アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

もらいもの着物生活

2024-05-09 23:29:41 | アンティマキ風自然的生活
  1年半ほどまえから、月一回の着物着付けの練習ています。先生になってくれているのは友人なので、かなり気楽にたのしく通っています。でもなかなか身につきません。物覚えがどんどん悪くなり、年のせいで体の動きが鈍くなったことも大きい。
 
  今日は、半幅帯で貝ノ口と士結びの復習と、カルタ結びの確認。お太鼓の練習もしました。このひと月、一回着ただけだったので、朝の着付けはでたらめ。なんとか脱げずにほどけずに、教えてくれる友人宅まで行くのが精一杯でした。
 
  寒い間は、羽織を着るとかコートを着るとか襟もとにショールやストールを巻きつけるとかしてごまかせたけれど、暖かくなってそうはいかなくなりました。いかなくなったぶん、必然的に着物を着る回数は減り、そしてひと月のうちに、着方も結び方も忘れるという悪循環になりかけています。
  張りのある木綿の着物とかわいい名古屋帯。どちらももらいものなのですが、なかなかぴったり合っています。明日の外出はこの格好ででかけたい。でも、たぶん、カルタ結びでお茶を濁して、肌寒くなりそうなのをいいことに、首元に何か巻いて出かけることになりそうです。それでも着ないよりましと思うことにいたします。だけど、暑くなったらどうしよう。
  着物を着て出かけるという行為はまだまだ気軽にできませんが、着物に対する愛着はどんどん湧いてきています。母の着物、叔母たちの着物、友人の着物、どこかの誰かが着ていた着物などなど、この1年でタンスの中が一気に豊かになりました。どれもみな、当然ながら手縫い。わたしには気が遠くなるような手間をかけて、一枚の着物ができています。そしてその着物が仕立てられる前の、反物になるまでのこれまたなが~い工程。
 
  わたしのところにやってきた着物は、多分ほとんどが、長いことタンスの中にしまいっぱなしだったと思われるものばかり。よく見ると、染みがついていたり、小さな穴が開いていたりしているものもあります。高いお金を出して洗いに出す余裕はないので、とにかく今年の夏は、初めてのことですが、虫干しというものをしようと思います。
 
  以前は、着物を畳むことすら億劫でしたが、いまはこれらの着物を丁寧に畳んで畳紙にくるんでしまうという行為そのものに携わるのが、何だかうれしい。日々の忙しさに紛れ、そしてずぼらな性格が輪をかけて、きちんと丁寧にものを扱うことにあまり心を砕いてこなかったのですが、着物を着るようになってから、ちょっとだけ変ったような気がします。
 
 
 
 
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豊田のもりのようちえん~もりのたまごのこと

2024-04-17 11:05:33 | アンティマキ風自然的生活
  先週中ごろ、もりのたまごの入園式にお招きいただき、はじめて出席しました。
 
  もりのたまごに初めて伺ったのは3年ほど前。草木染め講習の実施が決まり、園に染め材料の物色のため訪れました。そのとき、一番最初に言葉を交わした子供が、この春卒園しました。彼はそのとき、焚火のそばに座り、一心にマッチを擦っていました。そしてマッチの擦り方について、わたしにあれこれ指南してくれたのをよく覚えています。
もりのたまごでは、朝全員に、スタッフが「今日したいこと」を聞きます。こどもたちはそれぞれ一日何をして過ごすか、自分で決めます。たぶん、一日焚火の面倒を見続ける子もいるのでしょう。木を削り続ける子、飽きるまでターザンロープで遊ぶ子も。お弁当をいつ食べるかも自由です。
 
  彼らはそうして、自主性や積極性、判断力や集中力を知らず知らずのうちに養うことができるのだと思います。ときにはケンカするたくましさも、怪我を辞さない勇気も、そして協調性も。
 
  年にほんの数回訪れるだけなのですが、見聞きする子供たちの様子はおもしろい。お母さんたちが綴るたまごのフェイスブックの投稿は、一緒に園で過ごすお母さんたちの、鋭くも優しいまなざしを垣間見ることができて、目頭が熱くなることもしばしば。
   
  こういうところで、3年間過ごした子は、基本のところでしっかり育つ気がします。土にさわって、カナヘビにさわって、反応を感じながら次に進む。いい場所だなとつくづく思います。わたしも、森のようちえんのような場所で育っていたら、こころもからだもいささかひ弱で、友達のできにくかった子供時代を過ごさずにすんだのに、とつくづく思います。
 
