アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ジェノベーゼ

2013-06-21 17:22:32 | 手作りのたべもの
   先日、お隣岐阜県恵那市上矢作地区の道の駅・福寿の里で、バジルの葉を見つけました。けっこう入っていて200円。しっかりした葉で緑が鮮やかだったので、2袋かいました。

   それで、久々にジェノベーゼソースを作りました。といっても、松の実がなかったので、クルミで代用しましたが。量はすべて適当。味とようすを見ながらフードプリセッサーをまわしました。写真はまだ途中。このあと、ニンニクとオリーブオイルをさらに入れてまわしました。全体がクリーム状になるまで。

   ソースを作ったあと、気づきました。「今日なら、ジェノベーゼが作れる!」新じゃがいも、莢インゲン豆、パルメザンチーズ、必要な材料が全部そろっています。

   ジェノベーゼとは、バジルソースであえたパスタのことなのですが、パスタをゆでるときにいっしょにジャガイモと莢インゲン豆も茹でて、ゆであがったらフライパンに少量の煮汁と一緒にいれて、バジルソースで和える料理です。

   バジルソースがあるときは、たまにただのバジルパスタは作るのですが、そういうときに、材料がすべて家にそろっている、ということがこれまでなくて、簡単そうなのに作ったことのないメニューがこのジェノベーゼでした。

    で、作ってみました。フライパンで具をいためることもいらないので、簡単。塩麹と胡椒で味をつけ、お皿に。バジルソースの常備があれば、もっと手軽です。ジャガイモとパスタのバジルソース和え、けっこういけます。それぞればらばらに食べるのも美味しいけれど、いっしょもいい。

    ところで、パスタの入っている鍋にジャガイモを入れたとき、「これ、もしかしたら、パスタが少ないときの増量用にジャガイモを入れたのがはじめではないのかしら」とおもいました。サツマイモご飯など、いわゆる糧飯(かてめし)と同じ理由で生まれた料理なのではないか、と。

    さて、このパスタ、私はけっこう満足しましたが、家人には不評でした。どうやら、バジルソースを入れすぎたため、家人の苦手な青臭さが増したようでした。今度は適量にしておきましょう。
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幼稚園にノンアレルゲンのアップルパイを納品しました。

2013-06-21 16:01:06 | アンティマキの焼き菓子とパン
    本日、みよし市の三好ヶ丘聖マーガレット幼稚園に、アップルパイを納品しました。といっても、今回持っていったのは、卵や乳製品にアレルギーのある園児たち6人分のパイです。きょうは、6月のお誕生会。アンティマキのアップルパイが、彼らのおやつになります。

    こちらの幼稚園にアップルパイを持って行くのは、これで3回目。最初は、ふたりの園児のためでした。二人のうちひとりは、パイというものをはじめてそのとき食べたのだそう。卵、バターだけでなく、そのときのパイには砂糖すら入れていなかったのですが、その園児は大喜びで平らげたそうです。

    3回目のパイには、中に入れたリンゴを、少なめですが粗糖を入れて煮ているので、たぶん最初のパイよりさらに美味しく感じてもらえると思います。それに、バターの代わりに使う油は、前回から菜種油に変えています。油の味がちゃんとするので、より生地にうまみが増したと思います。

    幼稚園の先生方には、試作したほうじ茶と玄米粉入りのクッキーもお届けしました。お口に合うといいのですが。

    稲武からみよしの幼稚園まで、車で1時間半足らず。猿投近辺をのぞいてほとんど田舎道の運転なので、わりに気が楽です。きょうは、納品後すぐにとんぼ返り。帰り道は、枝折交差点をグリーロードに入らずに矢作川の対岸を走りました。下川口を右に折れ、足助から旭地区へぬけます。この県道、時間のあるときはときどき使います。田の中の道が心地よくて、景色もいい。

    雨でしたが小雨程度なので、難なくのんびり走りました。きれいに草刈りした道端にはアジサイがもう花咲いていました。

    旭の万根町。前から気になっていた集落です。なぜかというと、人の気配がしないから。道なりに数軒家が立ち並んでいるのですが、庭先の草も潅木も生い茂ったまま。

    周りにを乱雑にしたままの家は、いなかでは珍しいので、人が住んでいるとはおもえないのですが、家の途切れたところにある小さな畑に、きれいに野菜が植えられていたりするので、やはり無住ではないのだな、と思い返したりしています。でも、とにかく、人は極端に少なそう。

