので
その辺は多分今までとはちょっとずつ変わっていく部分もあるかもしれません
けどその分更新に関しては一本一本益々気合を込めていく感じで。
もう一度初心に戻ってアニメライフを謳歌する覚悟であります。
そういう良い出会いがある事を信じて!
個人的な決意表明でした。

それと、試みとして今一度影響を受けた過去作品なんかも改めて掘り起こそうかなあ、と。
自分の中で検討中であると同時に
音楽漫画関連の企画もまた検討中、
まあ色々やっていくつもりなので、来期もまた本ブログをよろしく!って事で。年度も変わるし心機一転ですね。
また、頑張っていきます。私生活もちょっと変わるとは思いますけど。歩みは止めません。



そんな訳で長くなりましたが来期の新番組チェックでした。
来期もまた一緒に楽しんでいけたら幸いです。




妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 第12話(最終回)「二人になった日」 感想

2012-03-31 04:20:41 | アニメ





君を嫌いな君が好き。





うん・・・甘々でしたね(笑)。なんかもうショートケーキにシロップと練乳を掛けちゃった!みたいな
それくらいの甘さだったんですけど、実はこれもまた計算の内といいますかそれが理解出来たから不思議と
嫌味も無く、素直にニヤニヤ出来たような気がしてるんですけど
シリーズ中盤になって
随分とすれ違いや上手く行かないって描写が増えてきたようにも感じてたんですけど
言っちゃえばあれって全部布石のようなもので、今回のカタルシスに捧げる前置きのようなもので。

「時間は重み」本当にその通りですね。あっさりとくっ付いて気楽に恋をして
別にそれを否定するつもりは全く無いんですけど
このいぬぼくの場合、散々上手く行かない描写があったからこそ最後の結ばれる瞬間が盛り上がって
過度にロマンチックで、でもそこには爽やかさと清廉さが付随していて・・・。
あくまで個人的に、ですが
そう考えて観た場合素晴らしいとしか言い様のないお話で、実直に感動してしまったんですけど
同時に凛々蝶さまの照れる顔が恍惚レベルで襲って来たんですけど(笑)。
しっかり作られてるなあ、っていうか
少女漫画の好い部分をしっかり物語に組み込めてる感覚なんかもあったりして
それでいて最終的には双熾も単なる便利なイケメンキャラって印象が消えてる訳だから
単純に良い具合に二人の仲を祝福出来る、っていう。
そんなコンプレックスの感情の描き方もまた秀逸な作品であった、と個人的には思います。
最初から最後まで方向性にブレがなかったのは非常に安心して観れて素晴らしかったなあ、と。

やっぱり似たもの同士なんですよねえ。
お互い手紙保存してるし
お互い自分の事は嫌いだし
お互い相手の事は大好きだし。
まず最初に双熾が凛々蝶の心を解きほぐしてくれたように
最後はそんな彼の縛られた心を彼女が解き放ってやるという流れ
それ即ち救ったのもまたお互い様って事で
ただ一方的に奉仕されるだけの物語には全然なってないのがまた凄く気持ち良いと思えるんですよね。
もらった気持ちや思いやりをちゃんと返せてる感覚っていうか、
それでいて二人の成長もよく分かったし伝わったし
年齢差云々も全く関係なくて
最後の最後にはもっと観ていたいなあと思える二人の世界があって・・・ただ単に綺麗なだけじゃない
お互いに汚れた部分、間違った部分があるからこそその邂逅に本当に意味があると思える。
そんな純粋で、誠実で、そして半ば人間らしくもある極上のラブストーリー。
最後まで美味しく堪能させて頂きました。ありがとうございました!


これって出会いやきっかけさえあれば人間は変われるってメッセージでもあって
それはまず双熾が動いた事から始まったと思うんですけど
仮に彼の行動を彼女が受け入れなければ
邪険に扱ってれば、何一つ変わらずに終わっていた訳で
その逆も然り、凛々蝶の最初の高飛車な態度で双熾が絶望したままだったら
物語は始まりすらしなかった。
要するに、人間の本質なんてものは態度だったり表面上には全く存在してなくて
本当の本音はその裏にこそ存在している、それを曝け出したからこそ二人で一つになれた
そんな出会いが二人を変えた訳ですけど
それって結局何も行動を起こさなければ、そのままの世界に閉じこもっていたら何も変わる可能性なかった
だから必要なのは能動性だったり他人を認める心だったり、そんな気持ちがあれば
勇気や受け入れる力さえあれば、人間はどんどん変わっていける
絶対でなくとも可能性はあるんだっていう。

