アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

玄米粉の大根もち

2015-01-25 11:59:50 | 手作りのたべもの
   この半月で、大根餅を立て続けに4回も作りました。最初に作ったのがこちら。

   ふろふき大根にしようと、薪ストーブで大根を煮たのですが、すっかりわすれてしまい、気がついたときはぐずぐずに煮崩れていました。それで思い出したのが昔一度だけ作ったことのある大根餅。とりあえず大根をつぶして、片栗粉と小麦を適当に混ぜ、フライパンで焼きました。大根に水気が相当残っていたので、かなり粉を入れても生地が固くなりません。粉を入れすぎたのでは大根の味がなくなるので、とりあえず柔らかいまま、焼いてみました。単に廃物処理のような気分で作ったおかずでしたが、これが意外と美味しかった!

    そこで、今度はネットで大根餅を調べてから作ることにしました。

    実は昔、中国人の料理家のエッセイで大根餅をはじめて知り、その本に書いてあった通りに作ったことがあります。その作り方では、大根は確かゆでるか蒸すかしていたはず。でも、検索したレシピはざっと見た限り、大根は卸して水を切って使うことになっていました。大根をたくさん卸すのは大変だし、どうせ作るなら本物に近いものを作りたい、とおもって、さらに検索を重ねたところ、見つけたのが、大根を蒸してつぶし小麦粉と合わせる方法です。

     紹介している方のコメントには、「上新粉や米粉のかわりに小麦粉を使いました」とあります。それで、わたしは、小麦粉はほんの少しにして、玄米粉に片栗粉を加えて水を混ぜました。寒天型にオーブンシートをしいて生地を入れて蒸し、固まってからフライパンで油焼き。できたのが、上の写真です。写真ではわかりにくいのですが、このもち、かなり固い。つまり、玄米粉を入れる場合と小麦粉を入れる場合とでは、水の量は変えるべきだったのです。

    3度目の正直と思って、次に作ったのがこちら。これは検索して見つけた、中国料理店のレシピを参考にしました。ベーコンもたっぷり入った立派な一品です。

    大根は拍子木切りにしてゆで、具は手元にあるものをいくつか勝手に入れてみました。干しシイタケ、ヒジキ、油揚げなどを細かく切ったものをいためただけです。粉は玄米粉と片栗粉を使いました。

    ところが、このレシピでは、はじめに生地を作った時に加える水とは別に、あとで具の中にくわえたシイタケの戻し汁も入れることになっています。それで、書いてある分量通り入たら、たいへん水気の多いショビショビの汁になってしまいました。たぶん、戻し汁は「少しずつ入れる」とあったので、加減すべきだったのでしょう。

    あわてましたが後の祭り。しかたないので、とりあえず柔らかすぎるこの生地を型に入れて蒸したところ、なんとか固まりました。ちょっと焦げ付きがちではありましたが、焼くこともなんとか。でも、やはり柔らかすぎて、米のおいしさや大根の味が感じられません。

    で、昨日作ったのがこちら。これが4回目です。大根餅だけの写真を撮り忘れましたのでわかりづらいとおもいますが、右下手前の二切れがそれです。参考にしたレシピが探せなくなったのでリンクできませんが、もとは、上新粉と浮き粉を使っています。具には、今回は網エビの干したものを加えたので、かなり中華料理っぽくなりました。これで、いちおう、私の大根餅レシピはできあがりとすることにしました。

    ところで、ただいま、ネットで検索してみたら、前に見た時はおろし大根を使ったものばかりだったのに、きょうは千切りにしてゆでたりいためたりして作る料理法が結構載っていました。参考にできるレシピは実はたくさんありそうです。

    でも、いちおう、今回作った大根餅のレシピを紹介します。。私はすべて玄米粉にして、粉の量は多めにしました。具は、かなり適当な種類と量です。なんでも結構合いそうです。

<材料>
A.大根300g 
B.玄米粉300g 塩麹小さじ1.5杯 粗糖大匙1杯 水1.5カップ
C.干しシイタケ 6~8枚ほど (水で戻しておく) 干し網エビ 20gほど ネギ2本(微塵切り) ゴマ油少
<作り方>
①大根をゆでておく。ゆであがったら水けをきる。
②Bの材料をすべてまぜる。
③Cの具をゴマ油でいためる。最後にねぎを加える。
④③に大根を入れ、シイタケの戻し汁を適宜加える。(1カップ程度。量は加減してください。全体に水気が少しいきわたる程度)煮えてきたら、OK。
⑤④の具を②に入れて混ぜる。寒天型にオーブンシートを敷き、生地を入れる。厚さは1~2センチ程度に。生地が固すぎるようなら、戻し汁をさらに加える。
⑥蒸し器で50分ほど蒸す。ある程度冷めたら、型から外し。シートを取り除く。
⑦すっかり冷めたら切り分け、餅のように切り分け、フライパンに油をしいて両面焼く。このみで醤油などでいただく。