  幼少期にどんな育ち方をするかで、その後の人生は大きく変わります。でも今の子たちは、小さい時から習い事やテレビゲーム、スマホいじりに明け暮れ、本来の能力を培う基礎ができないまま、知識だけ詰め込まれ、大人になっている場合が多いように思います。もりのたまごに入園する子の数は、年々減っているそうです。子供が減っているからだけでなく、保護者の方が3年間、もりのたまごで子と一緒に関わり続ける余裕を持てなくなっていることも一因だと聞きます。そういう時代になっていることを、とても残念に思います。
 
  さて、もりのたまごの入園式は、想像通り、楽しく感動的でした。マイクの代わりにチューリップの花をもって話すスタッフ、卒園児のお母さんお父さん、それに園に関わっている人たち。新入園児に渡されたプレゼントには軍手も入っていたそう。
食事会は、みなさんの持ち寄りご飯とスイーツがずらりと並び、おしゃべりしながらおいしくいただきました。
 
  
  もりのたまごのお試し入園の日があるそうです。就園前のお子さんたちだけの日も週に二回設けられているので、ぜひ、お訪ねください。https://www.facebook.com/morinotamago2010/posts/427826049938466
 
 
 
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芳香蒸留水~ハーブウォーター~の採取を学びに行きました。

2022-07-04 17:42:29 | アンティマキ風自然的生活

  ずっと前から、精油や蒸留水を作る手軽な装置を買おうかどうしようか、迷っていました。大きいのはとても高い。でも小さいのならさほどの値段ではないので買ってもいいなとは思うのですが、それでも使わなかったら邪魔なだけ。持っている友人に聞いたら、蒸留水ですらできるのはほんの少しだけ、とのことなので、なおのこと、一歩踏み出せないでいました。

   ところが最近ときたまお会いする機会のある方が、幡豆の工房で蒸留水の講座を開いているとお聞きし、さっそく友人たちとお訪ねしました。

   彼女は小久保亮子さん。ハーブをこよなく愛し、海の見える小高い丘にあるご自宅兼工房の庭で何種類ものハーブを育てていて、そのハーブで種々の蒸留水を作っています。養蜂も手掛けているので、みつろうを使ってクリームなども手作り。工房の中はかぐわしい香りに満ちていました。

   彼女のモットーは、身近にある道具で手軽にハーブを利用すること。私の希望にピッタリです。

   蒸留に使ったのは、ステンレスの蒸し器。耐熱ガラスかステンレスが蒸留にはふさわしいそうです。

   この日は、同行した友人が山で採取したクロモジとタムシバ、それにコアジサイの花を使って、蒸留水の作り方を教えていただきました。真ん中に匂いのつきにくい陶器や耐熱ガラスの器を置き、刻んだ材料を周りに入れます。

   クロモジとタムシバはどちらも大好きな香り。少し量がすくなめなので、お庭のレモングラスも足します。

   蒸し器の上にふたをします。この蓋が大事。ひっくり返して蒸し器の中の容器に水滴がしたたり落ちやすいように、なるべく円錐形のものをえらびます。そうすると漏斗状の蓋を伝って水滴が中央の容器に落ちる、というわけです。

   蓋が大きくても、蒸し器とぴったり重なるものを選びます。下の鍋に水を入れて点火。蓋の上に用意しておいた氷と湧き水か浄水を入れ、加熱し続けます。どんどん氷を入れると、蒸留が早いのだそうです。

   思ったより早めに、植物の匂いがしてきます。植物によって量が採れるものと採れないものがあるそうで、レモングラスは別名「香水ガヤ」といわれるほど、水が採れるけれど、ミントや花は少なめだそう。

   加熱の具合は草それぞれ。ある程度の蒸留水が採れたら、植物の様子を見て続行するかどうか決めたらいいのだそうです。

   ほぼ20~30分ほどでこれだけ採れました。意外に多い。レモングラスの匂いの中に、クロモジやタムシバの匂いが混ざり、いつまでも嗅いでいたいいい香りになりました。

   コアジサイは、鼻を近づけるとほんのり独特の優しい香りがする花です。アジサイは本来毒なのだそうですが、コアジサイは毒のないアジサイ。このコアジサイの花も試しに蒸留水にしてみました。

   花の量が少ないこともあって、レモングラス・クロモジ・タムシバのミックス水より少なめの量しかできませんでしたが、香りはしっかり残っていました。

   亮子さんの作った、ティートゥリーとラベンダー&ローズマリーの蒸留水も含めて、この4本がお土産。

   蒸留水は、本来エッセンシャルオイル(精油)を採るときにできる副産物。精油は古くから自然療法に使われていますが、蒸留水も精油とは異なる効果がたくさんあるのだそうです。

