アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

福蔵寺ご縁市に出ます。

2011-06-30 07:43:15 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  豊田市旭地区には、地元に移り住んで農業に従事している若者たちのグループがあります。名前はM-easy。「若者よ田舎をめざそうプロジェクト」の呼びかけに応じて、全国から集まった10人の若者たちで構成されています。

  彼らが作った有機農法、無農薬の野菜は、形は小ぶりですが、味がしっかりつまっていておいしい。稲武では手に入りませんが、彼ら自らが豊田や名古屋の市に出かけて売っています。

  移住して2年目に入った彼らが主催するイベントが、来月開かれます。イベントの名前は、「福蔵寺ご縁市」。福蔵寺は、彼らの宿舎になっているお寺です。地元の人々の協力を得て、彼らの野菜やパン、ピザ、地元の人たちの手による五平餅、つけもの、石鹸、アクセサリーなど、ささやかながら多彩な品物が並ぶみたいです。

  アンティマキも、この市に出店することになりました。こねずに作るパンと穀物クッキーを販売する予定です。もしできたらスコーンも。スリーツリーズ+のメンバー、三木和子さんの金柑のコンフィチュールも並べるつもりです。

  私が特に楽しみにしているのは、「おしゃれ野良着」。M-easy のメンバーの一人、Sさんのお母様が手作りなさった衣服です。彼女のはいているもんぺは全部お母様の作品。かわいくておしゃれなので、以前から素敵だなあとおもっていました。農作業がより楽しくなるような野良着です。

  旭地区は稲武より標高は低そうですが、国道から離れているせいか、やまあいの里という印象がいっそう深い地域です。静かな山里のお寺でのこの小さなイベント、暑い盛りですが、きっと木立を抜ける風がさわやかに感じられると思います。

*日時:7月31日(日)10時から午後2時まで
*場所:福蔵寺 豊田市太田町蟹田6 (旧旭町)
*連絡先:(株)M-easy 旭
  ℡&fax 0565-68-3025
  mail:info@m-easy.co.com
  
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今年の山里学校終わりました。

2011-06-29 22:32:38 | 草木染め
  毎年恒例になった、とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校の草木染め講習がこの月、どんぐり工房で開かれました(昨年はコチラ→コチラ→)。
  この山里学校の草木染めは、植物の採取からはじめるところが特長です。今回使った植物は、ヨモギとマルバアカソ。マルバアカソは昨年も使いましたが、ヨモギははじめて。ヨモギのお茶や化粧水を手作りしているスタッフの希望で、選びました。

  草木染めによく使われている素材には、薬になる植物も多く含まれています。ヨモギもそのひとつ。飲んだりつけたりするといいだけではなく、身に着けるのも体にいいのだそうです。

  私は、春先のヨモギの若葉をソーダ灰で煮る緑葉染めをよくやりますが、ただ普通に煮出して使うことはめったにありません。久々のヨモギ染めです。ヨモギからは、今の季節だと、アルミ媒染で黄色が染まります。

  もうひとつのアカソは、採取時期と採取場所がよければ美しい赤っぽい茶色が出るのですが、毎年なかなかうまくぴったりの時期に採ることができず、赤さがいまひとつ冴えないことの多い植物です。

  また、ソーダ灰を入れてアルカリ水にして煮出すのですが、1番液と2番液、3番液では赤みが違います。どんどん赤さが増していきます。でも、今年も予想通り、茶色みのつよい色になってしまいました。雨が多かったせいかもしれません。

  とはいえ、いい色です。この風呂敷は初参加のAさん作。力作です。 

  左がアカソ、右がヨモギの銅媒染です。

  アカソの赤色が冴えないので、急遽タカキビ染めも試みることにしました。左2枚がタカキビ。やはりいい色です。他の植物ではまず出せない色です。右のグレーの風呂敷とタオルは、ヨモギの鉄媒染。私の好きなシックな色です。