   大根をいちどきにたくさん使えるし、主食と副食の両方を兼ねることができるし、たぶん、蒸した状態のものを冷凍することもできると思うし、なかなかすぐれた料理だと思います。冷凍した大根餅は、解凍して焼くだけなので便利。いまのところ、うちには大根のあまったものが一本もないのですが、どこかからたくさんいただいたら、冷凍ものも作ってみたいとと思います。
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「耕Life」発刊2周年記念の読者プレゼントに提供しました。

2015-01-22 11:02:26 | 奥三河three trees+
    豊田市のフリーペーパー「耕Life」が、創刊2周年を記念して昨秋おこなった読者プレゼントに、奥三河Three trees+も提供しました。

    プレゼントは、豊田市内外の店舗・メーカー、農園などから提供され、その数21種類。桝塚味噌の豆味噌、近藤しいたけ園の干しシイタケ、いしかわ製茶の無農薬有機栽培の煎茶など、わたしもぜひお勧めしたい市内のおいしい食べ物・飲み物もいろいろ。同誌が読者と一緒に愛用しているもんぺもあります。同誌編集部が読者と一緒に作ったもちぃ米も選べます。稲武からも、水耕房いなぶの発芽にんにくを入れた味噌で漬けた、小澤商店の菊芋漬け、稲武産米粉100%のシフォンケーキの店アトリのシフォンケーキとドリンクセット、first-handの手彫りの豆皿が出品されています。どれも魅力的な品です。私も応募したいと思っていたのですが、うっかり忘れていました。

    当選者が決まったということで、きょう、「耕Life」編集部のスタッフの方にプレゼントの品を届けることになりました。内容は、アンティマキのクッキー2袋、こころざし工房の石鹸1個、Miki-Co-Laboのコンフィチュール大瓶1個です。三木さんのコンフィチュールは小瓶2個の予定でしたが、製造が間に合わないため、大瓶1個とさせていただきました。

    ご応募くださった皆様、ありがとうございます。

    さて、このプレゼント、私たちは一昨年の1周年記念のおりにも、同じ内容のものを提供しました。あの時と比べると、今回は一段とプレゼントを提供する方が増えているようです。それだけ、この1年の間に、「耕Life」を応援する人が増えたということでしょう。たしかにこの雑誌、一般のフリーペーパーとは趣を異にしています。昨年末には、日本タウン誌・フリーペーパー大賞で、ライフスタイルコンテンツ部門の最優秀賞、読者投票部門の5位を獲得しました。来年は3周年、またぜひこの企画に協力したいと思います。
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「こもれび通信」4号

2015-01-18 23:54:02 | 奥三河three trees+
   新年1月1日に発行した「こもれび通信」4号を、転載します。表紙のイラストを描いてくれたのは、稲武出身のデザイナーの卵、松井香澄さんです。こもれび通信は、主に、出店したイベントなどで配布しています。出店予定・講習会の開催予定などは、省略しました。



アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<簡単アップルパイ>
ある幼稚園で行われるクリスマス会に、3年間、毎年1切れだけ、アップルパイを納品しました。200名前後の園児のうち、ひとりだけいる、卵も乳製品も豆類も食べられない男の子のために作ったものです。3年前まで、ケーキらしいケーキを食べたことのなかったというそのお子さん、はじめて私のごく素朴なパイを手にしたとき、満面に笑みを浮かべて平らげたそう。会ったことのないお子さんですが、彼のうれしそうな顔を想像して、私もにんまりしたものです。
作り方はごく簡単です。一昨年までは、粉と塩と油と水とリンゴしか使わないきわめてシンプルなお菓子でしたが、昨年は、皮に少しの甜菜糖を混ぜました。生地に砂糖を入れなければ、さくっとしたクラッカー風、少し入れるとパイらしい食感が楽しめます。

基本の作り方は、次の通りです。18センチのパイ型1枚分の分量です。
① リンゴを4等分して芯を除いて皮をむき、さらに3等分していちょう切りにする。
② 鍋にリンゴを入れ、塩を加えてかき混ぜながら火を通す。
③ 全体が透き通ったら、火を止めてさます。一台につき約200gの塩煮リンゴを使う。
④ 中力粉220gに全粒粉30g、海塩4g、てんさい糖適量をよく混ぜ合わせる。
⑤ 米油50gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
⑥ 全体に油がなじんだら、水100g~120gを少しずつ入れ、さっくりまぜる。
⑦ 生地をまとめて、半分にし、厚さ3㎜ほどに伸ばす。
⑧ 油を敷いたパイ皿に皮を敷き、フォークで穴をあける。
⑨ ガスオーブンを180度に予熱し、15分ほど焼く。
⑩ 生地が冷めたらリンゴの塩煮を載せ、上に残り半分の皮かぶせる。
⑪ 周囲をフォークでぐっとおさえ、表皮にもフォークで穴をあけ、油とメイプルシロップを混ぜた液を塗る。
⑫ 180度で40分ほど焼く。