   「精油を作るのはたいへん。でも、ハーブウォーターは誰にでも作れます。ということは、植物のいいところを利用した薬も、誰にでも作れる、と私は考えています」と亮子さん。

   たとえば、彼女は以前目薬を手放せないほどいつも目が痛かったのだそうですが、目をつぶったまま目の前辺りでハーブウォーターの霧を作り、目を開いて開けたりとじたりを繰り返す、ということをしばしば行っているうちに、目の痛みがすっかりなくなったとか。今は市販の目薬を一切使っていないそうです。

   コモンセージやクラリーセージの蒸留水をマウスウォッシュとして使うと、のどの痛みが消えることもしばしば体験済み。蒸し器の下の鍋に残った湯は、足湯や風呂に使うといいそうです。

   「植物はいくつかの機能を持っています。一つだけではない。だから、いくつかの植物を合わせて使うことで、足りないものを補ってくれるので、より多機能の効果を手に入れることができます」

   蒸し器がない場合は、普通の鍋でも代用できるというので、実演してもらいました。

  鍋の中央に容器を置いて、周りに植物を敷き詰めるところは一緒。そのあと、鍋肌から深さ3センチほど水をそっと入れます。蒸し器の場合は最初は強火がいいのですが、こちらは最初から中弱火か弱火で。蒸し器の場合よりしばしば様子を見ないといけないけれど、ほぼ同じように蒸留水ができるそうです。

    化粧水やリンスやシャンプーそのほかいろいろ利用できそうな蒸留水。家にある鍋で結構な量ができると知って、わくわくしました。

   帰宅後さっそく、亮子さんおすすめの本を一冊注文。ハーブウォーターのからだに対する作用~鎮静効果とか消炎効果とかが詳しく書かれていて、42種類のハーブとハーブウォーターについて、とても詳しく書かれています。辞典のような本なので、いざというとき役に立ちそうです。

  近々、試みる予定なのは、ローズマリー。若返りのハーブといわれる植物だそうで、日々の生活にふんだんに使えたらいいなとおもっています。いずれ、近くに住む友人の庭で咲いていたエキナセアも試してみたい。手ごろの蒸し器が家にないので、しばらくは深めのステンレスの鍋で代用するつもりです。

 

 

 

 

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できものに枇杷の葉療法

2022-01-08 22:32:17 | アンティマキ風自然的生活

   たしか6年ほど前、家人の背中に大きなできものができて、枇杷の葉で治したことがありました。以下、3枚がその折の写真です。

 

   患部に枇杷の葉をすりおろしたものを塗ってガーゼで押さえ、テープで止めただけの枇杷の葉療法。半信半疑で始めたのですが、数日後には、膿が出てきて、腫れが引いてきました。

 

  その後、膿は数か所の穴から噴出。

   おさえるとまだ固くはあったのですが、かなり腫れが引いてきたので、このあたりで治療は終了したらしく、こののちの写真はありません。ともあれ、患部のありかははっきりわかるものの、痛みはないし、目立つほどの腫れもなかったので、そのまま放置していました。

   ところが、このおできが、この冬また腫れてきたのです。暮れの中ごろのことです。その前はいっときより固さが取れて、むしろより治ってきたようにみえたのですが、突然痛むようになり、腫れも、以前の時よりひどいほど。パンパンに腫れあがり、今にも破裂しそうでした。

   最初は葉がなかったので枇杷の葉エキスのみで、手に入れてからは、ガーゼに枇杷の葉エキスをたっぷりしみこませて、その上にちぎった葉を並べて、患部に貼りました。効果は数日で現れました。

   一日3~4回交換したのですが、そのたびに膿がどんどん出てきました。血も出ました。出るごとに腫れは引いていきました。上の写真は、ほぼ半月後ほどのようす。実は、最初からずっと撮影したのですが、トラブルが生じてアップできなくなったため、ほぼ治りかけの写真しか載せられません。

 

   貼り替えるたびに患部を抑えて膿を出しているのですが、今日のはすごかった。まず先に、これまでの膿とは違う、脂の塊のようなものがドロッと出てきて、そのあと、水気の多いいつもの膿がものすごい勢いで、飛び出てきました。

