アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ツートンカラーの木蓮

2012-04-23 11:06:31 | アンティマキの場所に生きる動植物
   小学校か中学校の国語の教科書に、こんなことの書いてある文があったのをおぼえています。

   「北国では、春はいっせいにやってきます。梅も桜もみんないっときに花を咲かせます」

   梅が散ったら次は桃、そして桜の順に、春は次第にやってくるものと思っていたこどもの私には、その光景はとても不思議なものに思えました。

   稲武に来て、はじめて、「いっせいにやってくる」春の光景を、毎年目の当たりにするようになりました。今年はとくに冬が長かったせいで梅の開花が遅れ、満開になったと思ったらすぐに桜がほころび始めました。

   手前が梅、後ろの、背の高いのが桜です。

   木蓮も咲きました。ところがこの木蓮、引っ越してきたころに私が買って植えた紫木蓮なのですが、何年かするうちに半分がなぜか白木蓮に変わりました。
 
   去年どうだったか覚えていないのですが、今年は、幹の下のほうから出てきた枝からだけ、紫木蓮が咲き始めました。写真の向こう側が白、手前が紫です。

  ところが、この紫木蓮の花は、花びらの一部が白。ツートンカラーの木蓮になっています。白木蓮が散り始めたころ、このツートンカラーの木蓮が開き始めました。

  どういうことがおきているのかまったく分からないのですが、敷地内のミツマタにも以前、同じ現象が起こったことがあります。うちにはミツマタが3本あって、そのうちの1本が赤いミツマタでした。でもあるとき、そのうち一部だけが赤のままであとは黄色に変わり、今は全部黄色の、普通のミツマタになりました。

   ビオラでも同じ経験があります。最初いろんな色の苗を植えたのに、翌年以降、こぼれ種で育ったビオラはすべて紫色になっていました。原種に近いものに戻るということなのかな、とおもうのですが、不思議です。来年以降も、ほそぼそとでもかまわないので、紫木蓮が残っていることを願っていますが、さて、どうなることでしょうか。


コメント (2)
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