アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

「ほんわか里山交流祭」に出店します!

2012-02-26 09:58:29 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   このところ木々の先端が赤っぽくなってきて、気温も日中で7度から9度をさす日が続き、やっと、春の訪れを実感できるようになりました。

   さて、春の到来ともに、アンティマキも本格的に活動を再開します。冬の間、別にやすんでいたわけではないのですが、静かな冬の山里で、いささか停滞気味の毎日を過ごしていたのです。で、今年最初に出店するイベントのお知らせをします。

  「ほんわか里山交流祭」という、豊田市足助地区で行われるイベントです。詳細は以下のとおり。
  *とき:3月25日(日)10時から14時半
  *ところ:すげの里 豊田市新盛町中洞67

  このイベントは、都市と農山村の交流を図る多彩な試みを企画、運営しているとよた都市農山村交流ネットワークや、旭地区で就農している若い人たちのグループ・M-easyなど8団体が主催する大掛りなものです。

  会場は最近できたばかりの市の体験施設・すげの里。地元の材木で作られ、室内は、給湯から床暖房まですべて薪ボイラーでまかなっているそうで、私はまだいったことはないのですが、すばらしい施設だそうです。

  五平餅や焼き菓子、石窯ピザ、イノシシハム、染物などのお店が並ぶ一方、もち搗きや竹細工、椿油絞り体験もでき、チェーンソーアートの実演も。

  アンティマキは、奥三河Three trees+として出店。今回は、できれば今試作中のパンやクッキーを完成させて、そちらも持って行きたいと思っています。こころざし工房の石鹸、Miki-Co-Labo のコンフィチュールもお楽しみに。

  当日は、春の里山ウォーク、自然エネルギー体感ツアーなども実施の予定だそうですが、面白いのは、田舎暮らしを希望している人のために、すでに田舎暮らしを始めた方のお宅を参観するバスツアー。こちらは、朝10時に、豊田市役所足助支所集合です。里山ウォーク、田舎暮らし参観バスツアーともに、申し込み先と締め切りは下記の通りです。
  *申し込み・問い合わせ:すげの里 ℡0565-69-1622 fax 0565-69-1633
        e-mail sugenosato@city.toyota.aichi.jp
  *申し込み締め切り:3月15日

  イベントの最新情報は、とよた都市農山村交流ネットワークのHPをご覧ください。
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稲武の氷瀑再訪

2012-02-18 17:51:51 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   このところ、テレビで何度も紹介されている冬の稲武の新名所・氷瀑は、この土地の持ち主である松井徹さん一家の努力で作られたものです。その松井さん一家の一人から、この場所で屋台を出していると聞いたので、また行ってみました。

   松井さんのお孫さんのEちゃんとお母さん。豚汁とぜんざい、五平餅を売っています。今年の1月から土日曜日には店を出していて、この日(2月18日)は今冬最後の出店です。気温はこの日もマイナス2度ほど。寒風吹きすさぶ中、次々訪れる見物客に、笑顔で応対しています。

   前に来たときは下から見上げただけですが(コチラ→)、上まで上れるというので、Eちゃんの案内で氷瀑の近くまで行ってみました。数日前、突然あたたかくなった日が続いたため、木で組んだやぐらが少し覗いていますが、すごい量のつらら群です。

   下のほうは雲のようなかたまりに。人工的に作ったとはいえ、どんな形になるかは自然まかせ。やっぱり不思議な光景です。

   写真中央あたり、針葉樹の枝先が凍り付いています。これが、樹氷なのでしょうか? きれいです。

   見終わって、ぜんざいをいただきました。かじかんでいた手も冷えたからだも、じんわりと温まりました。帰りがけ、飲めるようにしてある湧き水を、たまたま持っていたペットボトルに入れさせてもらいました。
 
   松井さんご一家は、何年か前、一般の人にも気軽にこの清水を飲んでもらえるよう水飲み場をしつらえ、周りに木々を植えたり花壇を作ったりして、小さな公園として整備しました。

  その後、ひと足の途絶える稲武の冬でも、見どころのあるものがあれば訪れる方もいるかもしれないと思い、はじめたのがこの氷瀑づくりだそう。毎日、上から引いた水をかけてつららを大きくし、今年は夜のライトアップも始めました。私はまだ夜の光景は見ていませんが、たぶん、国道257号線からも望めると思います。

   
  Eちゃんのお母さんの話では、この氷瀑のあるあたりには、モリアオガエルが生息していて、季節になると源氏ボタルも飛び交っているそうです。モリアオガエルは愛知県では準絶滅危惧種の指定を受けている大事なカエルだし、自然の状態で残っているホタルのすみかも少ないはず。まったく知らなかったけれど、貴重な場所のようです。夏にもぜひ行ってみたい。

     
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りんご入りのたれ

2012-02-13 17:36:22 | 手作りのたべもの

   長野県飯田市にある自然食品メーカー・信州自然王国から、「なんでもごたれ」というたれが販売されています。リンゴとタマネギをふんだんに使ったそのたれは、「なんでもござれ」のしゃれとして命名したらしいのですが、その名にたがわず、焼いた野菜にも和え物にも合い、重宝しました。でも、一般の焼肉のたれとかドレッシング類いっさいをほとんど買ったことがないので、他の品と比べて高いかどうかはわかりませんが、私には高く感じました。だから、一度買っただけで、いつか似たものを作ってみようと思ったまま、何年もたちました。

   リンゴが家にある今なら、この「ごたれ」に似たものができるかもしれない、と思い立ち、「なんでもごたれ」の原材料を調べてみました。

  「たまねぎ、りんご、醤油(大豆・小麦)、人参、本みりん、ワイン、ニンニク、しょうが、白ゴマ、食塩、白コショウ、一味唐辛子」

  だいたいの味を想像しながら、分量を考えてみました。
  
  タマネギ1個、りんご1個、醤油200cc、みりん100cc、赤ワイン100cc、ニンニク、ショウガ

  ニンジンは、うちのフードプロセッサーではすりおろした状態にならないので、パス。まず、醤油とみりん、ワインを鍋に入れ火にかけました。そして沸騰寸前で火を止め、冷まします。

  そこに、タマネギとリンゴをフードプロセッサーにかけたものを入れます。ニンニクは、ニンニク醤油を作ったあとのニンニクをふたつほど。ショウガはすりおろしました。白ゴマと唐辛子は、入れるのを忘れました。

  できたのがこれ。塩気がちょっと強いような気がしましたが、いためたイカとモヤシをつけて食べたら、グッド! 作って今日で3日めですが、毎日、なにかにつけて食べています。サラダにもあいそうです。本物はもっと甘みが強かった気がするので、今度は、リンゴとタマネギを増やし、ニンジンもすりおろして、白ゴマと唐辛子も忘れず入れてみます。

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大豆マヨネーズ

2012-02-11 18:13:03 | 手作りのたべもの
  近所に住む友人のGさん夫婦は、昨年秋、たくさんの大豆と小豆を収穫しました。秋口には、訪れるといつも、広い前庭に敷かれたシートに、鞘のままの大豆や小豆が山積みされていました。

  無農薬で育てた小豆も黒豆もとてもおいしいものでしたが、なかでも青大豆はすばらしい。ゆでた大豆をざるにあげておくと、つい手が動いてつまみ食いしてしまいます。何もつけないでもおいしいのです。
  
  この青大豆、ゆでただけの豆をそのまま和え物にして食べることが多かったのですが、おもいついて、久しぶりに大豆マヨネーズを作ることにしました。

  レシピはいつも適当です。でも、いちおう、今回はネットで検索してみました。昔は珍しかったこの大豆マヨネーズ、いまは市販もされているらしく、わりにポピュラーな調味料になっているようです。

  検索したレシピをアレンジして、味を見ながら作ってみました。

  ゆで大豆 3カップ(ゆで汁ごと) 酢1カップと3分の1 米油1カップと3分の1
  塩 小さじ2杯 からし 胡椒 はちみつ 大さじ2

  以上の材料を攪拌するだけ。からしは、ずっと前にマスタードシードを手に入れたとき、酢漬けしておいてすっかり忘れていた自家製のマスタードが、ほんの少し残っていたので、それを使いました。このマスタード、酢漬けして数ヵ月後のころは、まったくおいしくなくて、かといって悪くはなっていないので捨てる気にもなれず、冷蔵庫の隅に何年もおいてあったものです。しばらく前に見つけて捨てようと思ったのですが、まったくかびていないので、念のためなめてみたらちゃんとマスタードになっていました。時間のてがらというか、なじむってすごい!

  大豆の芽のところの黒い部分はこなれませんが、食べて障りはありません。

  少しすっぱすぎましたし、水分が多過ぎたようですが、おいしいマヨネーズができました。卵入りの普通のマヨネーズに比べたら、ずっとさっぱりしています。それに、大豆がいいせいか、くさみがまったくありません。今夜はこのマヨネーズで、リンゴと水菜のサラダにしてみます。

  ところで、Gさんの青大豆は、いまならどんぐり横丁で買うことができます。正真正銘稲武産のいい豆です。
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甘いリンゴジュース

2012-02-05 12:01:58 | のみもの
  外は雪景色なのですが、冷たいものが飲みたくなって、年末にいただいたリンゴジュースを開けました。

  リンゴはたくさんあるしジューサーも探せばどこかにあるので自分で作ればいいのですが、ミキサーにジューサーの器具を取り付けて作動させるのが面倒で、じつはまだ一度も稼動させていないのです。で、よさそうなジュースがあると、つい買ってしまいます。

  このジュースは、高山市内の果樹園・福蕨のものです。前にこちらの農園の桃をいただき、紹介しました(コチラ→)。いい桃だったので、きっとリンゴも優秀なのだろうなと思って、このジュースは大事にとっていたものです。

  期待通りでした。甘い。それだけでなくて、桃のような香りを感じました。渋みがほんのわずか残っているのも、とてもよかった。すっきりした味わいのリンゴジュースもいいけれど、こういう濃厚なのもおいしい。

  おなかが冷えるのについがぶ飲みしてしまって、もう残りはこれだけ。
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がんばるサッポロ

2012-02-02 13:57:23 | のみもの
  久しぶりに名古屋に出て、成城石井に寄ったら、サッポロから出ているこんなビールを見つけました。

  「那須 森のビール」シリーズの3種類です。左からプレミアムドゥンケル、プレミアムヴァイツェン、プレミアムピルスナーです。値段はすべて380円。成城石井は、一般のスーパーでもちょっと探せば見つかるような、てんさい糖や松田のマヨネーズにも若干高い値がついているので、ほんとうはもう少し安いのかもしれませんが、230円から240円のヱビスビールより一段と高いのは確か。

  夕飯時、昼食が遅かったせいでおなかがすいていなかったので、ビールを飲むためだけに、成城石井で買ってきたおいしそうな豆腐で湯豆腐を作り、あとは熟成し過ぎたブリーチーズ、それだけをつまみに3種類一気にあけて飲んでみました。

  うまい! 赤は甘くてまろやか。青は、上品な発酵臭とでもいったらいいのか、香りがよくてこくがあり、緑はピルスナー特有のすっきりした香りと味があります。380円という値段は、ごく一般的なドイツビールやベルギービールの値段とほぼ同じです。ああいったビールに匹敵するおいしさです。
  
  一番すきなのは赤でした。「ドゥンケル」という言葉は、ドイツ語で暗いとか黒っぽいとかいう意味なのだそうですが、その名の通り、色は少し濃い目。麦芽をローストして甘みを引き出しているのだそうです。「ヴァイツェン」は、小麦を使っているそうですが、小麦ビール特有の臭みがないのがいい。

  サッポロは、いちはやく麦芽とホップだけのヱビスビールを売り出し、本格ビール路線を走るかのように見えたのですが、他社も同様の本格ビールを売り出すようになり、その一方で、第3のビールとか言われるビール風の飲料がもてはやされ始めたので、サッポロの本格ビール路線は挫折してしまったのかなと思っていました。でも、赤ヱビスや青ヱビスに白、緑も発売されたので、健在だなと安心したことでした。

  でも、ちょっとおいしいビールとなると、やはりドイツやベルギーには負けます。地ビールでもいいものがたくさん出ているし、大量生産の会社としては、何種類かのヱビスを出した時点で打ち止めかな、と思っていました。

  しかし、このビールの存在を知り、やはりサッポロはがんばっているな、という感を新たにしました。よかった。

  これらのビールは、栃木県那須にある那須・森のビール園だと、生で飲めるようです。レストランなどのほか、ビール作りを体験できる施設もあるようで、気になる場所です。

コメント (2)
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