    バスも通るし、稲武に比べたらずっと街に近いところなので、空き家になっているのはもったいないなあと、通るたびに思います。

    三好ヶ丘聖マーガレット幼稚園への今度の納品は9月。そのころは、さらにこのあたりの草は伸びて、いっそう無人の寂しさを感じさせていることだろうな、とおもいます。
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7月もよさみガーデンマルシェに出ます。

2013-06-16 22:24:56 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    毎月第一日曜日に開催する、刈谷市のよさみガーデンマルシェ。今月に続いて来月も、奥三河Three trees+は出店します。

    今度も屋内での出店。今度も、美味しい食べ物屋さんがいろいろ出店するそうです。屋外では雑貨や小物のお店も。有機野菜を栽培する農家の方々が、直接売ってくださるのも魅力です。


    詳細は以下のとおりです。

*日時 7月7日(日)午前10時から午後3時
  *場所 フローラルガーデンよさみ
     刈谷市高須町石山2番地の1
  


   
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今月もグリーンママンの朝市に出ます。

2013-06-16 22:24:43 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   3月に再開して以来、毎月ずっと出ているグリーンママンの朝市、今月も出店します。

   ときは、来週6月25日(火)、10時から12時。場所は豊田市寺部町の守綱寺。コチラのお寺の大広間での市です。無農薬の野菜や有機栽培のコーヒー、瀬戸市の豆腐屋しろさん、など、小さいながらおいしくて体に負担のかからない食べ物を扱うお店や、手作りの品をいろいろ扱う雑貨が並ぶこともあります。

   本堂では、読み聞かせの会が開かれています。いつも、若いママさんと小さなお子さん達でにぎわう、気持ちのいいあつまりです。

   アンティマキは、試作途中のほうじ茶と玄米粉のクッキー(卵・バター使用)を、特価で販売する予定です。忌憚のないご意見をください。
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畑仕事も少しだけ再開しました。

2013-06-16 22:17:10 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
いまさっき、ブログに書いたことですが、今年は、ほんの少しでも、敷地内の畑(にしたいところ)や庭(にしたいところ)の手入れをしようと、先月から取り組んでいます。取り組んでいる、といっても、3日に一回ほど、1時間か2時間、これらの場所で過ごす時間を設けている程度ですが、それでも、昨年までよりも、居心地のいい場所になりつつあります。

   もと畑や庭での滞在時間が増えたので、いままで見過ごしにしていた植物が目に入るようになりました。
 
    6年ほど前に植えた食用のオールドローズ。おととしまでなかなか伸びず、いつ消えてもおかしくない状態でした。でも、もう大丈夫みたいです。ここまできたら、ほうっておいてもよさそう。虫はついてはいますが、くわれすぎて困るほどではなさそうです。花が開くたびに摘んで、乾かしています。ローズは私が淹れるハーブティーの大事な材料。うちでまかなえたら、こんなにうれしいことはありません。

    つい最近まで、ライラックだと思っていた木です。たしかに、「ライラック」と書いてあったから買ってきたはずなのですが、匂いはしないし、花は地味。ほんとにライラックなのだろうか、と今年初めて気になって、ネットで調べてみました。そうしたら、全然違う! それで、フェイスブックに写真を載せて事情を書き、「この木はいったいなんという名前なのでしょう?」と書いたら、すぐに回答がきました。「イボタノキでは?」

    さっそくネットで調べたら、かなり近い。さらに葉っぱの写真を大写しにして載せたところ、「やはりイボタノキのようです」とのこと。決定です。細かくてびっしり花がつく、このイボタノキ。可憐な趣で、きらいではないのですが、ライラックと思い込んでいたため、名前からして甘い調べを持つライラックと「イボ」とか「ボタ」とか濁音が多くてダサい響きのイボタノキでは、落差が大きすぎ。かなりがっかりしました。

    でも、よく調べたら、このイボタノキは染め材料になることがわかりました。出る色は黄色。それもかなりあせにくい黄色が生まれるそう。いっぺんにうれしくなりました! 今度の日曜日のどんぐり工房の染め講習会で、試してみるつもりです。

