アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あしたは豊田市寺部の守綱寺で出店します。

2024-07-22 22:52:26 | アンティマキの焼き菓子とパン

  寺部の守綱寺で毎月二回開かれている、絵本読み聞かせの会。あすは、その、夏休みお楽しみ会です。いつもは10時半から11時までですが、明日は10時半から11時半まで。アンティマキは、10時半過ぎころから、浜縁にて販売を始める予定です。たぶん、12時過ぎまでいるとおもいます。

  お持ちするのは、穀物クッキー4種、オートミールのざくざくクッキー、金柑の甘煮のスコーン、熟柿のマフィン、おからのガトーショコラです。

  ガトーショコラは久しぶりに作りました。いつもより生姜多め。夏向きにしました。冷やしてお召し上がりください。冷凍してもおいしいケーキです。

  稲武もだいぶ暑くなりました。でもまだ、扇風機をちょっとかけるくらいで、収まっています。ありがたいのは、木々を通る風の涼しさ。この風があるから、なんとか過ごせています。

  あしたは、飛騨からパンのあいいろ工房、旭からいのはな農園が出店。市街地の暑さはこちらとは比べ物になりませんが、寺の本堂や浜縁に座ると、たちが高くて大木が多いせいか、さほどの暑さを感じません。夏休みの一日をどうぞ、にぎやかで心地いい場所でお過ごしください。

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あそびまNAVI(旧ガキ大将養成講座)で藍染め講座を開きました。

2024-07-20 23:08:46 | 草木染め

  一昨年から、ガキ大将養成講座の拠点さくら村で、スタッフの育てたタデアイを使った染め講座を、毎年この季節に開いています。

   こちらがさくら村。子供たちの発案と力で作られた遊具がいっぱい。

   到着と同時に遊び始める子供たち。彼は保育園の年中組。「行けるかな」「やれた」「どうかな」などなど、ひとりごちながらほぼ3分の2の高さまで登りました。

   さくら村近くの畑で、親子で刈り取った藍。今年は例年より生育が遅く、雨も多かったので、葉の状態がいつもより小さめ。でも、みんなで染めるに十分な量収穫できました。

   まず葉っぱをちぎり、必要量を集めます。

   ミキサーでやればすぐに終わる作業をみんなでもみもみ。よちよち歩きの赤ちゃんもお手伝いしてくれました。

   十分繊維が壊れてもみ終わったら漉して水を入れ、ソーダ灰とハイドロサルファイトで調整。しばらく置いておきます。インド藍の染めと違って、畑で採れた藍草で染める場合は、普通の草木染め同様、出る色合いは、植物の状態に大きく左右します。今年は、葉の色が心なしか薄いような気がするので、薬剤の量がいつもと同じで間に合うかどうか心配。それで、ちょっとだけ布を液に浸してみると、案の定、緑色にはなっても、青に変わりません。心配しつつも昼食を食べ終え、とにもかくにも一時間後、布を入れて見たら・・・

   試し染めしたときよりかなり緑色が濃くなりました。そして10分後。空気に当てると水色に変わりました。しっかり水色が出た後、再度藍液に。そのあとは絞った直後、みるみるうちに青色に変色。

   出来上がりました。いつもより薄めの青ですが、美しい。

   木々の緑に映える青、今年も何とか生まれました。

 

   

 

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映画「コスタリカの奇跡」

2024-07-01 00:54:19 | 映画とドラマと本と絵画

  1948年に軍隊を廃止した中米の小国コスタリカ。この国の稀有な歴史を、多方面から描いたドキュメンタリーです。監督はアメリカ人。

  軍事費が不要になったお金を、社会福祉や教育に回し、国民の幸福を目的にした政策がつぎつぎに実施されました。自然保護も政策のうちの重要な課題です。

  コスタリカが軍隊を廃止するに至った経緯には、驚きました。社会民主主義的制度がほぼ整ったのは戦前。その後、最初の民主的体制を整えた大統領が選挙に敗北したにもかかわらず政権に居座り、国は混乱。そのときに武装ほう起した人物が、のちにドン・ペペと親しみを込めて呼ばれるフィゲーレス。彼は民主主義革命を志す他国の兵士たちと共に戦い、政権を奪取します。そして武装解除へ。

