アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

本日、うめcameマルシェに出店します。

2024-09-29 00:29:22 | アンティマキの焼き菓子とパン
  本日、豊田市亀首町の亀首児童館にて開かれる、うめcameマルシェに出店します。こちらのマルシェ出店は初めて。会場は屋内。外にはキッチンカーもやってきます。
  
  お持ちするのは、穀物クッキー4種、ココアと甘夏ジャムのクッキー、みそビスコッティ、ザクザククッキー。
   黒ビールケーキも作りました。スコーンは、いちじくジャム入り。
  パンは、ライ麦20%入りです。
  
  草木染スカーフなどもお持ちします。
 
  マルシェの主催者は地元の梅村工務店さん。私は毎冬、薪をいただきに伺っている工務店です。以下、マルシェのコンセプトと出店者、それに住所です。
 
****
 
 
カラダヨロコブ
うれしくて楽しくてカラダの奥から元気になれる。
そんな体験を届けられたらいいなと思います。
私たちの開催するちいさな『うめcameマルシェ』の副題は〜カラダヨロコブ〜です。
毎日やらなければいけないことに追われて
自分を大切にすることを忘れていませんか?
綺麗な景色を見たり
美味しいものを食べたり
自分の好きなものに触れることで
自分を奥底から楽しませてあげましょう。
そんなことのひとつにこのマルシェが
なれたらいいなと思います。
◼︎イベント名
ちいさな「うめcameマルシェ」
〜カラダヨロコブ〜
◼︎日時
2024年9月29日(日)
10:00〜15:00
◼︎会場
 豊田市亀首町札掛12-2
 亀首町児童館
◼︎駐車場
 亀首町児童館横 ふれあい広場
◼︎出店者様
・革雑貨工房UGLY
@ugly1515
・あまらんす
@amaranth_0213
・アンティマキ
@auntie_maki
・Bagel kuu
@bagel_kuu
・hanairo+
@hanairo115
・BELLL
@belll.2000
・米粉たこ焼き ひよも
@hiyomo_takoyaki
・Macchi H”ako
・梅村工務店
@umemura_koumuten
※マイバック持参にご協力下さい♪
※中止のお知らせは、
当日の朝7時頃にInstagram、Facebook、ホームページにてお知らせします。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
梅村工務店の投稿がもっと見たい方はコチラ
☟☟☟
@umemura_koumuten
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本 おーなり由子「空からふるもの」「ひみつブック」

2024-09-22 17:13:09 | 映画とドラマと本と絵画

  「ひみつブック」

  女の子は秘密が好き。

・・・・・・・・・・・・・

    ふいに突然ーー

    ひとりっきりのきもち

    自分の居場所が

    きえてしまったよう

    「あなたなんて

    いらない」

    誰かにそう言われた気がして

    心がちりちりいたい時

    とりだして

    月あかりの下

    ひとりで

    そっと

    なぜる                                               (ひみつの箱Ⅰ)

  こういう箱を、多分女の子はきっとひとつはもっている。ときどき、突然小さな女の子がぶわっと飛び出てくるおばさんやおばあさんも、たぶんきっともっている。

   「空からふるもの」

・・・・・・・・・・・・

   ゆうやけが   

   ひろがる部屋で

   このところ

   おばあさんは

   ねむれない

   友達が

   みんな先に

   いなくなってしまう気がして

   明日もあさっても

   変わらない気がして

   自分がいらないもののように

   思えて

   ねむれない           (episod1)

 

    そんな孤独なおばあさんに、三人の天使は花を降らせます。

   明日になったら

   花束にして

   誰かにあげようか

   誰をよろこばそう

   誰を驚かそう        (episod1)

「ある日悲しかった時に、いいもの、いいもの、うつくしいものーーが、空からふってくるといいな、と思って、このお話をつくりました。」(あとがき)

   「いいもの」がなにかは、天使の気まぐれ。

   