  Mさん親子はおそろいのバンダナを染めました。Tちゃんはタカキビ、おかあさんはヨモギです。

  ヨモギは季節によって色の変化を楽しめる植物のようで、今の季節だと黄色系になるのですが、秋にはもっと茶色みを帯びてくるらしい。なにかで、「10月のヨモギはとくに美しい色が出る」とあったのを見た記憶があるので、今年は機を逃さず、枯れる直前の固くなったヨモギで、染めてみるつもりです。


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タカキビの色と桑の葉の色

2011-06-23 22:09:35 | 草木染め
  梅雨空の6月20日、何十年も前の知人たちが6人、稲武まで草木染め講習に参加するために来てくれました。

  この日用意した染め材料は、稲武特産のタカキビの殻と、朝、庭で採取した桑の葉です。

  タカキビを鍋に入れるときに、殻だと思っていたものが、実はほとんど実ばかりなのに気がつきました。もったいないと思いましたが、取替えに帰る時間はありません。前にタカキビのぬかをもらって煮出したら、やけに茶色い色が出たことを思い出し、せっかく知人たちが遠くから来てくれたのに、あのぱっとしない色が出たら、つまらないなとおもいながら、それでも多ければいいだろうと、いつもの1.5倍くらいの量を煮出しました。

   すると、なんととってもあざやかな赤みが出ました! 真ん中2枚は絹。朱色です。手前と向こうは木綿。ピンクがかった茶色になりました。いつもよりかなり鮮明な色です。

   タカキビの殻染めは、殻の部位によるのか、赤みが勝つときと茶色みが勝つときとがあります。でも、この日は実全体を煮出したので、美しい色が出たのでしょう。

   実はちゃんと食べられました。ぜいたくな染めになりました。

   桑の葉は、ソーダ灰を加えて緑葉染めにしました。1回目の染め液では黄色。2回目で黄緑色が、3回目で薄いけれど冴えたエメラルドグリーンになるのが普通なのですが、この日は2回目の緑がもっともきれい。ところが、絹のスカーフを銅の媒染液に入れたあと、3回目の染め液に戻したとたん、グレーになってしまいました。麻とレーヨンの混紡のスカーフは、同じ工程を経ても色の変化はありません。なぜか、絹のみグレーに。

   あわてて、また銅の媒染駅に戻すと、緑色に変わりました。ただし、もとの緑色とは違って深い色合いです。青いような緑色のような灰色のような複雑な趣のある色です。緑青のような色といっていいかもしれません。面白いので、染液と媒染液とに何度も交互につけました。

  手前が何度も繰り返した絹のスカーフ。むこう3枚は染め液に戻さずに洗いに入った布。微妙な違いが写真でもわかります。

  草木染めは、化学反応を起こしてさまざまな色が生まれるのですが、化学に弱い私には、魔法みたいに思えます。どの色も、それぞれ味わい深く、再会した知人たちにも喜んでもらえました。2回煮出したタカキビの実は、まだ色が相当出そうだったので、一人に持って帰ってもらいました。彼女は、昔の絹の着物の裏地をこのタカキビで染めてパジャマにするのだとか。出来上がったパジャマを、ぜひ見たいものです。
  
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手しごと市に出ました。

2011-06-20 02:15:16 | イベント記録
   6月18日(土)、小雨降る中、名古屋市昭和区の太平寺で行われたnatural foods ,works market 手しごと市に参加しました。

   アンティマキの売り場はここ。立っているのは、名古屋市在住のWさん。街中での運転がとても苦手の私に代わって、途中から私と荷物を乗せてきてくれた人です。一日販売を手伝ってくれました。彼女が手にしているのは、ハーブティー。覗いてくださった方にサービスしました。入っているのは、庭先で摘んだ食用ローズとミント、友人にもらったカモミール、レモングラス、ホーリーバジルです。

 イベント開始は10時半。店を開けて品物を並べ始めたのが、10時15分くらいかと思うのですが、店頭がすぐに人だかりに。1時間もたたずに、玄米ご飯パンが売り切れました。用意した試食品をそろえる暇もないほど。たった12個しか持っていかなかったとはいえ、どんぐり横丁では考えられない速さでなくなりました。ついでニンジンパン、ハーブとオイルのパン、ブルーベリースコーンの順に品切れ。お昼前後には、ヨーグルトスコーン少しと穀物クッキーが残っただけでした。三河の山里便りのkaocahn35さんが来てくれたときは、残りわずかになっていました。山里便りのイベント紹介記事はコチラ→。
      