  その後のコスタリカは、アメリカからさまざまな圧力をかけられます。アメリカ側につく政治家も当然ながら現れ、政権はたびたび揺れました。でも、たゆみない外交努力により、軍隊を持たずして中立を保ち続けました。数々の国際条約に加盟し、国際的な信頼度も増しています。

  ウクライナ戦争が始まって以来、戦場の映像を見るたびに、悲惨とか残酷とかどちらが悪いとかいう気持ちや考えとは別に、「とにかくもったいない!」という気持ちが常にわきます。弾丸一発いくらかわからないけれど、お互い一回の戦闘でものすごい費用が吹っ飛んでいるはず。そのお金を有用に使う方法はいくらもあるのに、土地を蹂躙し、建物を壊し、人々を不幸に追いやる。戦争はなんてもったいない行為なんだとおもいます。ましてや、抑止力という名のもとに、国民の幸福をさておいて軍拡競争に血道を上げるなんて、さらにもったいない。

  映画を見て、私の素朴な気持ちを政府の方針として実現した国がこのコスタリカなんだな、とおもいました。すごい国です。映画の制作時は2015年。他国同様に、多国籍企業の進出による富裕層と貧困層の格差はどんどん拡大していることも、映画はきちんと取材しています。いまはさらに国際情勢が複雑になり、軍備を持たないことへの不安が国民の間に増大することも懸念されます。でも、映画の中で描かれたこの国の人達は、自国の歴史に誇りを持ち、行きとどいた教育の成果が大きいと私は思うのですが、議論をいといません。理性的な話し合いのできる人々なら、きっとよりよい道を探すことができるのではないかな、と期待を込めて思います。

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本「国民は知らない「食糧危機」と「財務省」の不適切な関係」森永卓郎・鈴木宣弘著

2024-07-01 00:02:05 | 映画とドラマと本と絵画

  本書の3分の2は二人の対談。あとの3分の1は鈴木氏の文章という構成。帯には、「アメリカの言いなり 「ザイム真理教」が 日本人のほぼすべてを 餓死させる 悪夢のシナリオ!」「資本主義の限界、記録的猛暑、国際紛争・・・そして、日本で最初に飢えるのは東京と大阪!」・・扇情的な文言が踊っているように思えますが、読み進むにつれ、大げさな文句などではなく、これが今の現実なのだと、ひしひしと感じます。

  「鈴木 日本でわざわざ食糧を生産しなくていい。海外の安い農産物を輸入するほうが効率的なんだと、そういう考えの人が政府の議論を仕切っています。実際には中国の爆買いや、円安の悪影響で、輸入も簡単ではなくなってきている。・・・・本当に有事になれば、有事立法を作って、食糧の配給制などを実行することになるでしょう。机上の計算では、お花畑を潰してイモを作り、一日三食芋を食べていれば、なんとか一日二○○〇カロリーは賄えるはずだと。

森永 お花を育てている農家が、「そんなことできるわけねえだろ! 農水省はバカじゃねんのか?」と怒っていましたよ(笑)。」

  政府の方針で、水田を潰して畑地にしていることにも言及。でも、日本の備蓄米は他国に比べるととても少なく、やっと20日だったか2か月だったか国民が食いつなげるしかないそう。それでも、24年ぶりに改定する(された?)「食料・農業・農村基本法」の「議論の内容を見て驚いた。・・・食糧自給率という言葉すらでてこないのである。」と鈴木氏。続けて、上記の、悪い冗談のような政府の考えに対して、鈴木氏は具体的に持論を展開しています。

「政府が何を言いたいのかというと、このままの状況が続けば、日本国内での食糧生産業者はどんどん潰れていくが、それに対して抜本的に何かを変えようという議論はしたくない。「平時」は輸入でいい。だが平時ではない状態「有事」になると輸入はできない。だから有事に対応する法案だけは新たに作るということだろうか。」

