アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

暮らしの学校・安城アンフォーレ校オープニングイベントに出店します。

2017-05-30 21:52:27 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   数年前から、アンティマキの焼き菓子とパンの講座を開いている岡崎市のカルチャーセンター・暮らしの学校。このほど、安城市にできる、図書館を中心とした複合施設アンフォーレに、暮らしの学校安城アンフォーレ校ができることになりました。
 
   アンフォーレ校の開校は6月1日。オープニングにちなんで、1日から4日まで、安城校内でオープニングイベントが開かれます。

    イベントでは、試食販売会、講座体験、作品の展示、ミニコンサートなどが予定されています。アンティマキは、3日土曜日に、試食販売会を実施。コンフィチュールのArtisann MIKI といっしょに会場にてお待ちします。

   お持ちする予定の商品は、穀物クッキー2~3種、ブルーチーズクッキー、クラッカー、黒ビールケーキ、スコーン、乳製品・卵不使用のクリームパン、やわらかめのライ麦パンかカンパーニュ、そのほか。草木染めの製品も、少しですが持っていきます。

   イベントの詳細は以下の通りです。

  *日時 6/1(木)〜6/4(日) 10:00〜18:00
    アンティマキの出店は3日のみ 10時~午後3時か4時ころまで
  *場所 〒446-0032 愛知県安城市御幸本町12番8号
   「暮らしの学校・安城アンフォーレ校」(アンフォーレ南館2F)
  *電話 0120-556-254(フリーダイヤル)
  *アクセス JR安城駅・東口より徒歩5分

この期間には、アンフォーレ内でも大きなイベントを開催する予定のようです。どうぞ、どちらものぞきにいらしてください。



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草を採り草を食べ草の話を聞く会

2017-05-23 15:36:30 | アンティマキの場所に生きる動植物
    いつか、私宅の野原にある雑草の名前を教えてくれて、その草が食べられる草かどうか、そしてその料理法や薬効もレクチャーしてくれる人に出会いたい。こちらに来て以来、ずっと願っていたことがやっとかないました。

   雑草研究家の前田純さん。(合)つむぎてのメンバーです。稲沢で雑草を栽培し、「和菜」という名前で販売。お茶や、野草味噌もつくっています。大学で雑草学を学び、雑草の世界に魅せられた彼。話が面白くて、伺いたいことばかりなので、一人で聞くのはもったいなくて、「草を採り草を食べ草の話を聞く会」を開くことにしました。

   友人、知人に呼びかけると、すぐに定員いっぱいに。草に興味を持つ人がこんなに多いのか、とびっくりしました。

   雑草採取地は私宅の野原。「雪割草ガーデン」と名付け、2年前から、ガーデンらしき場所に生まれ変わらせようと友人知人といっしょに、おりおりの草刈り、草取りを始めました。そして野菜やハーブを植え、なんとか庭の体裁をほんの少し見せ始めたのですが、ともすれば草に負け、現在もこのありさま。

   でも、この野原が、草にとっては最適のすみかを選べる場所になっていたらしい。

   美しい花束はカキドオシ。どこにでもある草ですが、薬効もあり、香りがよくて食べられる草。こうして摘むと可憐です。

   この草は、ウシハコベ。普通のハコベに交じって、育っています。

   こちらがハコベ。柔らかくて、食べやすそう。

   ハルジオンです。稲武ではまだ花が咲いておらず、上のほうの葉っぱを摘みました。つぼみのお浸しは絶品です、と前田さん。たくさん摘めたら食べてみよう。

   ヨメナです。まだうちの庭には育っていないようなので、前田さんが自分の雑草園で野菜同様に栽培しているものを持ってきてくださいました。

   カキドオシです。花と葉を分け、どれも葉はすべて火を通しました。

   薄紫の色が美しい。

    カキドオシの多い場所には、ゲンノショウコも育っています。前田さんが下見にいらしたとき、「もしかしたらゲンノショウコそっくりのアメリカフウロかもしれない」とおっしゃったのですが、すぐに調べた結果、本物とわかり安心しました。