<冬の草木染め>
毎冬、友人宅から、枇杷の葉をたくさんもらってきます。目的は枇杷の葉エキスを作るため。葉を焼酎につけるだけの民間薬ですが、蚊に刺されたとき、このエキスは効く!毎夏欠かせない薬です。
残った葉は、染め材料に。ブルーベリー、ピラカンサ、スギなど、今の季節の木々の枝からは、赤っぽい紫のような茶色のような独特の色が生まれます。
アルカリ水で煮だすとさらに赤みが。枇杷の葉も同様に、赤っぽい色が出るのですが、色は少し朱色に近いかも。煮ている間、いかにも薬効のありそうな匂いが漂ってきます。


こころざし工房天然素材の手作り石けん

<EMとの出会い>
私が「EM菌」という言葉をはじめて知ったのは、8年ほど前のことでした。人や環境にとってよい働きをする微生物が集まってできたもので、畑での野菜づくりなど色々なことに活用できるとききました。でも、当時はEM菌について口頭で説明を受けても、ネットで調べても、漠然としていて、いまひとつ明瞭に理解できませんでした。

そのころ、たまたま田舎暮らしの先輩に、私の石けんをプレゼントする機会がありました。彼女は、石鹸を手にするなり、「これ、EM石けん(!?)ありがとう~!!」ととても嬉しそうに言いました。彼女に石鹸をあげたのは2回目。そのときにわかったことですが、彼女は、前に上げた石鹸もEM石けんと勘違いなさっていました。彼女にとって、EM石けんとは、ずいぶん値打ちのあるものらしいなあ、と深く印象に残りました。
そんなわけで、まだ情報が少なすぎてEMの正体が解らないまま、以来ずっと頭の片隅で、EM入りの石けんを作ってみたいと思うようになりました。

昨年出店したイベントで、うれしいことにEM石けんを販売している方にお会いでき、EM菌について詳しい情報が載っているサイトを教えてもらいました。欲しかった情報が、やっと手に入ることになったのです。
そのとき購入したEM廃油石鹸を使って、食器洗いをはじめたところ、泡立ちが良く、何となくシンクのぬめりがとれてきたように感じました。1ヶ月程で使い切ったので、自分で作ってみることにしました。使用したのは、1年前に自宅用に作っておいた廃油液体石けんの原液。この液を、購入したEM活性液で3~4倍に薄め、即席EM廃油石けんとして食器洗いに使いました。それから一か月程経ったころ、シンクの奥のぬめりが全く出なくなっていたことに気づきました。これだけでも驚きでしたが、もう一つ驚いたことは、自宅で作っている豆乳ヨーグルトにも変化があったことです。

普段私の家で食べるヨーグルトは、ヨーグルトメーカーに市販のヨーグルトと無調整豆乳を入れて作っています。しかし、毎回容器を殺菌しているのに、ヨーグルトの種菌を繰り返しつないでいくと、どうしても雑菌が入ってしまい、2週間くらい経つと、出来上がったヨーグルトの表面はうっすらピンク色に変色していることもあります。
 雑菌がはいってしまうのはどうしても避けられないと思い込んでいましたが、EM石けんを使い始めてから2か月ちょっとたったころ、ふと気が付くとこの変色がなくなっていました。食器洗い用のスポンジは雑菌がいっぱいなので、ヨーグルトを作るときはスポンジでヨーグルト容器を洗ってはいけないと聞いていましたが、EMを使いはじめた今では、キッチンのスポンジで容器をゴシゴシ洗ってもヨーグルトが変色することはなくなりました。
 EM菌の活躍ぶりにいまは、興味津々の毎日です。まだ使い始めて数か月ですが、私の石けんにもEM菌を活用したくなりました。まずはEMについての知識をしっかりと学び、キッチン用のEM廃油石けんなども作っていきたいと考えています。


Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

<ブルーベリー畑のようす>
 冬の畑では、剪定を終えた樹々が雪をかぶってぐっすり眠っています。春に芽吹くエネルギーを蓄えているのでしょう。樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。

<コンフィチュールをもっと楽しむ>
 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。

 パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。

 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。

No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》

No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》
No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。《なんでもOK!》

※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。                      


暮らしnote

<森の動物~サル>
   昨秋、私の家は、サルのためにさんざんな目にあいました。彼らがねらうのは、ハチヤ柿の実。色づき始めたころから、屋根の上を彼らが歩き回る音で目が覚めるようになりました。
うちの敷地は、昔、「柿の木坂」と呼ばれていた場所で、樹齢の古いハチヤ柿の木がたくさん植えられていたそうです。造成されてからも数本あったのですが、晩秋、高い木の上に残った熟柿を採りにサルの集団がやってくるので、数年前、しかたなく伐ることにしました。でも、皆伐するのはしのびなくて、一本だけ丈の高いところで伐ったのです。それが何とか生き延びて、昨年、見事に鈴なりの実をつけました。でも、またまたサルに狙われたのです。それも今度は、家の前後にある大きな木を伝って上ったり下りたりするように。つまり、私の家そのものが、裏山から遠征するのに格好の通り道となったのです。目当てはカキの実と、私の家の前の道向こうにある近隣の畑の作物です。
へたすると、家がサルの縄張りになってしまうかもしれないと本気で心配になりました。てっぺんに残った柿の実をサルよりも早めにすべて採ることは、たぶん私たちにはできません。柿の実は惜しかったけれど、思い切って切ることにしました。そして家周りの木々4本も同様に。背に腹は代えられません。
木を伐った後、サルの騒ぐ声が数回、裏の林から聞こえましたが、食べるものがなくなれば、魅力も半減したのでしょう。音沙汰はなくなりました。
クズを探しにやってくるイノシシの害はあいかわらずひどいのですが、ひとまずサルとは縁が切れ、ほっとしているところです。
でも、近所に住む友人宅の畑にサルの集団がやってきて、マルチとして敷いた豆殻をあさっていたという話を聞くと、いささかかわいそうになります。雪の上に残った動物たちの足跡を見るにつけ、彼らは今、どうやって食べ物を探しているのだろうと気になるこのごろです。                    (maki)
      
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「こもれび通信」3号

2015-01-18 23:47:49 | 奥三河three trees+
   昨年10月に発行した「こもれび通信」3号の転載です。スケジュールなどは省略しました。表紙のイラストを描いてくれたのは、稲武出身のデザイナーの卵、松井香澄さんです。なお、こもれび通信は、おもにイベントなどでお配りしています。


アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<アンティマキのスコーン>
イギリス人のお茶の時間にかかせないスコーン。甘さは抑えて、クロテッドクリームとジャムをつけて食べるのが定番だそう。もともとはオーツ麦で作っていたとのことですが、今は小麦の焼き菓子として世界中で親しまれています。
アンティマキのスコーンは、バターも卵もつかわない素朴な味。 使っている小麦は、愛知県知多産の中力粉。全粒粉は北海道産です。基本の材料は、ほかに、沖縄産の粗糖・本和香糖、おなじく沖縄・波照間島の黒糖、アルミフリーのベイキングパウダー、フランス・ゲラントの海塩、有機豆乳、米油です。

基本の作り方は、次の通りです。15個分の分量です。
① 中力粉450gに全粒粉75g、ベイキングパウダー22g、海塩3g、粗糖90gをよく混ぜ合わせる。
② 米油120gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
③ 全体に油がなじんだら、豆乳180gを一気に入れ、さっくりまぜる。
④ 生地をまとめて台に乗せ、カードで半分に切って積み、また少し伸ばしては切って積む。数回繰り返したら、約2センチ厚さにのばして、セルクルで型抜きする。
⑤ ガスオーブンを180度に予熱し、180度から160度の間で25分ほど焼く。

一番人気があるのは、半分の厚さの台に自家製ジャムをのせて帯をまいたジャムスコーン。ついで、黒糖とクルミのスコーンです。カカオニブ入りや、ライ麦と自家製かんきつピール入りも好評です。最近発売したのは、バジルソース入りの塩味のスコーン。塩味バージョンはこれから品数を増やしたいとおもっています。
前号で紹介したこねないパンとともに、毎年数回、稲武内外で、講習会も開いています。アンティマキにお問い合わせください。

<秋の草木染め>
たわわに実ったクリ。秋の風物詩です。でも、ここ数年、わたしのところでは、実ったクリのほとんどを、森の動物に食べられています。今年こそ、何とか人間の口にも入れたいと思って、木の周りの草を刈りました。これで、毎朝忘れずに見に行けたら、たぶん争奪戦に勝ち抜けるのではなかろうかと、期待しています。