    名古屋という大都会でのイベントに参加するのははじめて。しかも、舌の肥えている方がたくさん集まりそうな今回のイベントで、アンティマキの焼き菓子とパンがどれだけの方に受け入れて頂けるか、正直不安でした。もちろん期待もいっぱいでしたが。

  でも、思いのほかの反響に一安心。ちょっと興奮気味のまま、一日が終わりました。

  いろんな方にお会いできました。なかでも、私のブログを前から読んでくださっていて、「いつかアンティマキのパンやクッキーを食べたい」と思っていたとおっしゃる方と出会えたのは、本当にうれしかった! 彼女はご自分のブログで、かなり詳細にこねないパンやスコーン、穀物クッキーについてコメントしてくれています(コチラ→)。

   初お目見えのこの看板は、「ハイザイ(廃材)おじさん」を自称する家人が作った、初めての可動式木工作品です。本体ができ上がったのはイベントの3日前。文字を書き入れたのはイベント前夜です。薄暗い作業場で、深夜、手近にあったペンキとアクリル絵の具で書いたので、めちゃ下手。気に入りはしなかったけれど、とりあえずはじめてのアンティマキの看板として、店頭におきました。おいてみたら意外にさまになっていてびっくり。Wさんは、ほめてくれました。

   他の出店者はみんな魅力的。三重からいらしたはなもも。キッシュがおいしい。

   イベントの主催者のブログ(コチラ→)で知ったふじっこぱん。ぜひ食べてみたかったパンです。期待通り、小麦の味がするパンでした。口の中で素材の持ち味がふわっと広がる感じです。いままで食べた天然酵母パンのうちでもかなりおいしいほう。もっと買えばよかった。

   ladybug のマフィン。こちらも主催者のブログで知ったのですが、かなり有名なお店みたい。野菜やナッツなどのトッピング材料や乗せ方が、豊かでユニークです。マクロビ系のお菓子なので、乳製品は使ってないはずなのですが、こくがあります。今度はもっと他の種類も食べてみたい。

   
こども建て前
は、こどもがメインで行う大工仕事。かなり本格的な建築物になっているように見えます。

    お天気にはあまり恵まれなかったけれど、居心地のいい、気持ちのいいイベントでした。勉強にもなりました。同じようなマーケットの企画があったら、またぜひ出店したい!
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名古屋の手仕事市に出ます!

2011-06-10 20:43:33 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
 アンティマキが、はじめて名古屋のイベントに参加します!

  マーケットの名前は、natural foods ,works market 手しごと市。ときは6月18日の土曜日の10時半から3時まで。場所は、地下鉄鶴舞線川名駅近くの太平寺(昭和区広路本町川名本町4丁目24-3)境内隣の広場です。

  当日は、こねずに作る天然酵母パン(玄米ご飯・ニンジンハーブとオイル・全粒粉)、スコーン(ブルーベリー・リンゴ・くるみ黒糖・ヨーグルト)、穀物クッキー(全粒粉・そば・タカキビ・カラスムギ)を販売するつもりですが、パンとスコーンはそれぞれ2,3種類ずつになりそうです。

  草木染めもいろいろ販売の予定です。どんぐり横丁ではスペースの都合上置けない、大きな布類も持っていきます。

  第一回目だということもあってなのか、規模は小さいのですが、このマーケットに出店するお店はみんな魅力的。天然酵母パンやマクロビ系のマフィンなど、食べたいなと思うものがいっぱいあります。花屋さんや有機野菜のお店も出店。期待しています。開催中、子供たちで小さな家づくりまでしてしまうという「こどもたてまえ」の企画は、すごい! くわしくはこちらでご覧ください。

  最初はお客として見に行くつもりでしたが、今回出店する稲武の家具工房・ファーストハンドのMさんがきっかけを作ってくれたので、参加できることになりました。とてもうれしいのですが、都会のイベントにはほとんど出たことがないので、ちょっとどきどきしています。