    畑の整地はまったくすすんでいませんが、のこぎり鎌で草を刈っては、適当なところに苗を植えることを始めました。

    三好ヶ丘ラヴィマルシェで買った、東郷町の自然農の農園のミニトマト。

    こちらはインゲンです。自然農で育った苗はことのほか、強いとか。うちの草だらけの環境でも、なんとか育ってくれるかしら。

    2週間ほど前、友人からもらったルバーブの根です。10年以上前に植えたもので、彼女の畑で立派に育っていました、たった2本しかなかったのですが、毎年春と秋にかなりの量の茎が採取できて、いつもたくさんもらってはジャムにしていました。でも、今年はきわめて量がすくなかったので、そろそろ更新時期かもしれない、と友人が株分けをしたのでした。

    思った以上に株が太っていたので、畑に植え切れない分をもらってきました。堀川ゴボウみたな根です。いくつかに分けてもと畑に植えました。

    ある場所では、麦が2本、穂をつけていました。

    昨年、大野瀬町の筒井重之さんの畑を借りて、こめこなクラブで麦を作ったのですが、脱穀したとき、残った藁をもらってきて、あちこちに敷きました。かなり乾かしてから敷いたのですが、そのわらについていた麦の粒から、この穂が育ったようです。感激! でも、実はこの写真をとったあと、草刈りをして、草と一緒に刈ってしまいました。土の上で追熟してくれたらいいのですが、たぶん、望めないことでしょう、若すぎたから。

    ギボシは、日陰でもどこでも旺盛に育つので、うちでは重宝しています。でも、花をちゃんと見たのは今年がはじめてかも。繊細な折り紙みたいな形です。暗い茶室に一輪挿したら、映えそう。

    6月の最初の日曜日に出店した刈谷市のよさみガーデンマルシェで買った、バジルの苗です。肥料をやっていないせいか、土があわないのか、なかなか育ちません。今年こそ、バジルソースをたくさん作りたいのに。

    藍を育てている方からいただいた苗です。種をまきそびれているので、ありがたい。でも、こちらも生育が悪そうです。
    
    ブルーベリーです。数年前、やっと定植したものなのですが、土壌改良がいいかげんだったせいか、なかなか実をつけません。でも、生長はしています。油粕とか糠くらい、施してやったほうがよさそうです。できれば、もっと大きな穴をそばに掘って、ピートモスと米ぬかを混ぜたものを入れてやればなおよいそうです。ひげ根ばかりのブルーベリー、土が固いとそれだけで生長しないそう。木が健在というだけでわたしはなんとなく嬉しいのですが、実ができればもっといい。そのうち、やってみよう。

    以上、この半月ほどのもと畑ともと庭でとった写真を紹介しました。最後に一枚。

    先週木曜日に、新城市の星農園から届いた野菜宅配便の中に入っていたダイコンの葉です。忙しかったので、ダンボールに入れたままほうっておき、3日後、葉の色が黄色くなり始めたので、干葉にするしかないなとおもって、薪ストーブの前においてあるざるに載せておきました。翌日ふと見たら、立っているではありませんか! 花が咲き始めています。すごい生命力です。こんなたくましい野菜がうちの土で育ったら、さぞかしうれしいことでしょう。












  
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このごろのアンティマキの場所

2013-06-16 11:43:15 | アンティマキの場所に生きる動植物
   毎年、春先には「今年こそ、もと畑をなんとか復活させよう!」と意気込むのですが、ひとつきふたつきたつと、挫折します。すさまじい草の伸びようにギブアップするのです。

   でも、今年は、もと畑のある土地には、夏でもいけるよう道筋だけは作っておこうとおもって、ほんの少しずつですが、3日に一回はもと畑(上の畑と呼んでいます)に出向き、鎌で草刈りしたり、とっておきたい植物にかこいをしてやったりしています。

   わたしたちが田舎に来たのは、誰もがたいていそうであるように土いじりをしたいというのが目的だったのですが、引っ越してしばらくしてから長い間、種々の事情から畑に出向けないでいました。事情が許すようになってからは、焼き菓子製造その他の仕事が忙しくなり、やはり赴けず、やきもきしながら過ごしました。

   でも、こんなことしていたら、もっと年をとり畑に上がることすらできなくなってしまう、と今年は本気で焦りはじめ、とにかく畑のあった土地に出向くだけでもしよう、とおもったのです。

   ほぼ6年間ほったらかしだったもと畑には、たった1株ずつ植えたスペアミントとペパーミントが広がり、いまは、他の雑草を圧するほどの生育振りを見せています。このミントを適宜のぞきながら、そここに、生ごみで作った肥料をやり、苗を植え始めています。

   梅は、今年はこんな程度しか実をつけていません。4月、梅の花が咲く頃になってもなかなか満開にならないので、今年は寒くて開花が遅れているのだな、とおもっていたら、そのまま花の時期が終わっていしまいました。花の数自体がやけに少なかったのです。花が少なければ当然実はつきません。昨年たくさんくれた友人宅でも同様の事情だとか。だから、今年の梅仕事はなし。数個の梅は、醤油にでもつけようとおもいます。

   上の畑の隅に植えたイチョウ。ほったらかしにしていたときは、上につる草が生い茂り、枝が極度に曲っていました。取り除くことすらままならなかったので、一時は死んでしまったかもしれない、とおもったのですが、生きていました! こういう木が、うちにはけっこうあります。えらい! 

  シャガです。いくらでもふえるようです。けっこう好きな雑草なので、抜いたときは、せっせとよそに移植してやっています。

   ドクダミの八重。栽培種らしいけれど、けっこう勝手に増えています。

   ウド地帯。もと上の畑の隅に自生しています。おが屑をかけておくと、春先やわらかい独活がとれますが、今年はすこししかかけられなかった。でも、野性味のある柔らかい部分をちょっとだけ食べられました。若い芽はちぃぎっててんぷらに。

   敷地内にいくらでもはびこっているスイカズラ。いけてみました。いいにおいです。

   こちらは、一昨日もらった古いインク壷にいけた野の花。長くたれているつる草は、自然薯です。うちの庭には、美しい栽培種の花はほとんどありませんが、かれんでたくましい野の花なら、これからしばらく欠かさず見つけられそう。野の花を野にあるように生けるいけばながあるそうですが、わたしもいろいろ試してみたい。

   

   
   
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大阪の老舗コンブ屋・土居のコンブ商品

2013-06-16 11:28:06 | たべもの
   chie流マクロビオティック料理教室の講師・大阪のちえさんが、自宅近くのコンブ問屋・土居の昆布商品をいろいろお土産に持ってきてくれました。
 
   このコンブ屋さんは、「美味しんぼ」でも紹介されたことのある老舗で、ちえさんは今、ご主人達と一緒に、日本の伝統食品として欠かせない昆布のよさを広めるため、種々の活動を始めています(コチラ→)。
   もらった品は、手前が、「日本のだし」、後右は「IRIKON」、その隣はこんぶ飴、左は十倍だし。

   「日本の出し」は北海道函館産の天然真コンブと鹿児島県産の鰹節がそれぞれパックに入ってい、そのまま使えるようになっています。どちらのパックも中身は細かくしてあって、そのまま水の中に入れられます。先にコンブパックを水に入れてしばらくおき、弱火にして加熱。沸騰したら鰹節パックを加えて5分ほど煮出します。

   先日はじめて、1セット使ってみました。うまい! こんなにおいしいだしを、うちでとったことがありません。たぶん、天然真コンブの力なのでしょう。

   1セットで水は1リットル、とありましたが、わたしは2リットル近い水で出しをとりました。それでも十分濃いだしがでました。パックの中身を取り出して食べてみたら、まだけっこうおいしい。2番出しも取れそうでしたが、ふりかけを作ってみました。

   オーブンの天板にだしがらのコンブと鰹節を広げ、130度で20分ほど加熱します。からからに乾いたら取り出し、フライパンでさらに軽くから煎り。塩と醤油をたらしてさらに煎り続けたらできあがり。かんたんで、とてもおいしいふりかけができあがりました。このふりかけを作った日の晩御飯、わたしはいつもより多めにご飯のお代わりをしました。

   「十倍出し」は、天然真コンブと塩だけでとっただしのエキスです。おもわず顔がほころぶほどの旨味です。ちえさんは、うちの台所で、油を一滴たらした湯でさっとゆでたレタスと無水煮したしめじを、この十倍だしで和えた一品を作ってくれました。知っているはずの味なのに、新しい。おいしかった! 豆腐にかけたり、ゆで野菜に和えたりして、すぐに使ってしまいました。

   「IRIKON」は炒りコンブ。十倍だしなどを作る際に使ったコンブの再利用だそうですが、甘すぎず辛すぎず、適度なうまさがあって、ビールのつまみにもおやつにもなります。袋には、こんなことが書かれています。

    「調味料(アミノ酸等)や酵母エキスの多用はミネラルの欠乏につながります。いりこ(煮干し)やこんぶの出汁を日常の料理に使ったかつての健全な日本に思いをはせ、美味しくミネラル補給ができるように商品化しました」

    以前もブログでこちらのコンブを紹介しましたが(コチラ→)、ポリシーをはっきり打ち出した商品開発に脱帽です。

    こんぶ飴は一般のコンブ飴よりコンブの量を多めにして仕上げているそうです。甘すぎないせいか、次つぎに食べたくなります。このこんぶ飴もIRIKONも、袋の裏には、「調味料(アミノ酸等)や酵母エキスなどで人工的に強く味付けされた食品を常食されている方には、当店の商品は物足りなく感じられることがあります。自然の素材と技術が醸し出す地味をお楽しみ下さい」と書かれています。

    アンティマキの焼き菓子やパンでもいえることですが、化学調味料や白砂糖、漂白された白い小麦などに慣らされた舌には、精製度の低い砂糖や小麦粉、天然のだしでとったつゆや各種調味料は、味気なく物足りなく感じられることも多いようです。つまり刺激が少ない。でも、ゆっくり舌の上で噛み締めたり転がしたりしてあじわっていただくと、そこはかとない滋味を感じるはずです。

    こうしたことをはっきり商品の袋にまで明記する土居さんの心意気、すばらしいとおもいます。来週、私は10年ぶりに京都と大阪に出かけます。そのおり、ちえさんの案内で、土居のコンブ屋さんも訪ねる予定です。楽しみ!
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三好ヶ丘ラヴィマルシェに出ました。

2013-06-12 01:59:07 | イベント記録
   みよし市で毎月ほぼ第二日曜日にひらいている、三好ヶ丘ラヴィマルシェ。前からでてみたかった市ですが、先日の日曜日、ようやくはじめて出店できました。

   住宅街のなかにあるビルの駐車場を借りてのこのイベント、お店は、常時だいたい6~7店が並ぶ、ささやかな市です。

     この日、アンティマキが出品したのは、穀物クッキー3種、オカキ2種、スコーン4種にこねないパン2種、それと黒ビールのケーキ。私は2時間だけ出店の予定だったこともあって、いつもより少なめの量にしました。そのほか、こころざし工房のせっけん、Miki-Co-Laboのコンフィチュールも。手伝ってくれたのは、Wさんです。

     開店は10時から。マルシェが始まって半年近くたっているため、近隣に知られてきたようで、三々五々、人が集まってきました。そのなかに、前からわたしの焼き菓子やパンを買って下さっていた方や、ちえさんの教室に来て下さった方もいらっしゃいました。うれしかった。

   主宰者は、このかた、渡辺亜沙子さん。写真右の若い女性です。
 
   左はおかあさま。無農薬でサフランを栽培しておられます。そのサフランや野菜も店先に。ハーブの花束がさわやかでした。

    瀬戸市の豆腐屋・しろも。ひと月に一度、稲武の友人達と共同購入していますが、それだけでは足りません。この日も、木綿豆腐、厚揚げ、そして私が最も好きなすくい豆腐を購入しました。

    みよしのお隣、東郷町で自然農に取り組んでいる農園もほぼ毎回出店しているようです。野菜は端境期らしくこの日はなし。そのかわり苗を売っていました。自然農といってもいろんなやり方があるようですが、こちらは草だけを堆肥にして糠すら施さない方法で栽培しています。こうして育てた苗も野菜も、ことのほか生命力が強いのだそうです。私は、ミニトマトとインゲン豆の苗を買いました。
     
    わたしたちのブースの隣はアロマのお店。こちらでは、Wさんに教えてもらったばかりのハーブ、ネトルと虫除けスプレーを買いました。

     ささやかながら、楽しめるお店がそろうこのマルシェ。短い時間でしたが、アンティマキの焼き菓子とパンはほぼ完売。来月7月14日のマルシェにも出ることにしました。
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chie流マクロビオティック料理教室、春の部がおわりました。

2013-06-07 09:58:20 | マクロビオティック
7年目の、ちえさんのマクロビオティク料理教室春の部は、先月の24日(金)と26日(日)に終了しました。

   8ヶ月ぶりに稲武に来て下さった、大阪のちえさんこと、森ちえこさん。今回も、おしゃれで手軽なマクロビ野菜料理を教えてくれました。

   1日目の参加者は13名。3人ほどのかたをのぞいて、この教室の常連さんが集いました。稲武だけではなく、豊田市街地、碧南、岡崎、名古屋など、遠くからお越し下さった方も。

    今回のメニューは、マクロナルド! 全品ベジのハンバーガーセットです。

    バーガーの主材料はタカキビ粒。ちえさんが、肉好きの男の人たちに食べさせて、最後までお肉と思い込ませた、という一品です。

     ハンバーガーにさす旗を作るおかあさんと息子さん。

     フライドポテトを入れる袋にも絵を描いて、それっぽく。

     5年ほどまえから参加しているAさん。一人目のおこさんがおなかの中にいるときからの常連さんです。今回は、昨年8月に生まれたMちゃんをつれて参加しました。

     最近は、若いお母さんと小さなお子さんも集う教室になりました。

     手前は玄米おにぎり。くるみ、ローズマリー、オリーブ油、塩をいれて炊きました。イタリアンの味です。

     ハンバーガーが並びました。食欲をそそります。

     チキンナゲットの代わりにちえさんが考えたのは、うるちあわのナゲット。ちぎった高野豆腐が、鶏肉っぽく見えます。シェイクは、甘酒と豆乳、いちごをまぜたもの。これがおいしかった! 「飲む点滴」と言われる甘酒、この夏、つくらなくちゃ。

     1日目は13名とこどもさん3名に赤ちゃんひとり。

     2日目は7名の方と赤ちゃんひとり。

     2日目のフライドポテトの袋には、ジャガイモ、サツマイモのほか、うちの庭からとってきたコゴミのてんぷらも加えました。

     おもしろくておいしいちえさんの野菜料理、今回も、参加した方々みんなに満足して頂けました。次回は、8月のおわりか9月に開催の予定です。




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分搗き米をおいしく炊く方法~その2

2013-06-06 23:29:50 | 手作りのたべもの
    以前、分搗き米や玄米を土鍋でおいしく炊く方法を紹介しました(コチラ→)。葉山の白崎茶会主宰・白崎裕子さんの考案した方法です。

    彼女は、玄米を圧力釜で炊く場合にも、初め強火であわをぱあーっと沸き立たせてアクをとる、という、分搗き米の場合と同様の方法をすすめています。

    どちらも、とてもおいしいご飯がたけて気に入っているのですが、ひとつだけ難点があります。それは、長い時間水につけておく必要がある、という点です。

    分搗き米でも、最低1時間は浸水するよう、指示されています。夕方急いでご飯をたきたいとき、1時間浸水してから火にかけるのでは悠長すぎます。それで、最近、もっと早くしかもおいしくたける方法を思い付きました。

     水につけないで、ざるにあげたらすぐ圧力釜煮いれて強火にし、アクをとる方法です。

     分搗き米はよくよく洗って糠をのぞきます。そしていったんざるに。圧力釜にお米を入れたら、水を入れます。米の分量をあらかじめ量っておくのは面倒なので、わたしは、米の表面に手のひらをおき、指の第一関節と掌の部分のちょうどまんなかくらいまで水を入れています。アクとりをしなかったころは、第一関節までみずをいれていたので、それよりわずかに多めにしています。ちゃんとはかるなら、たぶん米の重量の1.3から1.4倍くらいの水分量だと思います。

     軽く蓋をして火をつけます。強火で。煮立ってきて、一面があわだらけになったら、白いこまかいあわだけすくいます。すべてすくうのは難しいので、米の上の水がほとんどなくなるくらいにするのがめやす。蓋をぎゅっと閉めて圧力をかけます。

      圧力がかかったら火を引いて、2分弱火でたきます。そして蓋があくまで放置します。

     これだけなので、およそ時間は30分くらい。これまで、分搗き米を水につけないで圧力釜で炊くこともありましたが、それより、すっきりしておいしい。ひと手間かかりますが、おすすめです。

      ところで、友人が、「この「あくをとる」という方法は、昔のかまど炊きの方法に通じるところがある」と言っていました。ぱあっーと強火にしたとき、羽釜の蓋から吹き零れている写真や絵を見かけますが、あの吹き零れたものがあく。昔の炊き方だと、自然にあくがこぼれていたのではなかろうか、というのです。

     なるほど、納得。いまはガスや電気での調理が当たり前なので、吹き零れるままにはしておけません。それで、人力であくをとる必要がある、ということなのでしょう。

     このところわたしは、前夜からの浸水が必要な玄米より、こちらの方法での3分搗き米ばかり食べています。
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