さて、このクリの皮やイガで、秋らしい色が生まれます。とくに、鉄媒染したあと石灰の上澄み液につけると現れる茶色は、クリの皮そのものの色。私は、しみがついたり染めむらが目立ったりする衣類を、何枚も鉄媒染で渋いグレーに生まれ変わらせました。クリご飯のために剥いたクリの皮は、捨てないで乾かし保存しておけば、いつでも染料として使えます。


志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん

<米ぬか美容法>
その昔、女性は米ぬかを木綿の袋に入れ、「ぬか袋」として洗顔や入浴時に愛用していたそうです。今回は、美肌の宝庫といわれ愛用されてきた米ぬか美容法をご紹介いたします。
お米の実るこの季節、米ぬかの保湿成分で、しっとり・プルプル、すべすべ肌に♪

~米ぬかパック~
・米ぬか大匙2~3と小麦粉を大さじ1ずつ混ぜ、水を少しずつ加えペースト状にする。
・目と口の周りを避けて顔全体に塗り、10分ほどおいてからよく洗い流してください。

~米ぬか入浴剤~
・米ぬかを、薄手の木綿布に入れて口を綴じ、浴槽に入れ手で揉み込みます。すると、お湯が乳白色になり天然の入浴剤に。
(米ぬかが手に入らない場合はお米のとぎ汁を代用してもいいそうです。) 

※これらの美容法は全て自己責任で行ってください。米ぬかアレルギーの方はご注意ください。
※米粒の中でも、とくに米ぬか部分は残留農薬が蓄積されてしまうそうです。お肌のケアには、無農薬の安心できるお米の米ぬかを使いましょう。なお、米ぬかの効果効能は、石けんの効果効能をうたうものではありません。

<志工房の米ぬか石けん>
志工房・米ぬか石けんの米ぬかは、知多郡武豊町の「ふき村・黒田農園」で大切に育てられたお米から取りました。
 黒田農園では、種を蒔いて苗を育てる時点から一貫して農薬・化学肥料を使用せず、稲が本来持っている生命力をできるだけ引き出せるような栽培を心がけていらっしゃるそうです。
 除草剤を使用していないため、草取りは全て手作業になります。そのため一般の農法の何倍もの手間がかかり、収穫量も多くありません。この、黒田農園の貴重なお米の米ぬかを主原料にした米ぬか石けんは、比較的溶けくずれしにくい、やさしい仕上がりになっています。ぜひお試しください。
黒田さんの無農薬・無化学肥料のお米は、「栄オアシス21 オーガニックファーマーズ 朝市村」にて購入できます。(売り切れの場合はご容赦ください)

*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上、「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いいたします。

Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

<ブルーベリー畑のようす>
実りの秋・・・ブルーベリー畑は夏の収穫時期を終え、ほっと一息。真っ赤に紅葉した葉が、畑を美しく飾ります。今年は例年にない異常気象に悩まされましたが、樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。

<コンフィチュールをもっと楽しむ>
 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。
 パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。

 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。

No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》

No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》

No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。
《なんでもOK!》

※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。
                      


暮らしnote

<稲武地球子屋 いなぶてらこや >
 自然豊かな山里、稲武。子供達はさぞかし伸び伸びと野山を駆け回っていることだろうと思いきや、子供の姿はどこへやら。部屋にこもってゲーム三昧なのです。

 これではいかん!と一念発起した親子が集まって、環境学習・山里体験を始めたのが稲武地球子屋の始まりです。とにかく、「こんなことしてみたい!やってみよう!」と湯水のように溢れるアイデアを片っ端から実現していたら、いつの間にか毎月定期的にイベントを開催するようになってしまいました。

 最近の活動のメインは、矢作川学校の水生生物調査、サマーキャンプ、自然観察トレッキング、ジビエ体験etc. 子どもたちの弾ける笑顔と目の輝きが、稲武地球子屋の活動成果です。

どなたでも参加できます。興味のある方は、Miki-co-laboまでメールください。                          (miki) 


 





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イノシシ跋扈!

2015-01-17 18:25:40 | アンティマキの場所に生きる動植物
   昨年末にひさびさにもと畑に行ったら、イノシシが走ったり掘ったり転げまわったりした跡が、あちこちに残されていました。

   ミント類やアシ、ネコジャラシ、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、オオマツヨイグサなど、結構根の張る雑草が根こそぎやられ、まるでものすごく乱暴な人が耕運機をかってに動かしたみたいになっていました。

