アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

こころざし工房の石鹸

2012-04-03 16:24:16 | 奥三河three trees+
   奥三河Three trees+のメンバー、中村志江(ゆきえ)さんの主宰するこころざし工房の石鹸を紹介します。

   2年前、彼女から初めて手作りのオリジナル石鹸をもらって以来、私はずっと彼女の石鹸だけを使っています(コチラ→)。それまで、石鹸というものをほとんど使わなくなっていたのですが、彼女の石鹸に出会ってから、石鹸に対するイメージががらりと変わり、私の毎日の生活になくてはならないアイテムのひとつになりました。

  この2年の間に、彼女の石鹸の種類はどんどん増えました。それぞれ、固さ、におい、使い心地に特長があるようなのですが、私はまだどれが一番自分の肌に合っているのかは特定できません。鈍感なのかもしれませんが、はっきり言ってどれも気持ちいい。

  こころざし工房の石鹸のよさは、作っている志江さんの顔の色艶と髪の毛の質を見れば歴然としています。すっぴんの顔はつるつるつるだし、きめ細かい。髪は黒々と光っています。生まれつきよかったわけではなく、自分の石鹸を、体にも顔にも髪にも使い出してからこうなったと言います。

  ついでに言うと、彼女とはかなり年齢差のある私も、彼女の石鹸を使い出してから、色艶もなめらかさもそれなりによくなってきたように思います。

   さて、この美しい石鹸、イベントではたいていういろうと間違えられ、一度などは高齢の女性が口の中に入れそうになり、あわててやめてもらったほど。以下、彼女のしおりから何箇所か引用します。
   
    「ひとつひとつ丁寧に時間をかけて手づくりした石けんです。油はすべて植物性油100%。食用にできる良質の油を使用しています。着色料・合成香料・防腐剤無添加の、人や環境に優しい安心できる石けんです。手づくり石けんには、天然グリセリンがたっぷりと含まれています。その為、志工房の石けんは豊かな保湿力を備え、油溶性・水溶性、両方の汚れをきれいに落とすことができる、うれしい石けんなのです」

  この天然グリセリンというものが、肌には大事な成分なのだそうですが、大量生産の石鹸だと急速に乾かして製造する必要があるためせっかくのグリセリンが抜けてしまい、そのせいで使ったあと肌が突っ張るような感じになるのだそうです。すでにあるものをわざわざ抜いてしまうなんて、もったいないことをするものです。

  石鹸の種類は現在9種類。

  「*米ぬかとはちみつの石鹸  
    愛知県稲武産(大野瀬)の有機栽培で育てた筒井さんのお米からとれた米ぬかを使用しています。信州産のアカシア蜂蜜を配合しました。油の72%がオリーブオイルでできた無香料のマルセイユ石鹸です。
   *酒かす石鹸  
    愛知県奥三河の純米大吟醸、「蓬莱泉」の酒粕をふんだんに使いました。無香料の石鹸ですが、ほんのりと酒かすとはちみつのよい香りがします。70%がオリーブオイルでできた、やさしい石鹸です。
   *ラベンダー石鹸  
    ラベンダーの精油とラベンダーの粉末を配合した、志工房人気の定番石鹸です。ウコンの粉末が入っています。ラベンダー精油とゼラニウム精油の好まれやすい香りです。
   *花石鹸  
    ポットマリーゴールド(別名:カレンデュラ)というハーブの黄色い花びらを散りばめました。ほんのりとお花のやさしい香りが漂います。
   *柿渋石鹸 <マンダリン>or<ティートゥリー> 
    国内産の無臭柿渋を使用しています。リクエストによって生まれた人気のクレイ入り石鹸です。オレンジに似た香りの<マンダリン>と、すっきりとした香りの<ティートゥリー>の2種類の香りの中からお選びいただけます。
   *ローズウッドの石鹸 
    ローズウッドとローズゼラニウムの精油のブレンドです。ローズの花をイメージして、ピンク色の天然フレンチクレイを使用しています。香りも泡立ちもとても良い石鹸です。
   *ヒマラヤンソルトの石鹸  
    ヒマラヤの岩塩をほんの少し石鹸に溶かし込みました。フレンチクレイで模様付けした、72%がオリーブオイルのマルセイユ石鹸です。泡立てネットを使用されることをお勧めします。さわやかな香りで、塩の特長を兼ね備えたとても気持ちのよい使用感です。
   *トゥルシー石鹸(ホーリーバジル) 
    トゥルシー(ホーリーバジル)は、インドの薬草医学アーユルベーダにおいて最も神聖な植物といわれています。名前の通り、ホーリー(神聖な)バジルです。ホーリーバジル精油と無農薬・自然栽培で育てたトゥルシーのティーが入っています。
   *カモミール・ラベンダーの石鹸 
    甘くすっきりとした、よい香りが特徴の泡立ちの良い石鹸です。2層の色は、日本で昔から洗浄に使われてきたといわれている「あずきの粉」を使用しました。キュッキュッといった洗い上がりが心地いいです。」