   手前の影の上方にある、チューブから出した軟膏のようなものが脂肪の塊らしきものです。

  これではっきり、快方に向かっているなと確信できました。治療を始めてから、まだ半月ほど。おできの直径は最初5センチほどありました。高さは1.5センチほど。それがだいぶしぼみ、床に就いても痛みはなくなったということです。

  前は使わなかった枇杷の葉エキスが、今回はより功を奏したのかもしれませんが、とにかく素晴らしい効果でした。前回は治療半ばにしてやめてしまいましたが、今回は、固い部分がほぼなくなるまで、治療を続けてみようと思っています。

  わたしも、昔、肩の所に小さいけれど、同様のできものができたことがあるのですが、当時は自然療法で治そうとは考えていなくて、すぐに病院に行きました。そうしたら即日切開。記憶では、麻酔なしだったとおもいます。だからものすごく痛かった。再発するだろうと言われましたが、固い部分だけ残ったまま、大きくならずに済んでいます。家人ほどの大きさのおできとなったら、麻酔しないはずはなかろうから、大事になっていたと思います。手間もお金もかからずに済んで、よかった。

  ところで、枇杷の葉エキスは、枇杷の葉を35度の焼酎に浸けたもの。私は毎年大量に作って、化粧水や虫刺されに使う薬として重宝しています。

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緑内障の疑いありと診断されました。

2020-10-28 23:34:53 | アンティマキ風自然的生活
 40代以上で、近視の方、目の病が気になる方、さらに冷え性のある方は、ぜひお読みください。
*******
 20日ほど前、9月に受けた基本健診の結果が届きました。年相応にいくつか困った症状が指摘されていたのですが、なかでもショックだったのが、目です。

 D2の判定があり、要精密検査。「視神経乳頭拡大の疑い」とありました。あわてて調べたらこの症状は、緑内障の症状そのもの。緑内障=失明の恐怖にさいなまれ、すぐにかかりつけの眼医者に受診しました。

 私は10年以上前に右目が「黄斑浮腫」という病気にかかり、かなり深刻な状態になりました。レーザー治療や薬の投与で落ち着いてはいますが、焦点の部分がぼやけたままなので、ものを見る力はほとんどすべて左目に頼っています。

 当時からずっと同じ眼医者に通い、今は2か月に一回受診。私が慌てて受診したのは、通常の受診の二日後でした。

 受付で事情を話し、待っていると、じきに看護師さんがやってきて、「先日検査はすんでいる。あなたは眼圧も正常なので、問題はない。検査済みの報告は先生が書いて(検査をしたところに)送っておく」と言われました。

 ほっとはしましたが、完全に不安が消えたわけではありません。それで、その二日後に、検診を受けた地元の大きい病院の眼科に受診しました。セカンドオピニオンをお願いしたわけです。病院では、かかりつけの医院でのいつもの検査とほぼ同じ検査をしたあと、医師の話を聞きました。
 
 彼が言うには、「日本人の場合、眼圧が正常でも緑内障になるケースは非常に多い。全く自覚症状がなくても緑内障の恐れはある。だから視野検査を行いたい。極度の近視の場でも、視神経乳頭拡大という症状がみられるので、眼科医によっては見過ごすこともある」とのこと。

 それでそのまた数日後、視野検査を受けに病院へ。そしてその翌日受診。

 結果は「視野が少し狭まっているので、疑いはある。緑内障は眼圧を下げる薬を点眼するしかない」とのことでした。

 一般的に正常な眼圧でも緑内障になるというのは、どういうことかというと、それぞれ個々にあった眼圧がある、ということだそうです。だから私にあった眼圧になるまで、投与するといいのだそうです。かかりつけの眼科医に紹介状を書く、と病院の医師はおっしゃいましたが、お断りし、その日から即この病院に転院を決めました。

 以来、きょうで二週間近く朝晩、点眼しています。

 急いで取り寄せた東洋医学系の本によると、この病気は深く冷えと関係しているとのこと。ここ数年下半身の冷えをことのほか感じるようになったので、何か起きているなとは思ってはいたのですが、まさか目に来るとは思いもしませんでした。

 思いもしなかった理由は、上に記したように眼医者に定期的に通っていたから。異常があればすぐさまわかると思い込んでいたのです。

 日本人(アジア人という記述もどこかにありました)は正常な眼圧でもこの病気にかかる、ということが分かったのは、たった20年前。でも、専門医がこのことを知らなかったとは思えません。そのあたりは不思議なのですが、ともかく、医者任せにしていては危ないのだ、ということを改めて痛感したできごとでした。

 今回は、たまたま基本健診のおりに、尿たんぱくが少しだけ下りていたためかあるいは、血圧がなぜか急に上がったため、はじめて目の検査をするよう指示されたおかげで、発見できたことでした。
そうでなかったらどうなっていたかとおもうとぞっとします。同世代の友人たちには、ぜひ目の検診もするよう、すすめました。

 ところで、緑内障にかかるのは、近視の人とは限らないようです。要因の一つにすぎないみたい。スイスの緑内障の専門医が発表したフラマー症候群(毛細血管が異常に収縮しやすい体質)の特徴には、「冷え、低血圧、やせ型、眠りにつくのに時間がかかる、痛みに敏感、高地影響を受けやすい、気象の変化に影響を受けやすい、完璧主義、頭痛、めまい、耳鳴り、筋肉の痙攣」が挙げられています。でも、この中で私に当てはまるのは、冷えだけです。とくに「完璧主義」なんて、私には全然あてはまりません。

 さて、以上の次第で、わたしはただいま、毎日目のマッサージと緩いマクロビの再開、足湯を実行しています。

 最も効き目のあるのがいまのところ足湯。余談ですが、なんと冷えがひどくなるとともに以前にもましてひどくなっていた水虫が、かなり消えてきたのです。たった1週間で。しばらく怠っていた自宅でのテルミーも再開し、一病息災でいろいろ試みてみようと思っています。
・・・
 緑内障は白内障と違っていまのところ完治の方法はありません。早期発見が第一。40代以上の日本人の20人に一人はり患しているというデータもどこかで見ました。

 自覚症状が出てからでは遅いので、気になる方はぜひ、信頼できる眼科医への受診をお勧めします。

 

 


 
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灰汁で鍋がピカピカ

2019-05-26 12:12:49 | アンティマキ風自然的生活
   このところ、鍋洗いに凝っています。灰汁の中に真っ黒こげの鍋を入れてしばらく煮る。そのまま放置して、たわしでこする。結構簡単に、絶対元に戻らないと思っていた鍋類がなんとか人前に出しても恥ずかしくない程度の鍋に、生まれ変わりました。  

   この洗い方は、こんにゃくを作っている友人のキヨミさんに教えてもらいました。彼女は、草木灰の灰汁を凝固剤にしてこんにゃくをつくっているのですが、そのこんにゃく製造中に鍋がきれいになっているのを発見。以来、灰汁のはいった鍋での焦げ取りを実行しているそう。

    半信半疑で始めたこの方法ですが、これまで数知れず焦げ付かせ、でももったいなくて使い続けていた鍋やフライパンが次々にきれいになってびっくり。

    ひどい焦げがくっつき、まるで最初から真っ黒だった鉄製のような気がして使っていた、ステンレスのフライパン。灰汁鍋で煮続けたら、焦げがどんどんはがれて浮いてきました。

     恥ずかしいので、最後にしましたが、もとはこんなに汚かったのです!

     親から譲り受けたときは確か銅鍋だと聞いていた卵焼き器。フライパン同様に真っ黒になってしまったため、同棲というのは記憶違いだったかなと疑っていたのですが、灰汁洗いをして初めて、やはり銅製と判明。下の鍋は、人からもらった重い大きな卵焼き器ですが、こちらはもらったときから真っ黒。だからずっと鉄製と思いこんでいました。あらってみたら、立派な銅製卵焼き器とわかりました。こちらは汚れが頑固過ぎて、まだ側面四つのうち、二つしか銅の色があらわれていません。

     パン型やケーキ型も投入。一番早くきれいになるのはステンレス製。琺瑯もきれいになりますが、銅はちょっとてこずります。アルミはつけっぱなしだと変色するようです。いろいろあるけれど、とれる、というのがすごい。

     畑に捨てるくらいしかしてこなかった灰ですが、考えたら、薪ストーブのガラス面をきれいにするのに、ずっと灰汁を使っているし、染色の折に使うソーダ灰は、鍋をきれいにします。重曹はそのソーダ灰の仲間。灰が手に入らない場合は重曹やセスキ炭酸で多分十分きれいになるはず。いままで試そうとしなかっただけのようです。わたしのような焦げ付き鍋をお持ちの方、いろいろぜひおためしを。