    でこぼこのところもあれば、誰かがちゃんと耕うんしたみたいなところもあります。

    彼らの目的は、主にこれ。クズの根です。何年もほったらかしにしている場所なので、クズの根の太いこと。写真の根はまだ細いほうです。

    ほかに、野ネズミやモグラ、ミミズを狙ってもいるのでしょうが、このクズの根さえ駆除できれば、彼らの跋扈は食い止められるはず。前からわかってはいましたが、草刈りの時間がなかなかとれなくて、結局毎年荒らされる羽目になっています。この冬は特にひどい。山のどんぐりなどの生育が、昨秋はとても悪かったからだと聞いています。     

    意を決して、クズだけ枯らす農薬を取り寄せました。前に一度使ったことがあるのですが、本気で農薬を使って一掃する気になれなくて、ちょっと試みただけでやめた薬です。ネットで調べてみると、クズだけを駆除するにはこの薬しかないようなので、今回は多めに注文しました。

    この薬は、マッチ棒くらいの大きさの棒の先に薬がついていて、先をクズの切り口に差し込んで、徐々に薬がクズに浸透するのを待つものです。太い根や茎は、この棒の先を差し込めないので、電気ドリルで穴をあけては差し込みます。1時間ほどで、50本の薬を差し込みました。畑全体には、まだまだたくさんのクズの根があります。春先に芽が出る前に、この仕事をぜひとも終えたい。    

    こんなに深い穴もあいています。

    耕うんしないと、畑にできないなとおもっていたところなので、もしかしたら、今年は土いじりがでしやすくなるかもしれないな、とちょっと楽観的にも考えています。

    昨日、以前もらったイノシシ肉の冷凍物を解凍し、赤みそと酒、粗糖、醤油、生姜を煮たてた中に、梅干も加えて、大きく切った赤みの猪肉を入れて味噌煮にしました。昼前からストーブにかけて、一日中煮続けました。

    夜、ようやくほぼできあがり。豚の角煮の味噌味版のようなおかずですが、おいしい。これまで私が作ったイノシシ料理の中では、もっともいい出来だと思います。私は、イノシシでも鹿肉でも独特の臭みが苦手なのですが、この味噌煮には臭みは全くありません。やっぱりイノシシには味噌が合うように思います。
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醤油ができました!

2015-01-17 15:43:36 | 手作りのたべもの
やっと醤油ができました。昨年4月に友人4人と私宅で仕込みを始め、およそ9か月たち、ほぼ熟成が完了。先週末に撮った写真がこちらです。
   
   数か月前から、醤油小屋のそばに行くと、五平餅のような香ばしい匂いが漂うようになりました。水気が減り、ずいぶんどろっとしてきました。

    そして、今週火曜日、13日に、信州の醤油絞り師さんの井上時満さんが豊田市旭地区の知人宅に来てくださって、醤油絞りの日を迎えました。

    この日、絞る醤油は1樽半。私たちの分は半樽の40リットルです。今年度は初めての試みなので大事をとって、半分だけにしたのです。

    これが絞りの道具です。知人たちの醤油が絞られています。

    かまどで大量にお湯を沸かします。どろどろの醤油のもと=もろみに湯を足し、味を見て、絞りに入るのです。

    生醤油がどんどん出てきます。去年は、この時点の醤油はまだ塩気が強かったのですが、今回はかなりなじんでいます。

    醤油絞りの袋。素材はポリエステルなのですが、よく染まっています。酒袋のように、なにかに使えそう。

    左から、絞った順に時をおいて採った醤油。左端のほうはまだかなり濁っています。右端はすきとおっています。味がみな違うように思いました。

    さて、わたしたちの作った醤油の番です。見た目、味で、醤油の出来具合がわかるそう。どきどきしながら、井上さんの評価を待ちました。

   「いいじゃん」

    言ってもらえて、ほんとにほっとしました。隣にいたメンバーの一人は目がうるうるしていました。大変苦労した、というわけではないのですが、はじめてのことなので、どうなることかと心配はけっこうしました。ひとまず、いい点をもらって安心しました。

    お湯を入れては具合を見る井上さん。

    私たちの醤油が流れてきました!

    右手前のMちゃん。メンバーの一人のお子さんなのですが、こののち、この醤油の箱にかじりついて、なめ続けました。よほどおいしかったようです。

    絞りの器械の中です。袋の中にもろみを入れて積み、一番上から圧搾します。

    こちらが絞りの終わった袋。板のようになっていますが、中には醤油粕がたっぷり入っています。

    あじはなかなかいい。最初から塩気のたった感じがないのは、知人たちのお醤油と同様です。うまみもちゃんと感じられます。

    絞った後は、88度まで熱を入れます。浮いたあくを救い、少しさまして容器に入れたら終了。1週間静置し、瓶詰めします。

    この日は、醤油製造にかかわった人、見学だけしに来た人などで、総勢15人以上が集まりました。醤油に合うおかずや主食を持ちより。かなり食べてしまってから気がついて慌てて撮影しました。右端の巻きずしは、ヤーコン入り。新鮮でおいしかった。私は大根餅を作っていきました。水の入れすぎで柔らかくなりましたが、醤油には合いました。