自分が嫌いな自分をどうやって好きになるのか?ってテーマにも答えは出ていて
それはきっと他人を認めることで、愛する事で、肯定する事で、きっと自分自身も救われる
そして勿論相手自身も救われる。 そんな相思相愛って言葉をきれいに体現出来たような無垢なお話
元々藤原ここあの、あの雑誌界隈特有の中性的な感触が好きっていうのもあるけれど
それを抜きしてもお話もテーマ性も良くまとまってる上に
着地点も抜群の出来っていう
今期でも指折りの傑作なのは個人的には間違いないんじゃないか、って思います。
単純に原作を出来るとこまで~って形で2期狙いのあざとさがなく
これ単体でも素晴らしいって思えるような。
原作付きアニメの一つのお手本じゃないですかね。正直絶賛したい出来なのが本音なんですよね。
ともかく、色々と眼福で至福のアニメだったって事は私の中では確かな事実で。

触れなかったけど反ノ塚さんのイケメンっぷりもまた楽しかったです(笑)。
最終的にはサブキャラの良いとこ際立てて終わりっていうのが
また乙な作品ですよね。
それは勿論蜻蛉も含めて、ね。近年珍しいぐらいきれいに終わった原作付きアニメだったと思います。
2期はあったら嬉しいけど、これはこれで一つの物語として完結してると思えるので
そこまで強くは望まないですが、あったら必ず観ますよって感じで。
この作品も関東では一日遅れでしたが、それでも読んで下さった皆様どうもありがとうございました!!






総評は・・・何度も語ってるんですが非常にニュートラルっていうか
野郎でも婦女子でも対等に楽しめるような
そんな中性的な感触が素晴らしいと思えるような作風で
でもこれってスクエ二系界隈ではそこまで珍しい事でもないんですけど
多分ここまで中立的な作風はことアニメ界に於いては貴重と言えば貴重であるとは思うので
その意味でも一つの新風として輝けてたアニメだったかもしれません。
男は凛々蝶さまに
女は双熾くんに、、、って言いたい所ですが
最終的にはお似合いの二人になってたと思うので
そこまで離れてもなかったんじゃないか、って感じますが。見方がね。
美少女漫画と少女漫画を組み合わせたような作風はとっても観心地が良く
繊細な心情にも分かりやすい萌えシチュにも両方に行き来出来るフットワークの軽さが魅力的な作品でした。
個人的には白黒付けてるよりもグレーゾーンの作品のが好きだったりするので(笑)。

後は、もうお話の方向性が一本道って途中から大体決められていたので
詰め込みすぎる事も一切無く
きちんと物語の目的を見失わずに、それをちゃんと遂行して終われたっていうのも大きくて
真に観やすく、また安定感のある作品にもなったんじゃないかなあ、と。
その分刺激は少なかったかもしれませんが
まあその辺は蜻蛉様の大立ち回りで補完して下さい、って事で(笑)。
これくらいシンプルを貫き通せるアニメも中々ないのでその意味でも個人的には大切な作品でしたね。
バトル要素も少々ありましたけど、結局は妖怪である実感の演出に過ぎなかったっていう。
これが週刊少年誌だったらそっち方向に傾いてたんだろうけど、
それが傾かないのがスクエ二系の良い部分でもあって。
そんな風に振り返って見ると、実にこの作品らしい個性は存分に感じられて
記名性って観点でもまた優れた作品だったかな、とは。

キャラに関しては我らが凛々蝶さまを筆頭に味のあるキャラばかりで、
私はキャラ作品とは全然思ってないんですが、そういう見方をするのも十分アリだとは思う。
基本ストーリーがしっかりしてるので、オートマティックにキャラを愛でるだけでも楽しい作品かもね。
フェチ魂をくすぐる描写の数々、俗に言うメニアックな部分もまた面白いアニメでした!
個人的にはめちゃめちゃ楽しかったと感じましたね。という〆で。


キャラソンでは凛々蝶さまのと反ノ塚のデュエットソングがお気に入りでしたね。
映像もいちいち変わってるから観るのもまた楽しかったわ。スタッフの方々お疲れ様でした。