  一つ一つの単品もいいけれど、4個ずつセットしたお試しセットは、プレゼントにとても重宝します。私は友人知人になにかちょっとプレゼントしたいとき、このセットをよく選びます。気に入った石鹸が見つかった人は、そのままファンになっているみたい。 

  こころざし工房の石鹸は、現在、どんぐり横丁で販売しているほか、アンティマキと一緒にイベントにも出店しています。近いところでは、4月14日(土)のベジフェスタでご覧いただけます。奥三河Three trees+のブースにお越しください。

  なお、この石鹸に関するお問い合わせ、ご注文は、アンティマキの問い合わせメールにてご連絡ください。                          
                                                 
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アンティマキの、優しく易しいパンとスコーンとスープの講習会を開きます。

2012-04-03 15:31:44 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  体に優しく作るに易しいパンとスコーンとスープの講習会を、どんぐり工房で開きます。


  昨年の春、知人に「ぜひ売ってほしい」といわれて販売を始めた、こねずにつくるパンシリーズ。発売以来、イベントなどで、「こねないでいったいどうやって作るの?」と、たびたび尋ねられました。

   パンはこねないとできない、とほとんどの人は思っているはず。その常識を覆すパンの作り方を考案したのは、藤田千秋さんという料理研究家。彼女の作り方をもとにして、ホシノ天然酵母を使ったこねないパンが生まれました。

   このパンは、前日、大きな漬物用のシール容器に材料を入れて粉っぽさがなくなるまでかき混ぜておくだけで、翌朝にはしっかり発酵が進んでいて、二次発酵を終えてから焼けば、普通のパンと遜色のない、おいしいパンが出来上がります。

   忙しい方、パンが好きでもこねるのが面倒で作るのをためらっている方に、ぜひとも覚えて頂きたいパンです。一昨年2度開催しましたが、友人知人からぜひ開いてほしいとの要望をもらったので、再開する事にしました。

  パンと一緒に作るアンティマキのスコーンは、バターも牛乳も卵も使わない、甘さ控えめのスコーンです。豆乳と植物油を使っているので、脂肪のしつこさがありません。ジャムをつける手間を省いて、最初からサンドしてしまった、一風変わったスコーンと、胡桃と黒糖を入れたスコーンを作ります。野菜スープは、動物性食品やスープの素などを一切入れないで、野菜や豆だけで作る、おだやかな味のスープです。

   講習会の詳細は以下のとおりです。

   *日時:5月13日(日)午前10時~午後3時
   *場所:どんぐり工房(豊田市武節町) 
   *参加費:2000円(材料費込み) 定員:15名
   *講師:アンティマキ(村田牧子)
   *問い合わせ・申し込み:どんぐり工房 
    (ただし、申し込みは4月20日から)電話0565-83-3838
  
  一昨年の講習会の様子は、こちらからご覧ください。




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ジャーマンヨーグルト

2012-04-03 14:24:19 | たべもの
  京都にいたころ、近所の自然食品店で見つけてたびたび買っていたおいしいヨーグルト、名古屋・藤が丘の成城石井で再会しました。
  
  共進牧場のジャーマンヨーグルトです。

  コクがあって濃厚。すっぱさがちょうどよいのか、なにもかけなくてもたくさん食べられます。メイプルシロップをちょっとかければ、りっぱなアイスクリーム代わりのおやつになります。とにかくいいヨーグルトです。このヨーグルトをコーヒーの濾紙でで漉して、ヨーグルトチーズを作ったらかなりおいしいものができそう。

  共進牧場のHPによれば、独自のバランスで育てた菌で、長時間発酵させるのだそう。創業120年のこちらの牧場は、加工場に隣接した直営の牧場の見学もできるようになっています。

  そういえば、このヨーグルトには、アンティマキがヨーグルトスコーンを作るときに使う小岩井のヨーグルトと同じように、粉砂糖がついていません。納豆のたれと辛子同様、ヨーグルトにはあの粉砂糖を添付するのが当たり前のようになっていますが、使わない私には無用物。こういうところも、好感をもてます。

  ところで、たまに別のヨーグルトを買って粉砂糖が残ったときは、捨てるのもしのばれるので、夏、酒や酢でハチのトラップを作るときに使おうと思ってためています。


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