     思った以上にちゃんとできたので、4人とも満足。それで、次年度もまた醤油作りに携わることにしました。今度はひとたる、80リットルほど仕込みます。たぶん、ひとり一升瓶7本ほどできそう。1年分の醤油が結構まかなえるかもしれません。うれしいことです。
     


    
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やまのぶ梅坪店への納品、本日中止します。

2015-01-17 12:01:00 | アンティマキの焼き菓子とパン
   昨夜遅く、アンティマキのフェイスブックに、「本日やまのぶ梅坪店に穀物クッキーを納品します」と書きましたが、急きょ、納品を見合わせることにいたしましたので、お知らせいたします。

   今朝はうっすら雪は積もっていたものの、融雪剤を散布している国道に影響はなかろうと思って、朝、9時半ころ、家を出発しました。出発の前後から細かい雪が降り出しました。

   水別交差点(黒田地区と小田木地区の境・吟醸工房のちょっと向こう)あたりから、道路も真っ白になっていて、降る雪の量も増えてきました。

   行きはなんとかたどり着けるだろうとは思いましたが、帰り道が心配になり、小田木の集落が見え始めたところで、引き返すことにしました。そのあとも、何度か停止して、行こうか戻ろうかためらいましたが、結局大事をとることにいたしました。

   帰宅後、明日午前中にはやまのぶ梅坪店に到着するようてはずをととのえました。ただし、店頭に陳列できる時間は不明ですので、ご了解ください。

   本日発送したのは、穀物クッキー4種です。グラノーラや米ぬかクッキーの在庫も少なくなっているようですが、こちらは来週のうちに納品できるよう準備する予定です。

   告知とことなることになり、もうしわけありません。冬の間は、こうした事態がままあることをご承知ください。
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今月のタキソウ朝市に出店します!

2015-01-07 00:16:42 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   あさって、8日木曜日に、今年初めてのマルシェに出店します。豊田市街地・国道248号線沿いにある家具屋・タキソウでのグリーンママン朝市です。

   先月7日のよさみマルシェに出たきり、ちょうどひと月ぶりの出店です。

   今回から、奥三河Three trees+として出店するのは、年間ふたつほどに限ることになりました。こころざし工房のゆきえさんは、今年からあらたに単独でのイベント出店を果たします。詳細が決まったら、告知いたします。ただし、彼女の石鹸のご注文はわたしのブースで受け付けますので、お申し出ください。申し込み用紙等を用意しております。

   というわけで、明後日の朝市には、アンティマキとMiki-Co-Laboの商品だけが並びます。アンティマキは、スコーン、こねないパン、穀物クッキー、グラノーラ、米ぬかクッキーなど定番の焼き菓子とパンに加えて、玄米おかきも少し持っていきます。もしあした、飯田から低農薬栽培のリンゴが届き、時間が間に合ったら、リンゴいっぱいケーキも焼きたいと思っています。Mikiさんのコンフィチュールは、自家農園のベリーいろいろです。

   パンは、国内産のオーガニック強力粉「春よ恋」で、粉と塩と水と酵母だけのパンを焼くことにしました。今回初めて使う粉です。

    先ほど仕込んでただいま、発酵中です。

    朝市は、朝10時から12時まで。雪は降らないようですが、かなり冷え込む模様。もしかしたら、10時ぎりぎりの到着となるかもしれませんが、あしからずごめんください。



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韓国時代劇「馬医」

2015-01-03 17:14:23 | 映画とドラマと本と絵画
    NHKで放送されていた「馬医」。半分くらいが旧作と準新作になるのを待って、レンタル店で借りてきました。全50話。昨夜見終わりました。

    両班の息子でありながら、生まれてすぐに殺される運命にあった主人公は、彼の父に恩義を感じているひとりの賎民に救われます。そのときすでに実の父は謀反人のぬれぎぬを着せられて死罪に。数年後、養父もまた、役所に告発したことがあだとなって殺されます。

    主人公は九死に一生を得て牧場にたどり着き、そこで馬医として一人前になります。そして、都へ。都で彼は医生の試験を受けて見事合格します。当時、馬医は、儒教の国朝鮮では、きわめて下等の職業とみなされ、ひどい差別を受けるのですが、主人公はそれにもめげず、自らが信じる医者としての本分を全うしようと努力します。

    これまで私が見た韓国時代劇と違って、史実には全く基づいていないみたい。なにせ、当時誰も試みたことのないはずの外科手術に主人公は挑戦し、ことどとく成功するという話なので、ちょっとありえません。鍼や生薬だけで麻酔ができるというのも信じがたい。