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生葉の藍染め~さくら村

2024-09-17 13:43:43 | 草木染め
  昨日に続いて、きのうも草木染め。
  あそびまNAVI(ガキ大将養成講座)の拠点さくら村の近くの公民館で生葉の藍染めでした。
  7月に一番刈りした後ググっと伸びた藍を刈り、葉っぱをちぎってもみもみ。ミキサーでやってしまえばあっという間なのですが、手で繊維を砕き、もんで汁を出す作業は、匂いや藍のぬるっとした感触がわかって、なかなかおもしろい。ただし、一人でする気にはなりません。親しく話せる人たちと一緒だから、やれる。
  生葉の藍染めは、絹ならもみもみした汁につければ、きれいな水色になりますが、木綿や麻はそうはいきません。ソーダ灰とハイドロサルファイトでインディゴを引き出し、やっと青色になります。7月の染めの折は、藍液に浸した布が、空気に触れてもなかなか青色に変わらず、心配しました。時間をおいて、ほぼいつも通りの美しい水色に変わり、ほっとしました。で
  
  でも、今回は、液に浸した布がすぐに濃い黄緑色になり、そして青色に変身。考えてみたら、一番刈りの時より葉が大きく、なんとなく元気そうです。2か月前と今の環境の違いなのかどうか。断定はできないけれど、雨の多さとか気温の高さとか、いろいろありそう。改めて、草木染めは、深く自然とかかわっているのだなと感じました。
  時間が足りなくなったので、2回しか重ねられませんでしたが、ほぼきれいな水色が、無事生まれました。春からずっと藍を育ててくださった、あそびまNAVIのスタッフに感謝。彼女の話では、昨年肥料として米ぬかをまいたため、米ぬか目当てのイノシシに入られたのだそう。それで、今年は米ぬかはやめて、肥料は油粕のみ。タデアイは「肥料食い」と言われ、何度も施肥するのが普通らしいのですが、今年は昨年までと比べたらずっとすくなかったのだとか。でも、藍はちゃんと育ちました! 十分青色を含んだ藍に。今年も楽しみました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根羽村で染め講習

2024-09-16 22:50:54 | 草木染め
  きのうは、根羽のグリーンハウス森沢で、染め講習しました。
 
  対象は、日本人&在日外国人の中高校生たち。昨日朝根羽に到着し、一晩過ごした後の彼らのうちの9人といっしょに、玉ねぎ皮染めをしました。玉ねぎの皮を選んだのは、彼らの普段の生活で最も近しい材料にしたかったから。染める素材は、手ぬぐいにしました。
  9人の内訳は、日本人5人、フィリピン人3人、ブラジル人1人。フィリピン出身の男の子が英語で通訳してくれて講習開始。選んだ素材は、手ぬぐい。仕方なく参加した、なんて子は一人もいなくて、皆、模様作りから熱心に取り組みました。私が試みたことのない模様をつけた子もいて、おもしろかった。
  テレビのニュースなどで、在日外国人の子女が、日本の学校に行ってもちゃんと日本語教育をしてもらえないせいで、置いてけぼりにされているという話をしばしば聞いていました。
 
  このキャンプの主催は、ともすれば孤独になりがちな彼らに、意欲と日本で生きる希望を持ってもらうために、キャリア教育や日本語教室などいろいろの策を講じている、一般社団法人DIVE.tv。
  彼らのフォローに尽力している民間のこうした団体があることも、これまで知りませんでした。ちなみに、このキャンプの参加費は、宿泊代、バス代、食事代、保険料込みで、なんと6000円。しかも、この6000円が捻出しにくい家庭もあるからと、「作文の優秀者5人は無料になります!」という特別措置もとっています。
  二日間のスケジュールには、「自己表現ワークショップ」や「人生計画ワークショップ」も。そして、キャンプのキャッチフレーズは、「IT,S ME CANP!」。今日会った彼らが、この日本で、元気に前向きに生きていくことを願います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「しあわせな葉っぱ」おーなり由子