  少雨決行。お昼すぎから、本堂で二胡の演奏会が開かれるそうです。

  なお、この週の14日(火)から17日(金)まで、どんぐり横丁はお休み。翌日の18日、私は上記イベントに出るため早朝稲武を発ちます。それで前日にも当日にも納品ができないので、18日には、どんぐり横丁でのアンティマキの焼き菓子系商品は、穀物クッキーだけとなります。19日(日)お昼前後には、パンとスコーンの納品ができる予定です。以上、ご了承ください。
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ひそかに育っている野菜

2011-06-05 12:28:20 | アンティマキの場所に生きる動植物
  裏庭の作業場を出たところ、ダンボールなどが積んであるすぐ外の地面に、雑草に混じって食べられそうな植物が育っているのに気づきました。

  白菜系の菜っ葉みたいです。育てた記憶のまったくない植物ですが、周囲に似たようなものはなく、どう見ても野菜。食べてみたら、普通においしい。あくはありません。

  こちらはアスパラ。これも軒下の砂利の中で、ドクダミと一緒に生きています。昨年発見しました。アスパラは、以前育てていたことはありますが、ずっと離れた場所に植えたはずです。種が飛んできたのでしょうか。それとも、家を改装したとき、土を掘り起こしたり持ってきたりしたので、種が混じっていたのかも知れません。

  都会のアスファルトの割れ目に、ダイコンの種が飛んできて立派に育つくらいだから、うちのどこで何が育ってもおかしくないのかもしれません。なんにしろ、けなげでいじらしい。種ができるまで育ってほしいものです。きっと丈夫な種が採れるはずです。
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ハチ獲りトラップ

2011-06-04 11:25:40 | アンティマキの場所に生きる動植物
ハチを獲るためにトラップを作りました。

  こちらに来て、じつにさまざまの種類のハチを目にするようになりました。小さいの大きいの、細長いの丸いの、赤いの黄色いのしましまの。大きいのはスズメバチかクマバチだろう、というくらいしかわからないのですが、とにかくいまの季節になると、うちの敷地内をやたら飛んでいます。
  
  彼らが近づいたときは、ブーンという大きな羽音がするのですぐわかります。近づいたらじっとしていること。そのうちどこかに飛んでいきます。でも、草刈りなどしているときは危険。彼らが一心に花の蜜を吸っているときにこちらも夢中で仕事していると、いきなり目の前で羽音がして、肝を冷やすことがあります。

  刺されてもすぐに手当てして事なきを得たこともありますが(コチラ→)、死に至ることもあるので、何とかしたいと思っていた昨年の今頃のこと、ブルーベリーレーンのブログ(コチラ→)でハチ獲りトラップの作り方を知りました。

  トラップの中身は、日本酒、砂糖、酢。配合は、日本酒300g、砂糖125g、酢100gです。甘酸っぱい香りの漂う、液体になります。その液を、2センチ四方くらいの窓を開けたペットボトルに注ぎ、木の枝などに吊るします。巣作り前のスズメバチの女王蜂を捕まえたかったら、春先から仕掛けるとよいそうです。
 
  最初の1本は、家の軒下においてある小さな温室の外側にできたハチの巣のすぐ近くに吊るしました。この巣には、つい最近まで昼間でも大きなハチが一匹、ずっと巣を守って?いました。女王バチなのでしょうか? この日はたまたま誰もいなかったので、取り壊そうかなと思いましたが、どこかで見張っているかもしれないとおもい、やめました。

  さて、このトラップ、あと何本か作って、木の枝などにぶら下げたいのですが、このトラップの難点は、つかまるのがハチだけでないこと。大きな蛾が中でもがいていたこともあります。液の表面が何であれ虫やごみでいっぱいになると、いったん窓から入ったハチが、漂流する死骸やごみに着地してからまた飛び立つこともあるそうです。ときどき見て、代えたほうがよさそうです。