    植物にも動物と同じように擬態する性質があり、ある植物にそっくりの別の植物がそのすぐそばで生息するということがよくあるそう。例えばミツバそっくりのウマノミツバ。ミツバという名前がついているのに、葉が五枚に分かれているのだそうです。稲そっくりで稲作の邪魔者とされる稗も同様、擬態。稲と同じ環境で育つようどんどん変化し、何千年と生き延びてきたのだそうです。稲がある限り彼らは健在ですが、この世から稲が消えたら、かれらも消滅の運命にあるということです。

  草の話はつきることなく続き、摘みながら調理しながら、みなさん、前田さんの話を興味津々で聞いていました。

   シロツメグサの花。こちらも葉は蒸して。花はサラダにちらしました。

   うちの敷地内には、シロツメグサも赤ツメグサもたくさん育っているのですが、彼らは、いじめられるほど増える習性のある植物だそう。だから人間が草を刈る機会の多い場所ほど、クローバー系は元気なのだとか。いわれてみれば、よく歩きまわる場所ほどこのクローバーは豊富。ということは、いじめられないと増えないということでもあり、たしかにめったに行かない場所には皆無です。

   料理好きが集まったので、手際よく調理は進みました。

   嫁菜ごはん。ちりめんじゃこと塩を混ぜたものですが、かなりおいしい。

   料理指導は前田さんなのですが、おまけとして、わたしも雑草入りおやき風パンを作って、みなさんに食べてもらいました。おやきの具は、シロツメグサ、ハルジオン、ハコベ、タマネギ、ショウガ、油揚げ、麩。味付けはしょうゆ、みりん、塩、ケチャップで。癖のない雑草を選んだせいか、これは結構好評でした。

     こちらは雑草スコーン。バジルペーストを入れたスコーンのレシピを改変して、雑草ペーストを作って生地に混ぜました。使った雑草は、カキドオシ、セリ、三つ葉、西洋タンポポ。いずれもあくが少し強くて香りのいいもの。でも、バジルのインパクトに比べると香りも味も弱いので、バジルスコーンに入れるペーストの量の3倍入れました。でも、まだ雑草の味は弱い。ペーストをつけて食べたら、草を食べた満足感がやっと得られました。 

     スコーンを載せたお皿は、前田さんたちつむぎてが企画した銘々皿。草で染めた和紙にこんにゃく糊を塗ったのだそうです。なかなかかわいい。

      こちらは、スコーン生地を薄く伸ばして低温で焼いたクッキー。こちらも草の強さが感じられず、がっかり。

    さて、できあがった草料理の数々。今回はあえて天ぷらはせず、それぞれの草を味わってもらおうと、蒸したり、炒めたり、汁に入れたシンプルな料理ばかりです。サラダも、各自オリーブオイルと塩を好みの量だけかけていただきました。

     予想外だったのが、味噌汁に入れたタンポポの葉。味がないほどではなく、かといって癖はほとんどなく、ただの青菜として食べられました。

     前田さんが開発した、シロザから作った品いろいろ。ボールペンやボールペン立て、クロモジがわりの小さなナイフ。これまで私は草木染めを通して、草の魅力をつたえたいとおもっていましたが、草にはさらに多岐にわたる可能性がありそう。おもしろい。

     最後にどんぐり工房で撮った集合写真。草を摘み、草を調理し、草にまつわる話に興じた貴重な一日を過ごすことができて、みなそれぞれ満足げ。次は、夏か秋、開く予定です。
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オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られたTシャツ

2017-05-18 14:55:53 | アンティマキ風自然的生活
   14日のナゴヤビーガングルメ祭りで買ったものの中に、オーガニックコットンの洋服があります。

   Artisan MIKIとアンティマキのブースの隣で出店していた、長野県安曇野のローブス・オーガニックコットンで入手しました。

   色は薄茶色。緑綿の色そのものなのだそう。ボーダー柄の紺色をのぞいて、こちらの品はすべてもともとの綿の色そのままで織っているそう。ラグランでフードがついていて着やすい形のこの服、手触りもいいし、値段も値引きされていたので、びっくりするほどの値段ではない。でも、とくに見た目に特徴はないし、あえて買うほどではないかな、とおもったのですが、店主の話を聞いて、「これはぜひ買わなくちゃ」と即決。手に入れました。

   彼が言うには、「環境を汚す業界の第二位は、繊維産業」だとのこと。これにはびっくりしました。第一位は自動車産業か何か重工業らしいのですが、軽工業の繊維業は、種々の工程で石油や石油製品を使うのだそう。早い話が、草木で染色するためにわたしはソーダ灰で煮だしたり、石鹸で洗濯したりしますが、工場では当然、合成洗剤など強力な薬品を使うはず。染料はもちろん化学染料。形状記憶の製品にするためにも、いろいろ薬剤を使用するそうです。きけば納得。

   だから、いくらオーガニックで育てたコットン糸が原材料であっても、その工程はまったくオーガニックではない、と彼は強調します。

   タグには、こんなことがかいてあります。

   「ローブスオーガニックコットンは、100%オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られています。(布帛生地やゴム等の付属品は除く)認証を受けた海外産原綿から紡がれた NO WAX系(海外紡績糸、緑綿は日本紡績糸)を使い、日本国内で生地と製品に加工しています。
   生地の特徴:カットソー:Tシャツの生地を編む際のワックスには蜜蠟を使用、生地の洗浄にはドイツSONETT社のオーガニック洗剤を使用。
   ニット:ニットセーターの生地は熟練の職人が一人で機械を使い、一切何も加えずに編んでいます。生地の洗浄もしていません。
   縫製は一人の職人が一枚一枚丁寧にオーガニックコットンの糸を使って縫製しています。染色もしていません。白・茶・緑は綿花の色です。」

   カットソー生地に使われるワックスは、通常、石油系のパラフィンワックスというものだそう。これまで、オーガニックコットンであれば、環境にも体にも優しい、と単純に思っていましたが、工程に問題があるとは!

   さらに、このオーガニックコットンは、「保湿性が高く、紫外線も0%カット」するとあります。夏前に買えてよかった。汚れたら染めようと思っていましたが、生のままの綿の色をなるべく長くめでたい。大事に着よう。
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ナゴヤビーガングルメ祭りに出店します。

2017-05-11 10:26:55 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   まだ朝夕は寒い稲武。五月の連休がすんでも、まだ夜はこたつをつけています。

   でも、岡崎の市街地では半袖ですごしている、と今日聞いたばかり。寒暖の差が激しすぎるこのごろ、久々に風邪をひいてしまいました。はなはまっさかりなのに。「花風邪」かな?とおもいましたが、そんな言葉はないはず。「鼻風邪」ですね、たぶん。

    さて、今年も、名古屋鶴舞公園で開かれる恒例のナゴヤビーガングルメ祭りに出店します。開始以来、ほとんど毎年出店してきましたが、今年は、Paysan MIKI,Artisan MIKIのブースで、アンティマキは販売します。場所は、奏楽堂の真下。円形のエリアの中にいます。

一昨年の写真です。このときも、奏楽堂の真下でした。多分同じ場所のあたりだとおもいます。

    風が強くて、午後は天幕をはずしました。日差しがきつかった!

    お持ちするのは、黒糖とナッツのスコーン、カカオニブスコーン、ほうろく菜種油のスコーン、ほうろく菜種油の穀物いろいろビスケット、米ぬかカレークッキー、セモリナ粉入りのクラッカー、おからのガトーショコラ、玄米おかき、カンパーニュ、カレー粉とナッツのはいった玄米ご飯パン、卵・乳製品不使用のクリームパンです。

    年々、賑わいを増すこのお祭り、販売も楽しいけれど、見てまわるのも楽しみです。まだどんなお店が出るかチェックしていませんが、今年はいつもより商品を少なめにして持っていくつもりなので、早めに販売を済ませて、買い物したい。というわけで、どうぞ、早めにお越しください。あるいは、お取り置きいたしますので、ご希望の方は、右ブックマークの問い合わせメイルから、お問合せ・ご注文をください。

   
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街角朝市に出店します。

2017-05-07 14:13:08 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   稲武はソメイヨシノがおわり、ただいま八重桜と山桜が満開です。
 
   先日、久しぶりに、Paysan MIKIの農園にお邪魔しました。目的は摘花した花をもらうため。桜の塩漬けのように、ブルーベリーの花の塩漬けも作れるのではないかと思い立ってのことです。まだ花は五分咲きくらいでしたが、加工するにはちょうどよさそう。ブルーベリーは、実だけではなく、葉っぱにも相当の薬効があるそう。実にも葉にもあるなら、花にもあってよさそうです。

   というわけで、たくさんいただいてきょう、塩漬けにしました。桜のほうは満開の八重桜でつけたものを、白梅酢やシソ酢につけ、きょうはじめて外で干しました。半乾きになったら塩にまぶしておきます。この桜で、桜風味のパンを焼いてみたい。うまくいったら、ブルーベリーの花パンもやってみよう。

  さて、毎週火曜日に、豊田市東山町の個人宅などで開いているまちかど朝市。第二週目には、先月からアンティマキも出店を始めています。

  今月はあさっての火曜日、9日です。10時から開始。東山町の個人住宅のあとは、寺部町の守綱寺にてひらきます。時間はだいたい11時ころ。こちらでは、毎月第二火曜日と第四火曜日に、絵本の読み聞かせの会を開催。初めての方でもお気軽にどうぞ、とのことです。時間は10時半から。

  持っていくのは、穀物クッキー~カラスムギ入り・カカオニブ入り~、ほうろく屋の雑穀いろいろビスケット、ブルーチーズクッキー、稲武の固い玄米おかき、グラノーラ、全くこねずに作るパン~オリーブとローズマリーのフォカッチャ、レーズンといちじくのミニ食パン~、それにスコーン種です。

  先月は桜が満開でしたが、今月の市街地はチューリップが満開かな。では、たのしみにまいります。いつも通り、お取り置きをいたしますので、アンティマキの問い合わせフォーム(右ブックマーク上段)からお問い合わせください。
 
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福蔵寺ご縁市に出店します。

2017-05-01 00:02:49 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  たしかもう、7年くらいはたっているとおもうのですが、何回目かの福蔵寺ご縁市が、今年もまた開かれます。わたしは初回から前回参加。ゆったりのんびりのこのイベント、気にいっています。

  さて、春のご縁市は5月3日。水曜日です。場所は、旭地区・大田町の山里の寺・福蔵寺。10時から2時ころまでです。

  ちらしには「奥三河Three trees+」となっていますが、今回出店はアンティマキのみ。おもちするのは、穀物クッキー~カカオニブ・カラスムギ~、ほうろく屋の菜種油のビスケット、ニランジャンのカレー粉入りの米ぬかクッキー、ブルーチーズのクッキー、黒ビールケーキ、酵素玄米入りの全くこねないで作ったパン、好評のなんちゃってクリームパン、カンパーニュか柔らかいライ麦パン、スコーン2種、いなぶの玄米おかきなどの予定です。

  取り置きご希望の方はご連絡ください。右ブックマークの「アンティマキの問い合わせ」からどうぞ。

アンティマキのブースで、ヒカリノのまりさんが、ハワイアンロミロミのハンドマッサージをいたします。山里の初夏の風に吹かれながら、心地よいひと時をお過ごしください。
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