2024-09-12 11:55:55 | 映画とドラマと本と絵画

 おーなり由子の漫画は結構好きで、昔よく読んでいました。でも、絵本作家になってからは、たまに買うだけで、ほとんど読んでいなかった。久しぶりに読んだ「しあわせな葉っぱ」。やっぱり、彼女いいなあ。

「ある朝目がさめると 頭に芽が でていました」からお話は始まる。

 女子高生らしい女の子が主人公。みんなに自慢しようと勇んで登校するけれど、誰も気づいてくれない。

 そのうちこの女の子は、孤独を感じ始めます。

「私の事なんて だれも 見ていないのかな」

 そして、

「夢を見ました からだじゅうが 葉っぱになってしまう夢ー」

 と続きます。

 葉っぱに振り回される日々。でも最後は、巻頭に「かみさま どうか どうか ハッピーエンドに してください」とあるとおりになります。思春期の少女の気持ちが表現されているようで、フフッとほほえみたくなる本。30分もかからず読めます。気分がまいっているとき、つかのまでもうれしくなりたいときにお勧めです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蚕紗と桑の葉利用会 桑の葉入りピザと蚕紗入りバンダルダイ

2024-09-12 09:13:00 | 草木染め

 三河は養蚕が盛んだった土地。稲武も戦後しばらく後まで農家の副業として養蚕が行われていました。今では過去のもののとなった養蚕を将来に伝えようと、稲武の古橋会がまゆっこくらぶを立ち上げ、昔通り蚕を育て糸引きを行い、熱田神宮と伊勢神宮への献糸を続けています。

 このほど、稲武地区養蚕・製糸文化伝承事業実行委員会が「蚕に関連した商品開発の参加者募集」を始めました。蚕に多大な興味を持つ友人に誘われて応募したところ、無事通過し、「蚕に関連した原材料を使用した新商品開発について開発費上限5万円」を頂けることになりました。

 私と友人が選んだ原材料は、桑の葉と蚕紗。蚕紗とは、蚕の糞のことです。調べてみたら蚕の糞は漢方薬として使われており、染めにも使えることがわかりました。桑の葉のほうは、染めのほか、焼き菓子には何度か使ったことがあるし、草の会ではお茶によく使っています。それで、この二つでの商品開発やワークショップ開催に乗り気になってくれそうな友人たち3人にも声をかけて、「蚕紗と桑の葉利用研究会」を立ち上げました。

 まず試したのが、蚕紗と桑の葉を使った染め。蚕紗は、まゆっこクラブからいただきました。

 絹と綿の両方を、それぞれ媒染剤をかえて、染めてみました。桑の葉と桑しか食べていない蚕紗では、似たような色ではあるのですが、深みが何となく違う。蚕の体内を通って出た蚕紗は、発酵しているということなのか、色がより深い気がします。

  2回目の研究会では、エコプリントとも呼ばれて、近年話題になっているバンダルダイを試してみました。みんなで持ち寄ったのは、桑の葉、蚕紗、ツユクサ、百日紅の葉、栗の葉、琉球藍の葉、アカネ、ログウッド、玉ねぎの皮、マリーゴールド、ターメリック、ハックルベリー、クサギの実。ナスの皮など。

 シルクと濃染済みの木綿のバンダナに、好きな材料を散らします。

  人それぞれに、選ぶ素材や置き場所が違うのが面白い。

 布を半分に折って、キッチンペーパーやラップの芯に巻き付けます。そして上から紐でぐるぐる巻きつけます。私はたまたま人からもらった、布端切れをテープ状に巻いた紐があったので、それを使ちょうどいい具合でした。

