チャン・イーモウ監督の中国映画。舞台は1980年代の中国の寒村です。貧しい村の小学校の教師が妻の病気のため学校を離れなければならないことになり、代わりの教員を村長が連れてきます。彼が連れてきた代用教員は13歳の少女ミンジ。村を離れることになっている中年の教師は、少女の教師としての能力をあやぶみ、村長に談判するのですが、かわりはいないとつっぱねられます。しかたなく彼女に後を託し、村を去ります。
教師が彼女に命じた授業は、教科書を黒板に書き写し、それを書写させることと、教室に押し込め、外に出さないこと。彼女は忠実にはたそうとするも、子供たちはミンジのいうことをききません。なかでもいたずらすきのホエクーには手を焼きます。
しかしそのホエクー、家が貧しくて突然都会に報告に出されます。一人でもいなくなったら約束の報酬がもらえないと思ったミンジは、生徒たちと一緒に働き(かってに)、何とかバス代を捻出。都会に出て彼を探し回ります。
奉公先にたどり着けなかったらしいホエクーは、街を徘徊。食堂の客が残した料理を食べているところを店主に見つかり、食べものをもらう代わりに皿洗いをすることになります。ミンジのほうは彼を探すため、チラシを作るも路上で眠っている間に散逸。テレビで人探しをしてもらおうと出かけるのですが、受けつけでつっぱねられ、数日門前で局長のあらわれるのを待ちます。その間、のまずくわず。そしてやっと・・・
最後はテレビ局の車に乗って二人とも村に帰るのですが、その祝賀会で、村長だったかが国旗が見つからないといって慌てるシーンがちょっとだけあります。しかるべき時に国旗を立てないというのは、中国では重罪に値するとか聞きます。ごく軽~くユーモラスに、そういう政府批判ともとれそうなことを描いているのが興味深いことでした。
ところでこの映画の登場人物は、ほとんど一般人だそう。確かにぎこちない演技でしたが、それが朴訥で、村人らしかった。たいしたものです。
教師が彼女に命じた授業は、教科書を黒板に書き写し、それを書写させることと、教室に押し込め、外に出さないこと。彼女は忠実にはたそうとするも、子供たちはミンジのいうことをききません。なかでもいたずらすきのホエクーには手を焼きます。
しかしそのホエクー、家が貧しくて突然都会に報告に出されます。一人でもいなくなったら約束の報酬がもらえないと思ったミンジは、生徒たちと一緒に働き(かってに)、何とかバス代を捻出。都会に出て彼を探し回ります。
奉公先にたどり着けなかったらしいホエクーは、街を徘徊。食堂の客が残した料理を食べているところを店主に見つかり、食べものをもらう代わりに皿洗いをすることになります。ミンジのほうは彼を探すため、チラシを作るも路上で眠っている間に散逸。テレビで人探しをしてもらおうと出かけるのですが、受けつけでつっぱねられ、数日門前で局長のあらわれるのを待ちます。その間、のまずくわず。そしてやっと・・・
最後はテレビ局の車に乗って二人とも村に帰るのですが、その祝賀会で、村長だったかが国旗が見つからないといって慌てるシーンがちょっとだけあります。しかるべき時に国旗を立てないというのは、中国では重罪に値するとか聞きます。ごく軽~くユーモラスに、そういう政府批判ともとれそうなことを描いているのが興味深いことでした。
ところでこの映画の登場人物は、ほとんど一般人だそう。確かにぎこちない演技でしたが、それが朴訥で、村人らしかった。たいしたものです。