     
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おでき治療に枇杷の葉

2018-02-02 15:55:15 | アンティマキ風自然的生活
   昨秋、家人の背中におできができました。結構大きくて根が深そう。

   枇杷の生葉があったので、枇杷の葉エキスを塗った患部にぺたり。

   すると一晩でこんなにおおきくなり、そののちこの枇杷の葉の貼付をくりかえすと、膿がどんどん出てきました。もともとのおできが小さくなったなとおもったら、今度は周囲に穴が開き、膿が噴出。枇杷の葉が古いのしかない時は、一日エキスにつけて柔らかくしてから貼りました。周囲の穴は一個だけではなく、3個くらい。ドバっと出るときもあれば、にゅるにゅるのときも。面白いほどの変化でした。

   結局2週間から20日ほどの治療で今回のおできは完治。実は家人のおでき、ちょうど2年前にも同じ場所にできました。

   そのときは、たまたま年末のことで医者は開いていないので、家にあった枇杷の生葉をくるくるまいておろし金でおろし、水を混ぜて患部に載せ、油紙とガーゼを貼付。このときも、毎日面白いくらいの変化があり、フェイスブックにその都度変化を載せたら、気もち悪がられながらも、興味津々、との反応が。

    ほぼ半月近くかかって、おできは小さくなりました。でもまだおできの根元は少々固かったのに、面倒になって勝手に治療を終了しました。それからほぼ2年後、おできの根が残っていたせいで、再度形成されたというわけです。

    今度はとことん治そうとは思いましたが、前回のようにすりおろすのは手間。それでただ葉っぱを貼るだけ、というきわめて横着な方法をとったのですが、大丈夫、治りました! 枇杷の葉の威力はすごいものです。今回は、しつこく貼り続けたため、患部の周辺からも膿が噴出。前日は何もなかった肌に突然穴があいて液体がでてくるとは、ほんとにびっくりしました。いいものみせてもらいました。



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オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られたTシャツ

2017-05-18 14:55:53 | アンティマキ風自然的生活
   14日のナゴヤビーガングルメ祭りで買ったものの中に、オーガニックコットンの洋服があります。

   Artisan MIKIとアンティマキのブースの隣で出店していた、長野県安曇野のローブス・オーガニックコットンで入手しました。

   色は薄茶色。緑綿の色そのものなのだそう。ボーダー柄の紺色をのぞいて、こちらの品はすべてもともとの綿の色そのままで織っているそう。ラグランでフードがついていて着やすい形のこの服、手触りもいいし、値段も値引きされていたので、びっくりするほどの値段ではない。でも、とくに見た目に特徴はないし、あえて買うほどではないかな、とおもったのですが、店主の話を聞いて、「これはぜひ買わなくちゃ」と即決。手に入れました。

   彼が言うには、「環境を汚す業界の第二位は、繊維産業」だとのこと。これにはびっくりしました。第一位は自動車産業か何か重工業らしいのですが、軽工業の繊維業は、種々の工程で石油や石油製品を使うのだそう。早い話が、草木で染色するためにわたしはソーダ灰で煮だしたり、石鹸で洗濯したりしますが、工場では当然、合成洗剤など強力な薬品を使うはず。染料はもちろん化学染料。形状記憶の製品にするためにも、いろいろ薬剤を使用するそうです。きけば納得。

   だから、いくらオーガニックで育てたコットン糸が原材料であっても、その工程はまったくオーガニックではない、と彼は強調します。

   タグには、こんなことがかいてあります。

   「ローブスオーガニックコットンは、100%オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られています。(布帛生地やゴム等の付属品は除く)認証を受けた海外産原綿から紡がれた NO WAX系(海外紡績糸、緑綿は日本紡績糸)を使い、日本国内で生地と製品に加工しています。
   生地の特徴:カットソー:Tシャツの生地を編む際のワックスには蜜蠟を使用、生地の洗浄にはドイツSONETT社のオーガニック洗剤を使用。
   ニット:ニットセーターの生地は熟練の職人が一人で機械を使い、一切何も加えずに編んでいます。生地の洗浄もしていません。
   縫製は一人の職人が一枚一枚丁寧にオーガニックコットンの糸を使って縫製しています。染色もしていません。白・茶・緑は綿花の色です。」

   カットソー生地に使われるワックスは、通常、石油系のパラフィンワックスというものだそう。これまで、オーガニックコットンであれば、環境にも体にも優しい、と単純に思っていましたが、工程に問題があるとは!

   さらに、このオーガニックコットンは、「保湿性が高く、紫外線も0%カット」するとあります。夏前に買えてよかった。汚れたら染めようと思っていましたが、生のままの綿の色をなるべく長くめでたい。大事に着よう。
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郡上割り箸のお話会に参加しました。

2016-04-14 11:26:37 | アンティマキ風自然的生活
   一昨日、友人が主催した「郡上割り箸を作っている方から、森の話を聞く会」に参加しました。遠く、郡上八幡からお越しくださったのは、株式会社郡上割り箸の小森胤樹さんです。

     最初に見せられたのは、数枚の森の写真。すがすがしく感じる森の写真もあれば、気味悪くて、不快に思える森の写真も。

    上は心地よい森。適度に間伐した人工林です。下の写真は、間伐がなされなかったため、下草がはえず、表土が流れて根っこがむき出しになった木々です。緑がないので、モノクロ写真のよう。気持ちのよい森ではありません。

   むかし、鞍馬山の僧正が谷でこの光景を見たことがあります。薄気味悪くて、まさに天狗が出そうな森だ!と思ったことを思い出しました。

   小森さんのお話は、びっくりの連続。以下、彼の話をごく一部ですが列挙します。
    
      日本の森林面積は国土の68%を占めている。そのうち4割が人工林。昭和40年代の、国の拡大造林の方針のため、これだけ広がった。当時は山に仕事がなく、苗を植えると1本いくらで日当が出たため、大きな収入になった。

      しかし、このすぐあと、外国の木材が大変安い値段で輸入されるようになり、国産材は競争できなくなった。せっかく植えた苗は間伐されず、どんどん成長。その結果、現在の日本の森の体積は、過去2000年の歴史の中でもっとも多くなった。

      石油や電気、石炭などのエネルギーにとってかわられるまで、薪と炭は、人々の生活になくてはならないものだった。東海道五十三次の絵に描かれている松は、たいていほんの数本。これは実際の風景を省略したのではなく、薪炭用の木の伐採が激しかったという証拠。

       現在、日本では、エネルギー源としての薪炭の需要は減ったが、住宅は、木造家屋の建設がいまでもかなりの割合を占めている。ところが、日本は自国の木材をたった30%しか使っていない。森に木があるのに、使っていない。

       世界の木材自給率の筆頭は、森林伐採が極度に進んでいるマレーシア。そのあとに続くのは、カナダやスウェーデンなどの先進国。自国内の需要にこたえたうえで、十分輸出もできている国々だ。日本は、自国の木を放置したまま、7割もの木材を海外に頼っている。おかしなことだ。自国の森の木々に対しての利用率は、わずか0.53%。

        割り箸を作り始めたのは、間伐材を消費して、森にお金をもどし森を元気にするための資金としたいから。「割り箸は使い捨てだからもったいない、環境に悪い」という考えがあるが、国産割り箸と洗い箸の環境への負荷を計算したところ、ほとんどかわらないことがわかった。外食産業で、人が使った箸を洗うためには、大量の水と熱と洗剤が必要。そのことを勘案して計算してみた結果がこれ。国産割り箸の需要を伸ばせば、間伐のためのお金が生まれ、森が元気になる。

        外国で作られた割り箸は、遠くまで運んでくる過程でかびる心配がある。だから、かび防止剤を大量に使う。それが人体に悪影響を及ぼす。外国産の割り箸は100膳100円ちょっと。郡上の割り箸はその4,5倍。高いと思うのだろうが、一膳はわずか4円か5円。その程度を価格に上乗せしても、安全性と自国の森のことを考慮したら高いものとは言えない。

   小森さんは、林業のかたわら、地元の集落で冒険の森を主宰しています。工夫を凝らしたアスレチックの設備がしつらえられているみたいですが、彼の大きな目的は、子供たちに森に親しんでもらうことと。

   昔は薪や柴の調達のため集落のそばには里山がありました。柴刈りやごかき(落ち葉拾い)は、子供たちの仕事でもあったはず。そこでは、遊びも次々に生まれたことと思います。

   さらに、森に人が入ることで、獣たちにストレスを与えるという利点もあります。昔は、里山があったので、獣は森からなかなか出ることができなかった。でもいまは、里のそばにすぐに森が出現したため、獣は里に出やすくなりました。

    小森さんの話は途切れることなく続き、お話会終了後の質疑応答、その後は、参加者たちの持ちよりご飯を食べながらのお話と、ほぼたっぷり3時間以上、実のあるお話をお聞きできました。 