  それが、花き農家に、いざとなったらサツマイモを植えろ、ということになるらしい。農業にド素人の私でも無理な話と思うことを、官僚や政治家たちが法律として施行しようとしているとは、嘘寒くなるはなしです。

「日々一生懸命に食料を作っている農家には何の支援もしない。食料は輸入し、農家はどんどん潰れればいいという政策を取っておきながら、有事には国の命令に従ってサツマイモを作り、国のために供出しろというわけだ」

 本はだいたい寝る前に読む習慣なのですが、この本を読んでいると、つい苛立ちや怒りで目が冴えてしまい、困りました。

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福田村事件

2024-06-21 16:37:45 | 映画とドラマと本と絵画

  関東大震災のあと、東京のあちこちで起きた朝鮮人虐殺事件。朝鮮人が混乱に乗じて井戸に毒薬を投げ込んだ等の流言飛語が、千葉の片田舎までとどき、讃岐から来た日本人の一団を朝鮮人と思い込んで村人たちが殺したという実話を題材にした映画。福田村事件 (映画) - Wikipedia 監督の森達也はドキュメンタリー映画専門の監督だそうですが、この映画は彼の初の劇場映画だとのことです。

  昨年、震災100年目にできた映画です。映画の性格からマイナーで、あまり話題にならないかもしれないと思ったのですが、あにはからんや大きな劇場でも上映され、話題になりました。それでもわたしは、題材は衝撃的でも、日本映画にありがちな、焦点のぼやけた映画なのではないかと、あまり期待していませんでした。

  ところが、違っていた! よくできていました。

  しょっぱなから描かれていたのは、村の中の複雑な差別構造。在郷軍人の水道橋博士は、主人公の井村新や村長(ロンバケで杉崎さんを演じた人)に対するコンプレックスを、当時軍人に与えられた公式非公式(!)の権力で消そうと躍起。在郷軍人たちは、軍服を着る必要がないのに着ていた、ということをこの映画ではじめて知りました。軍服が彼らのステータスシンボルだったらしい。後家であっても当然ながら婚家先に縛られる。船頭の東出昌大は、村の最下層に位置するらしいのだけれど、軍隊経験があることで少し上位に見られ、「徴兵逃れ」で大学へ行ったと揶揄されるインテリ村長は、その分、引け目を感じながら村政をつかさどる。

  こういう村に遠方からやってきたのは、部落民たち。穢多と呼ばれ、明治以降は新平民として形は一般と同じ身分になったのですが、差別は変わらず。水平社宣言が出たばかりのころらしい。彼らは薬の行商をしながら四国各地から関東までやってきたのですが、部落民が行商などをして各地を渡り歩くこともあったということを、わたしは、知りませんでした。

  彼らは故郷の村で差別にあい続けていたと思われるのですが、その彼らも、朝鮮人に対しては差別者として接します。より下の身分があることで、彼らはかろうじて矜持を保てる。そういう構造が、きちんと描かれていました。

  いい映画でしたが、難点がふたつあります。ひとつは、日本語が聞き取りにくいこと。字幕はほしい。

  もう一つは、端折り過ぎではないかと思われるところがいくつもあったこと。ある程度当時の状況を知っていないと、わかりにくかったのではないかと思えます。

  それにしても有名な俳優がたくさん出ていました。友情出演かな。状況劇場の大久保鷹まで、ほんの短い場面でしたが出演していたのには驚きました。ちょっとうれしかった。

  ところで、この映画を見た着物好き仲間の友人から、「映画もよかったけれど、登場人物たちが着ている着物が素晴らしかった。ぜひあれを見てほしい」と言われていました。それで、いつもより気にして村人や部落民の人たちの貧し気な衣装を観察しました。たしかに、藍染めの縞柄布がつぎはぎだらけになっている、いわゆる「BORO」に近い衣装が美しかった。船頭と恋仲になっている後家さんの着ているものが、一番印象に残っています。朝鮮飴を売る少女の服も、素材や染料、形が気になりました。

  

  

  

 

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インド藍の染めと石窯ピザの会inどんぐり工房

2024-06-20 10:17:02 | 草木染め
   夏になると身にまといたくなるブルー。夏の野菜を使ったピザを作りながら、お手持ちの布類を美しい青に染めませんか? 染料は、インド藍。5月に引き続き、染めと石窯ピザの両方を楽しむ、欲張りの会です。標高600m近くある山里の夏の一日を、ご一緒にすごしましょう。
*日時:8月20日(火曜日)午前10時~午後3時頃
*場所:どんぐり工房(豊田市稲武地区)
*参加費:5000円+施設料頭割り
*講師:アンティマキ・村田牧子、オクダキヨミ
*問い合わせ先・申し込み先:村田牧子フェイスブックメッセンジャー・e-mail: auntie-maki@cb.wakwak.com
*染められる布:お一人だいたい300g程度まで。木綿、麻がおすすめです。絹も染められますが、アクリル、ポリエステルは染まりません。しっかり洗濯してお持ちください。あまりに大きすぎる布はご遠慮ください。ご不明な時は、村田までお問い合わせください。洗濯済みのスカーフ各種、バンダナ、エコバッグなどを実費で販売も致します。
  なお、どんぐり工房での夏の染め講習会でも、インド藍染め講座を開きます。
*7月27日(土曜日)10時~15時
*8月24日(土曜日)10時~15時
  ご予約は、どんぐり工房にご連絡ください。電話:0565833838 ホームページからもお申込みいただけます。
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映画「お嬢さん乾杯」

2024-06-19 17:57:17 | 映画とドラマと本と絵画

  「安城家の舞踏会」に続く、斜陽族もの。お嬢さん乾杯! - Wikipedia 昭和24年にできた木下恵介監督の作品です。そしてやはりヒロインは原節子。

   相手は佐野周二。冴えないけれど正直で金儲けはうまい貧農出の男。一家を救うために身分違いの結婚を決意する原節子に対し、彼女に一目ぼれした佐野は、彼女のこころが彼になびかないことに苛立ちを覚えます。しかし、しだいに・・・

   予想通りの結末なのですが、当時の日本映画としてはたぶん珍しいラブコメ。もしかしたら、初なのかも。佐田啓二が佐野修二の弟分で登場。痩身で額に垂らしている髪型は同じですが、まだ冴えません。

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映画「安城家の舞踏会」

2024-06-19 17:56:42 | 映画とドラマと本と絵画

  昭和22年の日本映画。安城家の舞踏会 - Wikipedia 主演は原節子。監督は吉村公三郎。原節子は家族の令嬢。戦後のいわゆる斜陽族一家を描いています。

  一家は元華族。主の滝沢修は世間知らずのお殿様。成金らしい男に騙され、家が抵当にわたり一家は没落寸前。お金がないのに、最後の舞踏会を開きます。元運転手が成功し、憧れのお嬢様(原節子の姉)のもとに求婚するも、彼女はプライドが許さず拒絶。森雅之扮する放蕩者の兄は、一家の凋落をシニカルに受け止めます。次女の原節子だけが冷静に時代の推移を受け止め、新しく人生をやり直そうとしています。

  脚本はステロタイプですが、当時は旧華族に対する同情もあれば、成金に対して喝采を送る向きもあったのではないかと思われます。殿山泰司が執事役で登場。まだかなり若かったと思うのですが、後年と同じく、禿げ頭としょぼくれた風情で演技しています。

 

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梅の実が不作

2024-06-05 00:05:40 | 手作りのたべもの
  恐れていたことが起きてしまった。梅の実がならない。
 
  裏作、なんてものではない。大木になった木の梢をいくら見つめても、一つも実が見つからない。かろうじて見つけたのはこれだけ。下に落ちていた未熟の実と、垂れ下がった一枝にだけついていた数個の実。
 
  FB友達の埼玉のガーデナーが、「裏作ということがないほどいつもたわわに実っていた梅の実が、今年はほんの少ししかとれないと聞いた。全国的に不作らしい」と投稿していましたが、こちらもやはり同じ状況らしい。
 
  彼女が紹介していた埼玉新聞では、原因を次のように分析しています。
 
  「(1)昨年秋の少雨で木に栄養が蓄えられなかった(2)2月の寒暖差が大きく不完全な花になった(3)その後に訪れた高温―が複合的に絡み合った結果だと推測している。「体力がなかったので、ただでさえ少ない実も木が耐えられずに落としてしまったのでは」と言う。 今シーズンは暖冬で梅の花が1週間ほど早く開いた一方、開花後に雪が降り受粉にも影響した。梅は同じ品種の花粉では受粉しても実がならない場合が多く、ミツバチを利用した受粉が広く行われている。ところが、開花後に寒の戻りが長引くと、ミツバチが飛ばなくなってしまう。近年は温暖化の影響で、開花期とミツバチが活動するタイミングを合わせるのが難しくなっている。」
 
  稲武の友人が分けてもらっている地元の農家でも、かなり少ないらしい。日進の親戚に聞いてみたら、2本ともにほぼ皆無。
 
  豊田市の別の山間地域に住む友人の家では、1本は例年通り。でも南高梅は2本ともほぼできていないそう。いつもたくさんの実をつけ、うちの梅よりはるかに採取しやすいので毎年大量にもらっている名倉の友人宅の梅のようすは、まだ知らせが来ないので不明ですが、私はだいぶ悲観的になっています。
 
  こんな時がいつかやってくるのではないかと思い、ここ数年、とりあえず梅干しだけは漬けていました。米と塩と味噌と醤油と梅干し。これだけはとりあえず確保しておきたい。
  
  果たして今年は無事、梅漬けをつくれるのだろうか。いつもなら見向きもしないでほうっていた未熟の梅、とりあえず醤油に漬けておきました。
 
 
 


 
 
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設楽町名倉のオープンガーデンに行ってきました。

2024-06-03 15:35:08 | 小さな旅
  名倉のオープンガーデンに行ってきました。パンデミック前の数年間、毎年6,7軒のお宅が参加していたのですが、パンデミックのため休止。去年再開し、今年は、3軒だけの開園となりました。
 
  駒が原の遊べる花屋の星庭→イオリスペース→後藤家のガーデン
 
  わたしたちは、この順に回りましたが、写真は、後藤家だけ。
 
  星庭は本格的なデザインのもと、迷路のような通路が作られていて、色や形をよく考えたうえで絵のように配置した(と思われる)植物が格好良く植わっています。オープンしたばかりの庭なので、まだまだ土の茶色が目立ちますが、これからの季節、ぐんぐん伸びると、さらにすてきな庭になりそう。遊べる花屋の営業中は、自由に回遊できるそう。テーブル席もいくつかあって、庭を眺めながら飲食もできるのかしら。大きなビニールハウスの中では苗の販売も。耐寒性があって旺盛に育ちそうな苗をひとつ買いました。
 
  イオリスペースの辻さんご夫婦は、星庭を設計した方たち。森の中の緑の庭は、周囲の自然に溶け込んでいて、自分も緑に染まりそう。うちにもいっぱいある野茨を上手に這わせたところが随所にあって、真っ白な花が美しい。こういうのを見ると真似したくなるけれど、触ると痛いので刈ってしまいたくなる。何とか生かせたらいいなあ。コアジサイの花もみごとでした。うちにもあって困るほどのドクダミやシャガが、辻さんのお庭でみるとなんだか特別の植物のようで、趣深い。植栽の仕方にちゃんと工夫があるからなのでしょう。
 
  後藤さんご夫婦は、無農薬栽培でトウモロコシを育てている方で、毎年いただいています。それで、彼女たちのお庭は見慣れているのですが、毎年どこか違っていて飽きません。こぼれ種で育った花もおおく、計算通りではなくて混在しているところが面白く、美しい。スイカズラの栽培種、ニンジンの花のようなイワミツバがかわいかった。増えて困るというオルレアは、遠景の田んぼとの境をきれいに縁どっているようでした。
 
 
 
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