  ところで、ハチをすっかりなくしてしまったら、虫媒花の植物は困ります。したがって、人間も。適度な数だけハチがいてくれて、こちらも、少々刺されてもなんとかやり過ごせるような体になれば、ハチも植物も人間も、「三方よし」の関係になるのでしょうが、そうなるのはなかなかむずかしいことです。

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千葉半立種ピーナッツ

2011-06-02 14:09:04 | たべもの
  落花生が好きなので、いろいろ買っては食べ比べています。このブログでもいくつか紹介しました(コチラ→コチラ→)。でも、ここに紹介するピーナッツは、たぶん今まで食べた市販品の中で最高のおいしさだと思います。

  名前は、「千葉半立種ピーナッツ」。販売元は、広島市のまるも株式会社MTBです。香ばしさもコクもあって、とにかくやめられません。パッケージにはまさに、こう大きく書いてあります。

  「香り、味生きてます 食べてみませんか ひとくちたべたら やめられない!!」

  メーカーの自信のほどがうかがえます。で、そのとおりやめられません。「半立種」は、小ぶりで生長の遅い品種なのだそうですが、味はいいのだとか。パッケージにはさらにこう書いてあります。

  「瀬戸内の塩分を含んだ土にこだわり、自然農法(無農薬)で大事に育て 収穫後天日乾燥でうまみを 凝縮しています。」

  いうことなしの育てられ方みたい。おいしくて当然かもしれません。

  以前、千葉に住む知人から、お母様が作った大粒の生の落花生を送っていただいたことがあります。ゆでたりオーブンで焼いたりして食べましたが、独特の甘みがあっておいしかった! 産地だったら、もしかして生の、いい落花生が手軽に入手できるのかもしれません。

  でも、こちらでは生の落花生が手に入ることはめったにありませんから、こういうちゃんとした素性で、炒り方も上手で、保存もしっかりしている市販品に出会うと、ほんとにうれしくなります。
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大豆ミート風さつま揚げ風のあげもの

2011-06-01 15:48:12 | 手作りのたべもの
 一見焼きすぎたさつま揚げに見える、このおかず、中身は煮豆です。

  先日のチエ流マクロビオティック料理教室で薩摩揚げ(もちろん植物性の素材だけで)を作ったのですが、そのおり、受講生の方が、「今うちに煮豆があります。煮返してたべてきたけれど、家族はそろそろ飽きてきたみたい。だからあの煮豆で薩摩揚げにしてみようと思います」とおっしゃいました。

  彼女の話を思い出して、私も、煮豆を薩摩揚げにしてみることにしました。チエさんのレシピでは、食感にアクセントをつけるため大豆はまるのまま入れていますが、リサイクル料理なので食感は二の次。最初から全部フードプロセッサーにかけてしまいます。

  いままでも煮豆をつぶしてミートボール風にしたことはありますが、薩摩揚げ風は初めて。それに、チエさんの薩摩揚げはゆでうどんを使うところがユニークです。それをしたくて、わざわざお昼ご飯をうどんにして多めにゆでておき、夕食に備えました。

  いざ、夕食の準備に取り掛かろうと台所に立ったら、ざるにあげておいたはずのうどんがありません! 麺好きの家人がすっかり平らげていたのです。がっかり。これではいつものミートボール風とかわらないものになりそうです。

  ただし、ちょっと違うのは煮豆の中身。残り物の野菜を端から入れて作った煮豆には、余った生姜も入っています。初めて入れたのですが、これがうまくなかった! そのせいもあって煮豆がたくさん残ったのです。でもチエさんのレシピには紅しょうがも入っているので、好都合。すべてフードプロッセッサーにかけて、いためたじゃこ(これも残り物)を加え、小麦粉と卵を入れて混ぜました。味付けはいっさいせず。

  なるべく薄めの小判型にまとめ、少な目の油で揚げました。

  チエさんのとはだいぶ違った代物になりましたが、それなりにおいしかった! 薄めにまとめたせいか、いつもより大豆臭さがありません。レタスやチーズと一緒にパンにはさんだら、立派な大豆ミートのハンバーガーになりそう。

  いつも、「残ると面倒だな」とおもって作るのをためらう煮豆ですが、残り物で楽しめる料理がひとつできました。よかった!  

  
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