    でも、ドラマはおもしろく見ました。話が次々に展開し、主人公はこれでもかこれでもかとものすごい試練を経験します。どれもそれぞれちゃんと理屈がつながっているところが、良質の韓国ドラマのいいところだと思うのですが、このドラマもそうでした。

   ただし、退屈したところもたくさんあります。一番退屈したのは、回想シーン。それも、ついちょっと前にあったことを回想するのです。誰にでも理解できるようにしたいということなのでしょうが、いらいらしました。それと、庶民たちのかわす冗談もおもしろくなかった。

   ともあれ、いつものことですが、時代劇に登場する重臣たちの頭の固さや卑劣さには怒りを感じます。形骸化した儒教道徳をふりかざし、主人公たちの筋の通った主張どころか、王様が語る正論にさえ反対します。そして蔭では巨額のわいろをせしめ、私腹を肥やしています。ほとんどの(たぶん全部の)韓国時代劇に登場する彼らが、主人公たちに敗北するのを見るのは、けっこう胸のすくものです。

   さて、次の韓ドラは、なにを借りてこようかしら。
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木曽の木地師の里へ

2015-01-02 16:24:14 | 小さな旅
    ちえさんの料理教室1日目の次の日、彼女と一緒に長野県南木曾町の木地師の里まで足を延ばしました。盛りの紅葉を見るのと、翌日教室で使う野菜、それと、木地製品を見る、というのが目的です。

    家を出て最初に訪れたのは、車で数分のところにある三木さんの農園。あまり知られていませんが、ブルーベリーの紅葉も、なかなか見事なのです。

    青空との対比が美しい。今、白一色の雪景色を見ながら、たった2か月前のこれらの写真を見ていると、なんだかウソのようです。毎年冬になるといい季節のことがとおく感じられます。

    さて、その後、信州に。でも、すっかり撮影し忘れて、信州の紅葉の風景は一枚も撮れませんでした。

    この日、お昼ご飯を食べるのにふさわしそうなところが思いつかなかったので、お弁当を用意しました。前日仕込んだフォカッチャに自家製ピクルス、数日前にヘルシーメイト岡崎店で買った無添加のハム、それにチーズです。

    でも、車の中以外、外に出てお弁当を広げられるところが見つからず、たどり着いたのがこちら。木地師の里のはずれにある白木地製品専門店で前からほしかったせいろを買い、しばらく岐阜方面に向かったあと、戻った木地師の里内のお店、木地屋やまと。こちらに喫茶の案内が出ていたので、とりあえず駐車。

    立派な板の並べてある倉庫?の前に、こんなくどがありました。キャスター付きです。ほしい!

    しゃれた木の器や小物が並ぶ店内の奥に、喫茶コーナーが。感じのいい場所です。ストーブの上に吊り下げられた電球の傘がおもしろい。木を薄くへいで作ったものです。二つとない、ユニークな形です。コードを隠したのが竹なのも、おつです。

    コーヒーについていたパン、おいしかった。ご主人の許可を得て、持参したお弁当もここで広げました。 

    こちらのお店、前に何度か訪れたことがあるのですが、いつも、製品のセンスの良さに感心していました。レイアウトも感じいい。下の写真は、ご主人の小学3年生の娘さんが制作した箸だそう、味のある形でした。

     帰りはひまわりの湯で入浴。帰宅後とった遅い夕食は、買ったばかりのせいろで蒸したキャベツとパン。

     キャベツは甘く、パンはしっとり柔らかく蒸しあがりました。でも、水っぽくはありません。「金属製の蒸し器だとこうはいかない」とは、ちえさんの弁。

     数日後、この蒸し器でおこわを炊きました。なるほど、いい。

     以前、ちえさんの料理教室でお寿司を作った時、金属製のバットを使ったら、酢飯がべちゃべちゃになりました。急いであちこちの戸棚を開けて探してみたら、飯切りが出てきました。酢飯を飯切りに移し替えた途端、べちゃべちゃだったご飯がうそのようにちょうどいい固さになりました。あの場合と同様、水分の吸収が塩梅よくなされているのでしょう。高い道具なので、ずっと買おうかどうしようか迷っていましたが、思い切って買ってよかった。

     こちらは、この日、阿智村で買った姫リンゴ。結構入っていて300円でした。お店のおじさんは「おいしくないよ」を連発していましたが、けっこうおいしかった。

     ちえさんに教えられて、この姫リンゴに竹串で穴をあけ、酢漬けにしました。簡易リンゴ酢の出来上がりです。もうそろそろなじんでくるころ。明日あたり、味を見てみます。





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