    もちよりご飯には、主催者の友人が仕込んだ味噌と、その場で削った本枯れ節の鰹節で作ったあたたかい味噌汁が提供。どれもおいしく、たのしいひと時となりました。

    ちなみに私が持参したのは、おからと甘酒のケイクサレと、甘酒ケーキ。どちらも卵、乳製品不使用なのですが、いまいち満足できない仕上がりになり、ちょっと残念。さらに改良し、講習会メニューにしたいと思っています。

さて、この郡上割り箸、来週日曜日24日に開催されるあすけ夢里まつりから、アンティマキの出店するイベントにて、わたしのブースのなかで販売します。ひと束100膳が450円。ほぼ実費でおわけいたします。予約注文も承りますので、注文なさりたい方はアンティマキの問い合わせからメイルをください。         
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さばいでぃ農園の和はっかオイル

2016-03-14 11:15:30 | アンティマキ風自然的生活
   昨秋、ヘルシーメイト岡崎店のセール時出店のおり、お店の方から和はっかの精油を紹介されました。無農薬で作られた日本産の和ハッカ油、とても貴重な精油のようです。

   ふたを開けると、はっか特有の香りが。でも、なんとなくやわらかくて、甘さもふくまれている香りです。西洋はっかの精油の香りを覚えていないのですが、たぶん、こちらのほうが優しい気がします。

    荒れ放題の私宅の庭。ミントだけは旺盛な生育ぶりを見せています。アップルミント、ペパーミント、スペアミント。いずれも西洋種のミントですが、たまに、雑草の中に、これらのミントそっくりの草を見つけることがあります。葉は小さめですが、花もよく似ています。調べてはいないのですが、香りもうっすらあるので、たぶん日本在来種のはっかなのではないかと思います。

   この優しい香りのミントの精油、最近、こんな使い方をはじめました。ガラス瓶に大きめの岩塩を入れ、その中に数滴たらす、それだけです。玄関先に置きました。ちらっと立ち読みしたミントの本で見た使い方です。塩がどんな効果をもたらすのか読みそびれましたが、なんとなく気持ちがいい。特に来客の予定があるときは、いつもより多めに精油を垂らしています。

   ほかに、友人が作ってくれたEM入りのキッチンソープに垂らしたり、重曹、石鹸水、酢で作った洗剤に垂らしたりしています。試しそびれていますが、ミント水のうがいもいいのだとか。最近インフルエンザにかかった知人は、プロポリスと、このミントのうがい薬でかなり緩和されたと話していました。それから、お風呂に数滴入れただけで、かなり体を冷やすことができるそう。暑い夏には心地よさそうです。

   さてこのミント、北海道のざばいでぃ農園で作られています。こちらのサイトを見るまで、わたしは昔日本がはっかの産地として世界的に有名だったということを知りませんでした。ミントは西洋のものと思い込んでいたのです。いわれてみれば、子どものころから、ハッカ飴やハッカ糖といった、西洋菓子ともいえないようなお菓子が結構身近にありました。

   いまでは、和はっかといっても、外国で作られた和種のはっかを混ぜた精油がほとんどなのだそう。もともとの日本産のはっかを、日本で、しかも無農薬で栽培しているというのはかなり珍しいことのようです。

   以下、HPから引用します。

「北海道滝上産オーガニック栽培「和はっか」について

 全国唯一のハッカ生産地である滝上町で栽培しているハッカから抽出した100%天然ハッカオイルをそのまま使ったアロマオイルです。脱脳精製をしていない為、主成分であるメントール(ハッカ脳)の含有量(約73%)が高く、低温保存や時間の経過と共に結晶化しやすい性質ですが、人体への悪影響はありませ ん。 品種は和ハッカ種の「ほくと」です。
 生産にあたっては化学肥料を使わず、鶏糞などの天然肥料を使った無農薬、無化成(オーガニック)栽培を行っています。そのため甘く野性味のある爽やかな香りがするのが特徴です。
  そして薄荷脳を抽出することを主とした生産から、和はっかの香りを主とした生産に努力していこうと思っています。
 また前述のように、日本唯一の無農薬、無化成(オーガニック)栽培としてそして和ハッカ産地としてナンバーワンの滝上町の特性を前面に打ち出し、世界でも類のない和ハッカを是非皆さんに知っていただきたいと思います 」


    いまこうして、パソコンに打ち込みながら、すぐそばにこの製油を置いて、ときどきふたを開けてはにおいをかいで息を吸い込んでいます。するとふたを閉めた後も、しばらく鼻先に香りが残っていて、なんとなくリラックスできるように思えます。古いエタノールがたくさん残っているので、今度、スプレー容器に移し替えてミントスプレーを作ろうと思っています。
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