  大鍋にざるを逆さにしておき、水を張ってそこにまたざるを置いて蒸します。1時間近く蒸してみました。

  紐をほどいて中の材料を取り除き、水洗いしてから、媒染しました。

  上記、右上と左下は鉄媒染、右下と左上、左の布は、アルミ媒染です。

  絹も綿も想像以上によく染まりつきました。

  茶色の点々が、蚕紗です。地味ですが、あると複雑さが増します。

  前回の研究会の折は、生の桑葉の入ったあんこ入りのマフィンと、オートミールのクッキーを焼きました。今回は、道の駅どんぐりの里で売られていた地元産の桑の乾燥葉を、生地に練りこんでピザを焼きました。トッピングは、かぼちゃとトマトと塩ダラ。なかなか美味でした。ただし、仕込み時に桑の葉を控えすぎたので、次回は倍の量、入れることにします。桑の葉茶には、レモングラスを加えました。桑の葉だけでもおいしいのですが、さわやかさがちょっとプラスされた感じ。

  次回はシルクのスカーフを蚕紗で染める予定です。

  ところで、稲武地区養蚕・製糸文化伝承事業実行委員会は、同時に「シルクパウダーを使用したシルクフードの商品開発参加者」も募集しました。こちらには、稲武の事業者2店舗が参加。私たちも含めて、採用された事業者は、試作した作品の発表や試食会への参加が義務付けられています。

  私たちはまず、来月27日のいなぶふれあいまつりで、上に記した桑の葉と蚕紗のシルク染めのパネル展示と、バンダルダイの展示を予定しています。その後、名古屋金山駅で開催のIKO→MAI、稲武の旧道沿いで開かれている雪み街道いなぶでも、展示と桑の葉入りの焼き菓子の試食会を展開することになっています。

  なお、バンダルダイに関しては、蚕紗入りではありませんが、11月6日(水)に、石窯ピザ&バンダルダイの会をどんぐり工房で開きます。こちらは追って告知いたします。お問い合わせは、問い合わせメールにてどうぞ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津具の白鳥山入り口まで歩きました。

2024-09-11 11:00:17 | 小さな旅

 久しぶりに、歩きました。といっても、山に登る、というところまではいかずに、ほぼ入り口で引き返しましたが。

 場所は設楽町津具。こちらへ行ったのも久しぶり。目指したのは、白鳥山です。ほぼ情報皆無ででかけたので、駐車した場所から山のふもとに至るのに、30分くらいかかりました。でも、道中こんなのを見られた!

 竹の花です。友人に言われるまで、ただの枯れた竹林と思っていました。

 こちらが穂。120年に一度とか60年に一度とかしか咲かない竹の花です。米の穂に似ているなと思ったら、飢饉の折にこの竹の実を食べることもあったとか。木の皮まで食べていたというくらいだから、事実なのでしょう。

 こちらが、白鳥神社の入り口の階段。さほど長くありませんが、一段が高い!

  つくばねガシのカクトです。これに実がついて、葉っぱもついていたら、羽子板の羽根?

  黒文字を結構見かけました。シカの好物で、食害がひどいと聞きますが、こちらはまだ見つけられていないようです。

  こちらが本殿らしい。石段に至る手前に、小さな舞台があり、立て札には、花祭りの神事が行われる、とありました。花祭りは奥三河の古いお祭りで、東栄町や豊根村が有名ですが、津具でも行われていると、そういえば昔聞いたことがあります。

  かなりの樹齢のヒノキだそうです。

 神社の右手から山に登る道が。水晶が採掘される(された?)山だそうで、盗掘禁止の立て札がものものしい。

 今回はここまでで引き返しました。白鳥山登山はまた別の日に。

 稲武の近くなのに、山の雰囲気はかなり違います。岩が多い。樹種も違います。落ちている葉はほぼ白樫?

  古い杉の木が目立ちます。

  アリドオシだそうです。赤い実がかわいい。

  駐車場までの道すがら。稲穂が垂れています。驚いたことに、害獣除けの柵がない! 見たのは一か所だけ。それも、低めの柵だけでした。黒文字といい稲といい、獣にとっては好物のものがいっぱいなのに、狙われていないとはびっくりしました。柵がないと、視界が遮られなくて、豊かでいい景色です。

 

  

 

 

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする