アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

エクアドルの森のチョコレート

2012-04-07 21:30:10 | たべもの
  三河湾の海を一望できる自然食レストラン・カフェオーシャンで、こんなフェアトレードのチョコレートを見つけました。

  「エクアドルサリネリートカカオニブ入りチョコレート」(輸入元:スローウォーターカフェ有限会社)

  「カカオニブ」は、カカオを乾燥して粉砕しただけのもの。クランチチョコのような食感があります。フェアトレードのチョコレートはたびたび食べるのですが、これは初めて。ミルク入りのようなのですが、ミルクの味はあまり前面に出ていなくて、おいしい。香りがとてもよくて、最初、ミント入りかな?と思ったほど。原材料は、砂糖、カカオバター。全粉乳、カカオマス、カカオニブ。香料の類は入っていません。

  包装はかなり簡単。硫酸紙のような水をはじく紙に包まれたチョコレートは、いっさいシールされていなくて、小さめのかわいい箱も、昔のキャラメルみたいに、ただ折り込んであるだけ。それ以上は何の包装もしてありません。近頃、きわめて珍しい簡易包装です。その箱の裏にはこんなことが書いてあります。

  「南米エクアドル、標高3700mのサリナス村で、最後の一包みまで丁寧に作ったチョコレートです。チョコレートの原料であるカカオは南米産。これは、原種に近く香りが高いといわれる、エクアドルのアリバ種の実です。
   ここでは、森のほかの樹々を伐採せずに、いっしょにカカオを植えて育てます。足元は落葉でフカフカ、木漏れ日のなかの果実は神々しくみえます。
   この森林農法によって、様々な生きものの住処が保たれ、年々豊かさを取り戻す森には、一度いなくなったキツツキが戻ってきました」

   つい最近、グリーンママンの通信で、ボルネオにアブラヤシのプランテーションが急速に増え、原生林がどんどんなくなっているという話(コチラ→)を読み、大変なことがおきているなと思っていたところだったので、森を壊すことなく育っているカカオがあると知って、うれしくなりました。
コメント
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